比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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食にうるさい奴等

 

 

八幡side

 

 

………え~っと、有マ記念に出走を決めてからはトレーニングを一新した。シービーには3コーナーよりも前からスパートをかけても直線で失速しないくらいのスタミナと粘り強さが身に付いている事が、この前の天皇賞とジャパンCで分かった。だから今度はエースを捉える事が出来るように早仕掛けのトレーニングをしている。それに先着したとはいえルドルフに勝ったわけじゃないから、向こうもマジで勝ちに来るだろう……ジャパンCでは競り合い気味だったからなぁ。

 

んでだ、俺は東条さんとマルゼンに頼んで併走トレーニングをしている。トゥインクルシリーズを引退してDTに移籍したとはいえ、マルゼンの走りは全く衰えていなかった。シービーが追走しても、今のところ勝率は4割ってところだから完全に早仕掛けをマスターしていないって事になる。けどまだ時間はある、少しずつでも形にしていけるようにはしているつもりだ。

 

 

スぺ「トレーナーさん、どうかお願いしますっ!!」

 

 

………くそ、何でこんな時に限って君というウマ娘は邪魔しに来るんだ?

 

 

八幡「はぁ……何?」

 

スぺ「ですから、私達にも料理を作ってください!!」

 

オグリ「トレーナー、私からも頼む。このままではダメなんだ。」

 

八幡「知らんそんな事、自分の胃袋と相談しろ。」

 

スぺ「じゃあ何でライスシャワーさんには料理を作って私達には作ってくれないんですかっ!?」

 

八幡「何でって……そんなのライスが俺の妹だからに決まってんだろ。妹が困ってたら助けるのが兄だろ?それに、ライスはお前達と違って食べ放題でも節度ある量を食べてたぞ?アホみたいな量を食うお前達と違って。」

 

スぺ「しょうがないじゃないですか、美味しいんですからっ!」

 

八幡「ならもっと味わって食べろ。お前達の食事を見る時あるが、もっとよく噛め。ちょっと噛んで飲んではまた食っての繰り返しだからあまり良くないんだぞ。」

 

オグリ「トレーナー、聞いてくれ。」

 

八幡「何だよ急に……」

 

オグリ「私は故郷の笠松でも同じ食生活を続けていたんだが、何とも無かったぞ。」

 

八幡「それはお前がまだ若いからだ。俺くらいの年齢になってみろ、一気にガタが来るからな?」

 

スぺ「と、とにかくっ!私達は「作らないからな。」トレーナーさんのってまだ言い切ってません!!」

 

八幡「あのね?俺が自分から進んで料理をする時は自分や担当の飯を作る時、料理をする予定がある時、ライスがお腹を空かせて俺に頼んできた時、この3つくらいなんだよ。それ以外で頼まれたとしても気が乗らない限りは動く事はしねぇの。お前達だって満腹の時に料理渡されても食う気にはならないだろ?」

 

オグリ「いいや、渡されれば全て食べる。」

 

スぺ「お残しはダメですからっ!」

 

 

コイツ等に料理の例えで話しても通じないか……

 

 

八幡「まぁいいや。とにかく俺がお前達に作る可能性は0なの。諦めて大人しく学食の料理で我慢しろ。それとも俺が調理スタッフの皆さんと話して週2の食べ放題無しにしてやろうか?」

 

オグリ「っ!?トレーナー、それは横暴だ!」

 

八幡「なら俺なんかに無駄口叩いてないで口に入れて腹に溜めろ。どの道、答えは変わらないんだから。」

 

オ・ス「っ!!」ダッ!!

 

 

やれやれ、やっと行ったか……それにしても何であんなに食えるのかね?俺には全く分からん。あぁ、ライスはたくさん食べても大丈夫だ。だって高等部なのにあんなに小柄なんだから。

 

でもすいません調理スタッフの皆さん、2人がそっちに行きました。

 

 

シービー「いやぁ~凄い必死だね、彼女達。あそこまでなるものなのかな?」

 

八幡「知らんし知りたくもない。もしあの2人の担当になってみろ、瞬く間に財布から諭吉と栄一が飛んでくぞ。」

 

シービー「八幡は担当にしたい?」

 

八幡「才能面でいうなら申し分無いとは思う、けど財政面ではすぐに破綻するだろうな。絶対何ヶ月か1度はもやし生活すると思うぞ。」

 

シービー「嫌な未来だね……」

 

八幡「トレーナー寮も基本的には自炊だからな、隣の芝が青いって思うかもしれないぞ。」

 

 

俺も今は潤ってるけど、そんな未来にならないようにマジで気を付けよう……

 

 

八幡「そうだシービー、デザート食う?今日はシフォンケーキ作ったんだが。」

 

シービー「味は?」

 

八幡「普通のプレーン。生クリームといちごもあるからケーキにも出来るぞ。」

 

シービー「じゃあ食べる~♪」

 

八幡「あいよ、じゃあ少し待ってろ。」

 

 

俺はケーキと生クリーム、いちごを取りに厨房まで行って帰って来たのだが、招かれざるお客が2名居た。

 

 

八幡「……何か用?」

 

マックイーン「先程、ケーキという言葉が聞こえましたのでっ!」

 

フラッシュ「その、味がとても気になりましたので……ご迷惑だったでしょうか?」

 

八幡「………まぁ、お前等ならいいか。」

 

マックイーン「?何の事ですの?」

 

八幡「いいや、気にしないでくれ。こっちの事だから。切り分けてあるから自由に取って好きに食べてくれ。ほい、生クリームといちご。」

 

マックイーン「とっても美味しそうですわっ!」

 

フラッシュ「そうですね、味わって食べましょう。」

 

 

アイツ等もこういうところを見習ってくれたらなぁ~……いや、フラッシュだけか。マックイーンを見習ったらスイーツバカにもなって更に大変になっちまう。

 

 

 




食べ物の話ばかりになってしまっている………何とかせねば。
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