ライスside
ルプルー「………」
ライス「え、えっと……どうかしましたか?」
ルプルー「……いえ、差し支えなければ教えていただきたいのですが、ライスさん。その料理は全てライスさんが?それとも私達とシェアするご予定のおつもりで?」
ライス「えっと、これはライス1人で食べる為に、ですけど。」
ルプルー「そ、その量をお1人で?流石に無理があるのでは?」
クローネ「ご安心を姉上。ライスさんはこれでもまだ足りないくらいです。そして日本のトレセン学園ではライスさん以上の大食いが2人居ると聞いています。」
ルプルー「こ、これ以上の料理を平らげられるウマ娘がまだ存在するなんて………」
やっぱりヨーロッパの人達は食が細いのかな?フランスでもアイルランドでも3食を朝食くらいの量しか食べてなかったし、イギリスでもそれは同じみたい。
ライス「イギリスの料理ってライス初めて食べるからちょっと楽しみなんだ、見た事の無い料理を頼んでみたいんだけど、どんな料理なのかな?」
クローネ「全部で10品くらいあるので食べながら説明しましょう、冷めない内にいただきましょう。」
ライス「うん、いただきますっ!」
クローネ「いただきます。」
ルプルー「?今のは?」
クローネ「日本で食事をする前に言う言葉です。この世の全ての食材と調理してくださった料理人に敬意を込めて使われる言葉だそうです。」
ルプルー「成る程……いただきます、ですか。日本はやはり伝統のある国ですね。では私も、いただきます。」
ライスはクローネさんから料理の紹介をしてもらいながら色んな料理を食べてるんだけど、どの料理も日本には無いから新鮮っ!それに美味しいから思わず手が伸びちゃうっ♪
ライス「♪~美味しい~!」ニコォ∼
クローネ「……あぁ、やはりこの笑顔、素敵です。何秒何分何時間何日でも見ていられます。」
ルプルー「大食いというのは嘘では無かったのですね……クローネ気付いていますか?周りの皆さんがライスさんの食べる量を見て驚いているのを。」
クローネ「はい、勿論。ですがこうしてライスさんと一緒に食事をしていると日本の料理がまた食べたくなります……」
ライス「っ!そういえば初めて日本に来た時に食べたかき揚げのお店、覚えてる?」
クローネ「ライスさんに関する記憶は全て覚えています、皆さんでお代わりをしましたね。これまで食べてきた料理とは全く違っていて、あんなにも美味しい料理は初めて食べました。」
ルプルー「……かき揚げ、というのはそれ程までに美味なのですか?」
クローネ「私は美味しいという概念を根底から覆されるくらいの衝撃を受けました。」
そ、そんなに衝撃を受けたの?イギリスの料理も充分美味しいのに?
クローネ「また食べに行きたいものです。その時はライスさんも一緒に行きましょうね。」
ライス「うん、そうだね。」
クローネ「………っ!そうでした、忘れていました。ライスさん、少々電話をしますね。」
ライス「ふぇ?うん、いいけど……」
ルプルー「クローネ、手短にしてくださいね?」
prrr…prrr…っ!
カーネギー『やっほ~クローネ~!珍しいね~君から電話だなんて?どうしたの?』
クローネ「お久しぶりですカーネギーさん、クラウさんも来てからにしましょうか。」
カーネギー『?別にいいけど……』
クラウ『おう、久しぶりだな2人共。んでどうしたクローネ、お前から電話なんてよ。』
クローネ「揃いましたね。ではお2人に重大な報告をします。」
カーネギー『?何かあったの?』
クラウ『まぁとりあえず聞こうじゃねぇか。』
クローネ「ではご報告します。実は………」
え、ライスッ!?あわわわ~……と、とりあえず挨拶だよねっ!
ライス「えっと……こ、こんばんは~。」
クローネ「ライスさんが今、イギリスに来てくれています。そして一緒に夕食中です。」ピース
カーネギー『はあああああぁぁぁぁぁっ!!!?』
クラウ『おいおい、マジかよ!?ライス、イギリスに居るってホントか!?』
ライス「う、うん。今日から1週間アスコット学園でお世話になるんだ。」
カーネギー『ズ~ル~い~っ!!クローネだけライスと会って独り占めなんてズル過ぎるよ~!!』
クラウ『これは会いに行かないとな。』
えぇ!?会いにっ!?フランスとアイルランドから此処までっ!?ライスに会う為だけにっ!?
クローネ「どうですか、羨ましいですか?悔しいですか?」ドヤッ
カーネギー『うわぁぁぁムカつくぅ~!!!目の前にライスが居るのに画面だから触れられないこの敗北感っ!!そして隣でドヤ顔してるクローネッ!!ムッカつくぅ~!!!』
クラウ『おいおい落ち着けよカーネギー……気持ちは分かるけどよ、今のあたし達に出来る事はどうやってイギリスのアスコット学園まで行くかって事だと思うぞ。』
カーネギー『………分かったよクローネ。今回は私の負けだよ、でも絶対に会いに行くから。ライス、それまで帰らないでよっ!!』
ライス「で、でも1週間経ったら帰るから……」
クラウ『そん時は日本まで追いかけるからそのつもりでいろよな。』
ライス「そ、それは無理なんじゃないかな?レースに出るわけでも無いんだし……」
カーネギー『そんなの分かんないじゃんっ!!』
クローネ「さぁお2人共、悔しかったら此処まで来てみてください。私のライスさんと一緒に待ってますからね。』
カーネギー『クローネのじゃないしっ!!あたし達のライスだしっ!!今からトレーナーに直談判してくるから私もう切るからっ!!』
クラウ『あたしもトレーナーに直訴するから切るぜ、じゃあライス、またなっ!』
………終わっちゃった。でも2人共、イギリスまで来るのは本気みたい。
クローネ「……ふっ、勝ちました。」ドヤッ
ルプルー「大丈夫なのですか、今のような態度で?」
ライス「4人で居る時は大体こんな感じですよ。でも、クローネさんが2人をここまで煽ったのは初めてです。」
ルプルー「後でどうなっても知りませんからね。」
クローネさん、恐れ知らずですね……
そしてカーネギーさんとクラウさん2人の行動力も凄まじい……