比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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初日の夕飯

 

 

八幡side

 

 

シービー「さぁ八幡、遠慮せず入って入って〜♪」

 

八幡「お前……嬉しそうだな?」

 

シービー「うんっ♪」

 

 

駿川さんからの突然のカミングアウトでトレーナー寮を一時的に出る事を余儀無くされた俺は、シービーの提案でシービーの家にお世話になる事になった。本当ならホテルに行くべきだったんだろうが、学園側としても少しでも支出を抑えたいと思ったからこうしたってわけだ。

 

 

シービー「あっ、荷物とか適当に置いて大丈夫だから。そうそう、八幡は何処で寝たい?床かハンモックかロフト、何処が良い?」

 

八幡「俺は空いている場所なら何処でも。お前は何処で寝たんだ?」

 

シービー「あたし?あたしはハンモックが多いかな。ああ見えて意外と寝やすいんだよ。次に床でロフトが1番少ないかな。」

 

八幡「なら俺はロフトにする。荷物上に持って行ってもいいか?」

 

シービー「いいよ。あっ、お布団とかってどうなってたっけ?敷いたままだったかな?」

 

八幡「ちゃんと畳んであるから大丈夫だぞ。」

 

シービー「ねぇ八幡、今日は上で寝てもいい?」

 

八幡「何で?ダメだけど?」

 

シービー「だってさ〜何気に八幡とこうやってお泊まりするのって初めてじゃん?なんかワクワクするんだよねっ♪深夜トークとかやっちゃう?」

 

八幡「やらないから。っていうかハンモックで寝るんじゃないのかよ?」

 

シービー「それなりに広さあるから大丈夫だよ!別に一緒の布団で寝るって言ってるわけじゃないんだからいいじゃん♪お布団は別で用意するからさっ!ね?」

 

八幡「……まぁ俺はお世話になる身だし、ちょっとのわがままは聞くか。」

 

シービー「いやったぁ〜!!」

 

 

今日のコイツは本当に上機嫌だな……俺が泊まるって話になってからは耳は上向きだし尻尾はブンブンだし鼻歌は歌うしで、すんげぇ分かりやすく気分上がってんだよな。

 

 

八幡「シービー、冷蔵庫の中って何かあるか?無かったらスーパーに行ってくる。」

 

シービー「食材ならちょうど昨日で無くなっちゃったから買いに行こうよ。あたしも買いに行こうと思ってたからさ。もしかして八幡が作ってくれるの?」

 

八幡「お前に任せたらどんな奇天烈な料理を作らされるかわからんからな。この家に世話になってる間は俺が作る。それでもいいか?」

 

シービー「寧ろいいの?」

 

八幡「じゃあ俺が毎食お前の作った料理を評価してやろうか?」

 

シービー「あぁ~うん、酷評されるの確定したから八幡が作って。」

 

八幡「いっそ清々しいな、そこまでハッキリ言われると。けど分かった、とりあえず食材買いに行くぞ。」

 

シービー「オッケ~♪」

 

 

俺とシービーは最寄りのスーパーに行って食材を買いに向かった。あのスーパーでは割と人気者らしく、シービーの選んだ商品はそれなりに売れるんだとか。

 

 

シービー「いやぁ〜買った買った!それにしても車があるだけでこんなにも違うんだね〜!たくさん買えちゃった。コレって何日分?」

 

八幡「さぁな、まぁ2人だから数日分くらいだな。俺も買い物する時は1週間分くらいだしな。2人ならこのくらいだって計算で買ったから、もしかしたら足りないかもしれないし、多いかもしれない。」

 

シービー「ふぅ〜!ねぇ、早速料理するの?」

 

八幡「あぁ、その方が早くゆっくり出来るだろ?台所借りるからな。使う食材は台所に出しておくから、それ以外のは冷蔵庫に入れておいてくれないか?」

 

シービー「いいよ、じゃあそれが終わったら待ってるね。居ても邪魔になると思うし。」

 

 

ーーー1時間ーーー

 

 

八幡「シービー、出来たぞ。」

 

シービー「待ってました〜!おぉ〜美味しそうっ♪これってなんて料理?」

 

八幡「海南鶏飯(ハイナンチーファン)。中国や香港、シンガポールなんかの屋台とかで一般的に作られている料理だ。米は鶏から出した脂とスープで作ったから旨味があるぞ。鶏から取ったスープで作った鶏がらスープもあるし、蒸し鶏サラダも作った。」

 

シービー「鶏づくしだっ!ねねっ、写真撮っていい?なんか撮りたくなっちゃった。」

 

八幡「好きにしろ。」

 

 

作った俺がいうのもアレだが、本当に鶏ばかりだな。まぁ味見はしたし問題無いと思う。明日の料理はそれなりの料理にしておこう。

 

 

シービー「んうぅ〜良い匂い〜♪ねぇ、早く食べようよっ!なんだか待ちきれないよっ!」

 

八幡「はいはい。」

 

 

2人でいただきますをしてからシービーが一口食べた瞬間、目を輝かせた瞬間、『美味しいっ!!』と言ってすぐに食べるスピードを上げた。こんな風に食べるシービーは夏合宿以来な気がする。

 

 

八幡「美味そうに食べるな?」

 

シービー「だって美味しいもんっ♪お代わりってある?美味しいからもっと食べたくなっちゃった。」

 

八幡「1人分ならあるから食べていいぞ。スープもまだあるからな。」

 

シービー「わぁ〜い♪」

 

 

シービーには満足のいく晩飯になれたみたいだな。そうだ、明日の料理の仕込みを少しやっておくか。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

シービー「はあぁ〜ご馳走様〜!満足〜!」

 

八幡「食ってすぐ横になったら太るぞ?でもお前の場合いつもやってそうだな。」

 

シービー「食べ終わったら横になってるのが多いかな〜。ついやっちゃうんだよね〜。」

 

八幡「まぁ家でくらいなら自由にしてもらっていいか、もう暫く台所借りるぞ。」

 

シービー「ご自由に〜。」

 

 

 




なんか……普通に生活しちゃってますね。
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