エアグルーヴside
エアグルーヴ「………」
夕食を食べ終えて寮の自室で過ごしているのだが、妙に落ち着かん……いいや、理由は分かっている。八幡とオルフェーヴルとドリームジャーニー先輩の事だ。一体いつからあのように親しげになっていたのだ?特にオルフェーヴルは自分から他人の肌には触らないと言っていたが、八幡には触れていたぞ!?それもあたかもそれが極自然であるかのようにだっ!
ファイン「グルーヴさん、どうしたの?そんなに難しい顔して。」
エアグルーヴ「……いや、何でもない。ただ考え事をしていただけだ。」
ファイン「それってもしかして比企谷さんの事?」
エアグルーヴ「っ……何故分かった?」
ファイン「だってグルーヴさん分かりやすいんだもん~。」
エアグルーヴ「くっ……何たる不覚。」
ファイン「大丈夫だよ~誰にも言わないからっ!それで、何を考えていたの?」
エアグルーヴ「アイツの交友関係の事でちょっとな……最近少し賑やかになってきたと思ってな。」
ファイン「あぁ~比企谷さん面倒見が良いから意外と下級生からも人気があるんだよね~。この前なんて中等部のトレーナー科とレース科の子達が居たんだけど、最後まで相談に乗ってあげてたから。問題は無事に解決してたっぽいよ。」
私が聞きたい内容とは少し違ったが、問題解決に貢献してくれた事には感謝しよう。
ファイン「そうそう、この前外泊届を出した日があったでしょ?あの日に天体観測に行ってたんだって。カレンちゃんとアヤベさんの3人で。」
エアグルーヴ「………何?」
ファイン「色んな星が見れたって言ってたよ~。」
エアグルーヴ「いや、そこはいい。その、3人は同じテントで過ごしたのか?」
ファイン「そこまでは流石に分からないよ。でも可能性としてはあるんじゃないかな?」
エアグルーヴ「……他には何かあるか?」
ファイン「他?うぅ~ん……あっ、そうだ!美浦寮のメジロアルダンさんともスーパーで偶然会ったって言ってたよ。他は思い浮かばないかなぁ~。」
アルダン先輩と?本当に偶然だとは思うが、気になるのはその後の事だ。
ーーー八幡の部屋ーーー
エアグルーヴ「………」
べ、別に疚しい事を聞くわけではないっ!あくまで興味本位だ、どのように過ごしていたのかを聞くだけだ!
コンコンコンッ
八幡『はぁ~い。』
エアグルーヴ「エアグルーヴだ、入らせてもらうぞ。」
八幡「どうした、何か用か?」
エアグルーヴ「あぁ……先程、ファインから聞いたのだが、この前お前が外泊届を出した日があっただろう?その日にアドマイヤベガとカレンチャンの3人で天体観測をしていたらしいな?」
八幡「あぁ、確かにしに行ったけど……それがどうした?」
エアグルーヴ「お前はその辺りの事は徹底しているだろうが、聞かせろ。別々のテントで寝たのだろう?」
八幡「当たり前だろ。テントであっても流石に別々で寝るべきだろ……カレンの奴は3人一緒に寝たがってたみたいだが、俺とアヤベで何とかした。」
エアグルーヴ「そうか、ならばいい。適切な判断だ。」
まぁ、アドマイヤベガが共に居たのであれば問題はそうそう起きないだろう。
八幡「んで、それだけか?」
エアグルーヴ「もう1つある。先日、メジロアルダンさんとあったそうだな?」
八幡「あぁ、学園最寄りのスーパーでな。俺は夜食用の食材調達に行ってただけだけど、向こうはオリジナルドリンクと弁当を作る為だって言ってたぞ。あの人はあまり脚が強くないらしいからその為なんだってよ。」
エアグルーヴ「ふむ、成る程……」
話を聞く限り、特に問題は無さそうだな。やはり今日のアレが特別だったのだろう……疑い過ぎるのも気を付けるとしよう。
エアグルーヴ「……済まn「んで明日、弁当交換……ん、何だ?」何だと?」
八幡「え、いや……何か言いかけた?」
エアグルーヴ「いいや、それよりもお前の方だ。何と言った?弁当が何だと?」
八幡「いや、だから弁当交換って………」
べ、弁当交換だとっ!!?
エアグルーヴ「な、何故そんな話になった!?」
八幡「い、いやだって……一応トレーナー科に属してるからそういうのにも詳しいのかって聞いてきたから、それなりにはって答えたら交換しようって流れになったんだけど……え、俺なんかマズい事した?」
コ、コイツの手料理だとっ!?いや、そもそも料理が出来るのか!?いやそれ以前に弁当の事だっ!まさかそんな事になっていたとは………交換と言っていたが、他に相手は居るのか?それとも2人だけか?だが今の会話の流れで予想するに、八幡とアルダン先輩の2人だけだろう………
八幡「……なぁ、何1人百面相してんの?置いてきぼりにしないでくんない?」
エアグルーヴ「き、貴様は料理出来るのか?」
八幡「日常生活レベルだったらそれなりに作れるわ。俺が普通の食材で
エアグルーヴ「そ、そうか……」
八幡「そんなに気になるんなら食うか?一応さっき夜食用に作ったのがあるけど。」
エアグルーヴ「あるのかっ!?」ズイッ!
八幡「お、おう……何お前腹減ってたの?」
エアグルーヴ「そ、そういうわけではないっ!仮にも先輩に渡す料理だ、不手際があってはならん!」
八幡「あるわけねぇだろそんな事……」
……しかし八幡の作った料理か、初めて食べるな。どれ程のものなのだろうか。
エアグルーヴの狼狽え様が凄いですねww