比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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さらば、イギリス

 

 

ライスside

 

 

八幡「よし、準備完了……っと。そっちはどうだ?」

 

ライス「うん、ライスも昨日の内に荷造りはしておいたから大丈夫!」

 

八幡「そうか。よし、じゃあ出発だな。」

 

ライス「うん。」

 

アップル「時が経つのは本当に早いものだね……もう帰りの日になってしまうとは。」

 

八幡「1週間、お世話になりました。彼女はもう大丈夫そうですかね?」

 

アップル「おかげさまでね、連日絶好調さ。ミスライスと一緒にトレーニング出来た効果だろうね。」

 

ライス「でもクローネさん大丈夫かな?ライス達が帰った途端に調子を落としたりしないかな?」

 

 

八幡(ライス、それは言ってやるな。きっとミスターアップルもそれを懸念してる筈だから。)

 

 

アップル「その時はまたその時考えるさ。それにクローネもそろそろ巣立ちをしないといけないからね。」

 

八幡「まるで幼児を相手しているかのような言い方ですね……」

 

 

ライス達は朝の飛行機で日本に帰る事になってるんだ。ライスって飛行機にのる回数、すっごく多いよね。だって最初のフランスが1回目で次にアイルランド、このイギリスで3回だから往復も含めたら6回も乗ってる事になるよね……

 

 

アップル「っ!どうやら君のお見送りのようだよ、ミスライス。」

 

ライス「え?」

 

クローネ「………」

 

カーネギー「………」

 

クラウ「………」

 

八幡「飛行機に乗る時間にはまだ余裕があるとはいえ、時間は無駄には出来ない。ライス、別れを済ませるなら早めにな。」

 

ライス「う、うん。」

 

八幡「じゃあ俺はお前の荷物も車に積むから、挨拶してこい。俺はもう昨日の内に済ませたからな。」

 

 

でもどうしよう、引き留められる予感しか無いんだよね………

 

 

クローネ「……遂にこの日が来てしまいましたね、忌々しい7日目が。」

 

ライス「しょ、しょうがないよ。でも、今度はクローネさんが日本に来てよ。その時はこの前みたいにトレセン学園をライスが案内するから。」

 

カーネギー「そうだねっ!私達って日本には行った事あるけど、学園の中はそんなに回ってないしね~。」

 

クラウ「じゃあ今度は日本に行って東京の観光だな。」

 

クローネ「魅力的な提案ですね。では私が限界を迎えたらそうする事にしましょう。」

 

ライス「うん、それが良いよ。それでライスが此処に居た時みたいにトレーニングも一緒にすればもっと楽しいと思うし。」

 

クローネ「そうですね。滞在期間は……半年にしましょう。カーネギーさんには負けたくありませんので。」

 

カーネギー「お、張り合う気~?でも何の目的も無いのにそんなに長期間滞在出来るかなぁ~?」

 

ライス「は、半年は長過ぎると思うなぁ~……せめて2~3ヶ月だよ。」

 

クラウ「だな、そんなに長いと流石に故郷が恋しくなるぜ。」

 

クローネ「……仕方ありません、それで妥協しましょう。ではライスさん、もうお別れです。」

 

ライス「うん……」

 

クローネ「本当なら飛び着きたいところですが、構い過ぎると逆に嫌われるとクラウさんから教わりましたので、今日は普通に見送らせてください。」

 

クラウ「毎回毎回それやるとライスだって疲れるだろうが……」

 

ライス「……お別れくらいなら全然いいよ、でも10秒だけだからね?」

 

クローネ「………ではお言葉に甘えて。」ダキッ

 

カーネギー「じゃあ私もっ!」ダキッ

 

クラウ「………ったく。」ダキッ

 

 

クローネさん達はいつもみたいなギュ~ッて抱き締め方じゃなくて、本当に軽い力でライスを抱き締めてくれた。

 

 

クローネ「……ライスさん、またイギリスにいらしてください。首を長くしてお待ちしております。」

 

カーネギー「私もシャンティイ学園で待ってるよ。」

 

クラウ「それと、いつでも連絡してこいよな。時間とか関係無く、な。」

 

ライス「うん、また来るよ。絶対に。」

 

 

ーーー飛行機内ーーー

 

 

八幡「……意外とあっさり別れる事が出来たんだな。」

 

ライス「皆何だか気を遣ってくれたみたい。」

 

八幡「引き留められるのを予想していた俺達が何だかバカみたいだな。それにしても、良い友人を持ったな。」

 

ライス「うん、皆とっても大切なライスの友達だよっ♪」

 

 

1週間のイギリスも本当に楽しかったなぁ~!何よりまた皆と会えたんだもん……変わってなくてホッとしちゃった。

 

 

ライス「お兄様はどうだった?楽しかった?」

 

八幡「楽しめた事もあるが、俺はトレーニングの事で自由があまり無かったな。暇さえあればメニューの事で聞いて来るトレーナーが多かったからな。」

 

ライス「そうだったんだ……」

 

八幡「まぁでも、有意義な時間を過ごせたと思ってる。俺とライスには、残された時間がもうあまり無いからな。」

 

ライス「……後もうちょっとしたらすぐに卒業だもんね。」

 

八幡「俺もだ。2月末でトレーナーを退職するってもう理事長とも話がついてるから、後はそれまで未担当の奴等の力を少し付けて行くだけだ。」

 

ライス「でもお兄様、トレーナーをやめた後ってどうするか決めてるの?」

 

八幡「さぁな。まぁでもトレーナーじゃない何かはすると思う。」

 

ライス「じゃ、じゃあお兄様!もし行く場所が決まってないんだったらライスの地元に来るのってどうかな?」

 

八幡「……お前の地元に?」

 

ライス「うん……それに、お父様やお母様もお兄様が来るのは反対しないと思うし……」

 

八幡「……何で俺がライスの地元に行くとお前の両親が反対するしないの話になるんだ?」

 

 

ふぇ?だってお兄様も一緒に………っ!!?

 

 

ライス「そ、そうだよね!!ご、ごめんなさいお兄様、急に変な事言っちゃって!」アタフタ

 

八幡「?いや、全然大丈夫だが……」

 

 

あ、ああああ危なかったぁ~!!!

 

 

 




そして未来ではあぁなってるんですよね~。
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