比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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同期達との会話

 

 

八幡side

 

 

シービーと共に暮らすようになってから1週間と少しが立った。有マ記念まで残り数日まで迫ってきたのだが、トレーナー寮の修復はまだ完了していないみたいで、まだ連絡は無い。本当に年内までに間に合うのか少し心配だ……年越しまでもう1週間くらいしか時間が無いが、大丈夫だろうか?

 

打って変わってシービーのトレーニングは順調で、有マ記念に向けての調整は上手くいっている。トレーニングでやっていた捲りの部分も大分良くなったから、俺としても本番が楽しみだ。

 

 

八幡「………」

 

 

暮れのグランプリは誰の手にっ!?

 

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今週のレースは中山レース場にて有マ記念が開催される。今年のグランプリの注目は3人!まず1人目は今年の3冠ウマ娘【皇帝】シンボリルドルフ。前走のジャパンCでは4着と掲示板止まりだった事もあり不完全燃焼。有マ記念では実力を出したいところだろう。2人目に昨年の3冠ウマ娘【ターフの演出家】ミスターシービー。前々走の天皇賞・秋ではレコード勝利を収め、ジャパンCでもメンバー中最速の上がりで2着。実力はシンボリルドルフと同等以上といったところ。最後の3人目は日本を沸かせた【反逆のエース】カツラギエース。春の中距離路線のGⅠ2勝に加えて、先月のジャパンCでは世界を相手に日本の底力を見せ、見事逃げ切り勝利。中山レース場での実績が無いのが懸念材料だが、そこは地力で補えるだろう。

 

 

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八幡「賑わってるなぁ~……人の気も知らないで。こっちは調整で大変だってのに……まぁこの人達は記事を作るのに大変なんだろうけど。」

 

葵「凄いですよね~聞きました?レース場の指定席が1ヵ月前からネット予約を受け付けてたみたいなんですけど、1日でそれも数十分で予約が終了しちゃったみたいですよ。」

 

同期2「マジでかっ!?まぁ3冠ウマ娘同士の対決なんてそう見られるもんじゃないしな。それにジャパンCを考えれば当然かもな。」

 

葵「入場者数、とんでもない数でしたからね。ちょっとでも抑えないと人が多過ぎてどうしようもなくなってしまうんでしょう……」

 

八幡「この時期で深夜から野宿は流石にキツいだろうしな……それに開館前レース場前の人の数なんて想像したくもないしな。」

 

葵「有マ記念、どうなるんでしょうか?」

 

八幡「じゃあ試しにレース場前を覗きに行ってみたらどうだ?そしてお前も開館ダッシュ。」

 

葵「やりませんよ!」

 

同期2「俺もトレーナーなる前とかはレース観に行ったりとかしたけどよ、流石に朝一とかはした事無いなぁ。桐生院ちゃんと比企谷は?」

 

葵「私も何度かはありますが、トレーナー指定の席でしたので。比企谷君のいう開館ダッシュも見た事はありません。」

 

八幡「俺は千葉だったから観に行く事は無かったな。」

 

同期2「ホントか?千葉なら船橋レース場があるだろ、そこには行かなかったのか?」

 

八幡「学生時代の俺はレースに興味無かったんだよ。」

 

同期2「ホントか?それなのに何でそんなにトレーナーとしての知識がすげぇんだよ?反則レベルで知識あり過ぎるだろ。」

 

八幡「そこは俺の先生の教えの賜物だろ、俺が凄いんじゃなくて先生が凄いんだよ。」

 

 

しかし、大学で先生に声をかけられなかったらどうしてたんだろうな?普通の一般企業で普通に働いてたのかねぇ?たら・ればの話はするもんじゃないが、俺がトレーナーになってない場合の世界線って少し気になるなぁ~。

 

 

葵「あの、比企谷君の先生ってやっぱり教えてはもらえないんですか?」

 

八幡「先生にそう言われてるからな、俺からバラすような事は絶対に無い。だからって色々詮索しようとするなよ?先生過去にそれでキレた事があるみたいだから。」

 

同期2「因みにだけどよ、そのキレた後って?」

 

八幡「簡単にしか教えてもらってないが、その会社から抹殺したって言ってたな。所謂クビってヤツだと思うけど。」

 

葵・同「………」

 

 

まぁ、そんな反応になるよな。でも安心してほしいのが、それは日本での話じゃなくてアメリカの話だ。今の時点で日本で先生の名前は広まってないから大丈夫だ。

 

 

八幡「だから変に首突っ込んだりするなよ?」

 

葵「分かりました………じゃ、じゃあ比企谷君はその先生さんと出会うまでは本当にレースにもトレーナーにも興味が無かったんですね?」

 

八幡「あぁ、トレーナーのトの字も無かったな。なろうなんて考えてもなかったな。だから今さっき思ってたが、俺がトレーナーじゃない場合の世界線ってどうなってたんだろうなって。」

 

同期2「トレーナーじゃない比企谷かぁ……どんな仕事してんだろうな~全然想像つかないぜ。」

 

葵「確かに……あっ、でも教師になってそうなイメージはありますね!比企谷君って教えるのが得意そうですしっ!」

 

 

それって教師って事だろ?似合わなくね?

 

 

 

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