比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もう疲れたよ……

 

 

八幡side

 

 

天皇賞・秋を勝利してから2日が経ったのだが、俺達の周囲はかなり騒々しくなった。実況でも聞いていたが、シンザン以来のGⅠ5勝に史上初の天皇賞春秋連覇、とどめにレースをレコードで勝っちまったから、昨日俺が学園に出勤してトレーナー室に入った時には書類が山のように積んであった。どれもこれもテレビや取材、ラジオのオファーだった。ルドルフの無敗の3冠で全部持って行かれたと思ったら、今度はシービーが天皇賞で取り返しやがった……

 

そして今、俺はシービーの興味持ちそうな依頼を仕分け中だ。

 

 

八幡「……はぁ~終わんねぇ……あり過ぎだろ。昨日もやったのに増えてるから溜まったもんじゃねぇよホント……」

 

 

そう、昨日来ていた分の仕分けは終わっていたのだが、今日来た時にもまた積み重なった書類が現れていた。だから今も仕分け中だ。

 

 

ルドルフT「頑張ってるな~。」

 

八幡「そういうルドルフTも先週まで書類の山と格闘してたじゃないですか。」

 

ルドルフT「あぁ、あれはホントに凄かった……もう2度と味わいたくないな。」

 

八幡「まだまだやると思いますよ、ルドルフなら。」

 

ルドルフT「だよなぁ……」

 

 

ルドルフTもルドルフが無敗の3冠を獲った時の書類の量はとんでもなかったしな。それこそ今や去年の俺よりも多いと思う。

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

シービー「八幡~入るよ~。」

 

八幡「出来れば返事を待ってから入ってほしいところだが、まぁいい。今は時間が惜しいし、とりあえずその書類全部に目を通してくれ。」

 

シービー「……多くない?」

 

八幡「お前への依頼なんだから当然だ。その中から好きなのを最低3つは選んでくれ、選ばないのは無しだからな。」

 

シービー「あららぁ~逃げ道塞がれちゃった~。」

 

八幡「その為に今日のトレーニングは少しだけにしたんだから文句言うな。」

 

 

それからシービーはオファーの書類とにらめっこしながら唸ったりしていた。けどそれなんてまだ良い方だぞ?ホントはもっとあるんだから。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

シービー「八幡、これなら受けても大丈夫だよ。」

 

八幡「どれどれ………はぁ、自分で選定しておいて言うのもアレだが、この依頼全部俺の同伴が必要なヤツだよね?」

 

シービー「うん、そう♪」

 

八幡「お前の自由とやらは何処行ったんだよ?んで、順番を付けるなら?どれが1位?」

 

シービー「最初のオファーから順に低くなっていくから、今見てるのが1番目ね。」

 

 

……まさかのテレビ出演かよ。多分俺も隣に居るからだろうな~コイツの考えている事が手に取るように分かるぞ。

 

一応シービーが選んだのは5枚だったんだが、どれもトレーナーの付き添いが必要な依頼だった。

 

 

八幡「お前、幼稚園児か?どうして俺が居るのばっか選んだ?」

 

シービー「だってその方が良いも~ん♪」

 

八幡「全部嫌って言われないだけマシか……とりあえず了解した。日程とかの打ち合わせは俺がするから決まったら教えるでいいか?」

 

シービー「うん、いいよ。よろしくねっ!」

 

八幡「よし、此処での作業はこれでひと段落だな。じゃあ着替えてコース場に集合。今日はそんなにキツい事はしないから、軽く汗をかく程度にやるからな。」

 

シービー「じゃあ八幡も「しないから早よ着替えてコース場。」ちぇ~!」

 

 

それから俺もコース場に行って、シービーが来たと同時にトレーニングを開始した。1時間程度のトレーニングをしてから今日は終了した。

 

 

ーーー数時間後・校庭ーーー

 

 

八幡「はぁ~……やっと終わった。さて、俺も寮に帰って飯の準備するか。」

 

ジェンティル「あら、お疲れのようね?」

 

八幡「?ジェンティルか……」

 

ジェンティル「乙女を前にしてその反応はどうかと思いますわ。」

 

八幡「疲れてるんだから仕方ないだろ、それより何か用事?」

 

ジェンティル「いいえ、偶々ですわ。」

 

八幡「そうかよ。じゃあ俺も行くから。」

 

ジェンティル「えぇ、よろしくてよ。」

 

 

はぁ……今日の晩飯、どうすっかなぁ~。

 

 

ジェンティル「あら、こんばんはオルフェさん。今夜も心地良い夜風ですわね?」

 

オルフェ「………ジェンティル。」

 

ジェンティル「挨拶くらいしてくれてもいいのではなくて?」

 

オルフェ「下らん、そのような事などする必要は無い。」

 

ジェンティル「あら、つれませんのね。」

 

オルフェ「……おい、そこの。」

 

八幡「……ひょっとしなくても俺の事か?」

 

オルフェ「貴様に問う……貴様の目から見て余はどう映る?」

 

 

………何、その超抽象的な質問?俺、今頭使いたくないんだけど。答えないとダメ?

 

 

八幡「……一言でもいい?」

 

オルフェ「………良かろう。」

 

八幡「暴君。」

 

オルフェ「………」

 

ジェンティル「っ!ぷっ、ふふふっ!」

 

オルフェ「………」ギロッ!

 

ジェンティル「んんっ、失礼しましたわ。」

 

オルフェ「……であれば、ジェンティルはどのように映る?」

 

 

えぇ~もういいでしょ?何でコイツまで?

 

 

八幡「ゴr……貴婦人。」

 

 

ガシッ!!

 

 

ジェンティル「最初に何を言いかけたのか、当然説明してくださるのよね?」ギリギリ…

 

八幡「何?俺何か間違ってたの?だって鉄球を手で握り潰すウマ娘をお前以外に俺は知らねぇし。後、骨が悲鳴上げそうになってるから放してくんない?」

 

オルフェ「……ジェンティルよ、貴様はやはりそう見えるのだろうな。」

 

ジェンティル「あら、情け容赦の欠片も無い独裁主義の暴君には言われたくありませんわね。」

 

オルフェ「ほう……どうやら貴様の貴婦人は鬼の婦人だったようだな。」

 

ジェンティル「………」ゴゴゴゴゴ…

 

オルフェ「………」ゴゴゴゴゴ…

 

 

………俺、もう帰っていい?誰かこの2人引き取って?

 

 

 




その後、姉(ジャーニー)とルームメイト(ブエナ)によって引き取られましたとさww
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