比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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世界への挑戦

 

 

ーーーーーー

 

 

実況『今年も東京レース場の芝2400mに世界の一流ウマ娘が集結しました!海外のトップウマ娘を相手にここは是非とも、日本のウマ娘の力を示したいところです!そしてなんといっても今年の日本は3冠ウマ娘が2人同時に参戦!1番人気ミスターシービー、4番人気シンボリルドルフ、この2人が日本を率いて世界に挑みますっ!!』

 

 

シービー「世界とかそういうのはどうでもいいんだけどね〜。あたしは自由に走る、ただそれだけだし〜。」

 

ルドルフ「世間体ではそうも言ってられないのさ。それに、漸く君達と戦えるよ。エースにシービー、この日を心待ちにしていたよ。」

 

エース「へへっ、あたし達も待ってたぜ!お前と戦う時ってのをよっ!」

 

ルドルフ「しかもそれがこれだけの大舞台だ、心躍るよ。こういう舞台でなければお互いに本気で競えないだろうからね。」

 

シービー「まるで分かってたみたいな言い方するね?でもルドルフの言う事はちょっと分かるかも。本気で走るにはこういう場所じゃないとね。」

 

エース「おうっ!確かにこういうでっけぇ舞台じゃねぇと燃えねぇよなぁ!!」

 

 

11/25の日曜日、時刻は午後15時半を回った。現在はパドックにてウマ娘の紹介を行なっていたところだ。既に全員の紹介が終わって周回を行なっている。周りの10人は世界各国から来た実績持ちの強者達、しかし今年の日本も負けてはいない。

 

 

「今年こそはやってくれるんじゃねぇか?」

 

「あぁ、だってミスターシービーにシンボリルドルフが居るんだぜっ!シンボリルドルフは無敗の3冠、ミスターシービーはGⅠを5勝もしてるんだぜ!カツラギエースも春でGⅠを2回勝ってるし、去年よりも可能性は充分高いって!」

 

「早くレース始まらないかなぁ〜!」

 

 

ルドルフ「どうやら周りもレースを待ち遠しく感じているみたいだ。熱気だけでも伝わる……このレース、手中に収めてみせよう。」

 

エース「勝ちたい気持ちは同じだけどよ、あたしだってただで負けてやるつもりは毛頭ねぇし、何なら勝ちに行くぜ?相手が【皇帝】だろうが【ターフの演出家】だろうが関係ねぇ!!今日はあたしが掻っ攫ってやるっ!!」

 

シービー「あはは、本当に熱くさせてくれるよ。そんなつもり全く無かったのにさ……あたしも、今日は勝つよ。」

 

 

 

パドックでのお披露目も終わったところで、各ウマ娘は最後の打ち合わせの為に地下バ道へと進み控え室へと戻った。

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

八幡「……なんかイレ込んでないか?」

 

シービー「あはは、ちょっと熱に当てられちゃってさ。けど、今なら最高の走りが出来そうって思うんだよね。八幡、作戦はやっぱりいつものでいいのかな?」

 

八幡「そうだな……まぁお前にはそれ以外にやりたい走りは無いと思うし、その方がお前も良いだろうしな。やり方を変えるつもりは無い。全員ぶち抜いてこい。」

 

シービー「そう来なくっちゃ。じゃあ八幡、今日もウィナーズサークルで待っててよ。きっとあたしが1番で帰ってくるからさ。」

 

八幡「期待してる。」

 

シービー「あぁそれとさ、八幡の先生さん来てたね。会った?」

 

八幡「会った会った。っていうか向こうから来たくらいだしな。先生はジャパンCには必ず来るみたいでな。プロフェッサーも来たかったみたいだが、どうやら仕事が片付かなかったみたいでな。飛行機も取れなかったらしい。」

 

シービー「プロフェッサー……あぁ、ミスマンノウォーの事ね。それはお気の毒だね〜。」

 

八幡「アドミラルさんも手伝っていたみたいだが、どうやらBC関連の後片付けが残っていたらしくてな。いい加減自分の後釜を誰かに譲ってやればいいのに……」

 

 

控え室で色々と話しながら時間を潰している2人。シービーの性格上、極度の緊張は全くしない。故に八幡もいつも通りの会話をしていた。

 

 

シービー「あっ、もう時間だ。じゃあ八幡、行ってくるね。ちゃんと見ててよね〜♪」

 

八幡「あぁ、そのつもりだ。」

 

 

ーーー観覧席ーーー

 

 

八幡「戻りました。すみません、お1人にさせてしまって。」

 

タリアト「気にするな。それにしても師の泣き言にも参ったものだ、BCの後始末が終わらなかったのは自身の責任だろうに。」

 

八幡「格式高いBCデーなんですから仕方ないですよ。日本ではまだ出走出来るようなレベルではありませんが、いつかはアメリカの地に行く日が来るでしょう。」

 

タリアト「もしかしたらお前の育てたウマ娘が行くかもしれないぞ?先の事は誰にも分からないのだからな。それに、芝のレースもあるのだから実力試しの場にはもってこいだと思うぞ。」

 

八幡「そうですね……もし日本で物足りなさそうな感じだったら、アメリカに行くのも視野に入れる事にします。」

 

タリアト「あぁ、それが良いだろう。それにだ、お前の場合は泊まる場所には困らないのだから、積極的に行くと良いだろう。」

 

八幡「それ、絶対にプロフェッサーの事を言ってますよね?」

 

タリアト「八幡に会いたいとうるさいのだ、時にはお前から行ってやれ。」

 

八幡「そんな暇があればですけどね。」

 

 

 




頑張れ、日本のウマ娘達っ!!
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