比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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●折れない関係

 

 

ーーーーーー

 

 

八幡とミスターシービーがトゥインクルシリーズで駆け抜けてから数年が経過した。既にミスターシービーは学園を卒業して、トゥインクルシリーズでは新しい世代のウマ娘達が駆け抜けており、八幡は今もトレーナーとして新たな担当と共に日々研鑽を重ねていた。

 

 

八幡「よし、今日のトレーニングも終わりだ。今日はかなりキツめにやったから寮に戻ってからのストレッチは忘れるなよ。明日動けなくなっても、軽いケアくらいしかしてやらないからな。」

 

「ケアしてくれるだけトレーナーさんは充分過ぎるくらい優しいですよ。」

 

「そうよね〜!それに次のレースが大舞台なのにトレーナー君がほったらかしにするわけ無いじゃない。」

 

八幡「調子の良い奴等だな……だが自分でも出来る事はしておけよ?お前の言う通り、お前達の次のレースは2人共オークスなんだから。今日のトレーニングのせいで両方18着なんて夢でも見たくねぇんだから。」

 

「大丈夫よ〜!」

 

「はい、心配ありません。しっかり整えますから。」

 

八幡「……うん、クロは信じられるがラヴが少し心配だから寮でしっかり見ててくれ。」

 

クロ「任せてください、忘れてたら一緒にストレッチするようにしますので。」

 

八幡「ん、頼む。じゃあラヴの監視頼むわ。」

 

ラヴ「ちょっと〜トレーナー君!少しは私の事も信じてくださいよ〜!」

 

八幡「そう思うのならもっと自分を大切にしような?そのせいで桜花賞間に合わなくなってんだから。」

 

ラヴ「はぁ〜い。」

 

八幡「ったく……お前のそういう適当なところ、俺の最初の担当そっくりだ。それでいて実力はあるから文句も言えなかったわ。」

 

クロ「それってミスターシービーさんの事ですよね?トゥインクルシリーズ最後に走った有マ記念はとても印象的でしたから覚えてますっ!」

 

八幡「何だ、知ってたのか?」

 

ラヴ「いやいやトレーナーさん、この学園では有名な話ですよ?数十年ぶりに現れた3冠ウマ娘、あの【皇帝】に唯一土をつけたの日本ウマ娘って!【ターフの演出家】って呼ばれてますよね。」

 

 

※本当はもう1人居ますけど、今作ではシービーだけという事でっ!

 

 

八幡「あぁ〜そんな呼ばれ方もされてたな。」

 

 

ーーートレーニング後・商店街ーーー

 

 

八幡「………」スタスタ

 

「こんばんはトレーナーさん!」

 

八幡「どうも、こんばんは……」

 

「今日も通りかかっていつもの所に入って行ったよ。トレーナーさんの事を口遊みながらね。」

 

八幡「アイツはまた………はぁ、すみませんね。」

 

「いいんだよもう慣れっこだからね!元担当なのに大変だね〜トレセン学園から卒業した今でもあの子の面倒見てるんだからさ。」

 

八幡「ホントですよ、新しい仲間と一緒に過ごせば良いのにどうして俺と居たがるんだか。」

 

「トレーナーさんの事が好きなんだよっ!そうじゃなかったらこんな風にトレーナーさんを頼らないしねっ!そんな子でもないしっ!」

 

八幡「………えぇ、確かに。」

 

 

ーーーとあるお店ーーー

 

 

「いらっしゃいませ……あぁ、どうも。」

 

八幡「どうも……いつもの所ですよね?」

 

「うん、そこに居るよ。」

 

八幡「ありがとうございます。とりあえず烏龍茶をお願いします。」

 

「じゃ、後で持って行くからね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「……よぉ。」

 

シービー「あっ、やっほ〜八幡っ♪待ってたよ〜。」

 

八幡「お前さぁ……大学に友人は?ソイツ等とどっか行ったりとかしねぇの?」

 

シービー「いやぁ〜その時はその気持ちでもさ、八幡が出てきちゃうからその気も失せちゃうんだよね〜。だから今日もこのお店〜。」

 

八幡「同級生との付き合いも大事にしろ、俺との付き合いなんて偶にでいいんだよ。」

 

シービー「ヤダッ!あたしにとって八幡の付き合いは大事なんだもんっ!大学の同級生よりもっ!!」

 

八幡「お前、それエースやルドルフの前で言うなよ。どうなっても知らねぇからな?」

 

シービー「いいよその2人なら。あたしの事知ってる2人だもん。それよりも八幡、聞いてよ!大学であたしさっ!」

 

 

八幡とミスターシービーの関係は今でも続いており、こうして商店街のお店の1部屋を貸し切って世間話をするくらいになっている。ミスターシービーは今年の春から大学生になり、新しい学校生活と新生活を楽しんでいる。

 

……のだが、彼女にとって八幡という存在は欠かせない存在となっていた。

 

 

シービー「やっぱりあたしって本当に興味のある事しかやりたくないんだなぁ〜って思ったんだよね。勉強になるよ〜ホントに。」

 

八幡「たかだか入学してまだ1ヶ月ちょいだろ、何を学んだ気になってんだよ。最低でもそういうのは1年経ってから言え。」

 

シービー「だって意味の無い講義受けても退屈なだけなんだもん〜それだったらこうやって八幡と話してた方が何億倍も有意義だと思うんだよね。」

 

八幡「そうかいそうかいそりゃ良かったな。俺も楽しいよー。」

 

シービー「超適当じゃ〜ん。あぁ〜……またコースを走りたいなぁ……ターフの上が恋しい。」

 

八幡「休みの日にでも芝のある所に行って走ってろ。数時間もあればお前なら満足するだろ。」

 

シービー「じゃあさ、八幡と今担当しているかも連れて来てよ。色々と教えてあげるからっ!」

 

八幡「謹んで遠慮しておく。お前からは悪影響しか出ないだろうしな。」

 

シービー「何だよそれ〜!」

 

 

………2人の関係はまだまだ続きそうである。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




というわけで、【ミスターシービー編 〜自由と走りを愛する者〜】完結でございます!!合計100話です!!これまでのと比べるとやや少ないですね。

いやぁ〜………次どうしよう?ホントにこればっかり考えてます。アイディアがね、無いんです……そんな時に思うのが閑話なんですけど、次に繋げるのも限界がありますし、そもそも自分の執筆能力で他のウマ娘を書けるかどうかという問題も………

と、とりあえず自虐はここまでにしてっ!

ミスターシービー編を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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