比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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新人トレーナー達の監視 ④

 

 

ーーーーーー

 

 

昼食を終えた以降も新人3人による八幡の観察は続いていた。今日はチームメンバー2人とドリームジャーニーとオルフェーヴルと交流しているのを見る事に成功したのだが、ウマ娘の中でも扱いが特に難しいオルフェーヴルと普通に会話していた事は3人に少なからず衝撃を与えていた。

 

そして今も八幡の様子を伺っていた………のだが、いきなりとてつもない場面に出くわしていた。

 

 

ラモーヌ「それで、受け取ってくださるかしら?」

 

ジェンティル「まさか受け取らない、とは言いませんわよね?」

 

エアグルーヴ「八幡、よければ受け取ってくれ。」

 

 

 

 

2「なぁ、何だよあれっ!?何で比企谷先輩はあの3人に囲まれてんだっ!?しかも全員肩書き付きの超大物ウマ娘だぜ!?」

 

3「【メジロの至宝】メジロラモーヌ、【女帝】エアグルーヴ、【貴婦人】ジェンティルドンナ……全員ティアラ路線のトリプルを達成したトップ中のトップ……その3人が比企谷先輩に何を?」

 

1「何かを渡しているように見えるけど………」

 

 

 

 

八幡「んで、これは?なんか色々あるが。」

 

エアグルーヴ「お前には日頃から世話になっている。だからせめてもの礼にと思ってな。ささやかな物ではあるが、受け取ってくれ。」

 

ラモーヌ「貴方にはアルダンがお世話になっているわ。それにあの子をあそこまで走れるようにしてくれたのは、姉としても嬉しいもの……今では、とても良い練習相手になっているわ。」

 

ジェンティル「私は貴方にトレーニングを見てもらってから、とても充実していますの。だからそのお礼よ。私達3人の意見が一致したからこうして貴方にプレゼントをしているという事でしてよ。」

 

八幡「成る程……そんな事気にしなくてもいいって言いたいところではあるが、せっかくの好意だし貰っておく。わざわざありがとうな。ところで、中身はどんな物なんだ?それとも帰ってから開けた方がいいか?」

 

ラモーヌ「それはもう貴方の物だから好きにしてもらって構わなくてよ。」

 

エアグルーヴ「ラモーヌ先輩の言う通りだ。」

 

ジェンティル「あら、私としては今開けて感想をいただきたいところですけれど?」

 

八幡「……分かった、じゃあジェンティルのは今開けてみる。」

 

 

 

 

3「ねぇちょっと?バレンタインデーでもないのにどうしてプレゼント貰っちゃってんの?あり得なくね?いやもう分かってはいたけどさ……異常だろあれは。」

 

2「確かにすげぇな……でもあの3人の関係は?」

 

1「俺が知るかよ、けど先輩にプレゼントするくらいには近い関係だと思っていいんじゃないか?」

 

3「俺、もう腹一杯なんだけど………」

 

 

 

 

エアグルーヴ「ではな八幡、また放課後に部室で会おう。」

 

ラモーヌ「これからも妹をよろしく。」

 

ジェンティル「それでは、ご機嫌よう。」

 

八幡「おう。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

1「おっ、トレーナー室に入った。きっとメニュー作るんだろう。」

 

2「いや、俺はさっきのプレゼントを開けるに賭ける。」

 

3「とりあえず休むに1票。」

 

1「さて、じゃあ覗いて「何やってんだお前等は?」うぇっ!?」

 

2・3「せ、先輩っ!?」

 

八幡「今日ずっと俺の事見てたよな?何か用でもあったのか?それとも前みたいに俺の観察でもしてるのか?」

 

2「き、気付いてたんですかっ!?」

 

八幡「分かりやす過ぎるんだよ、お前達の尾行は。視線も感じるし姿も中途半端に見えてる。すぐに分かったぞ?流石に誰かまではカフェテリアで姿を見るまで分からなかったけどな。」

 

 

どうやら3人の観察は八幡に気付かれていた。そして今、八幡のトレーナー室で3人はこれまでの行動の事情聴取を受けていた。

 

 

八幡「成る程な……んで、分かった事は?」

 

3「先輩はウマ娘にモテ過ぎている。」

 

1「コラ、ホントの事でももっと言い方あるだろ。」

 

八幡「俺がモテてるって……冗談だろ?」

 

1「先輩、自覚が無いって怖いですね。」

 

2「俺も1と同じ事を思ってます。」

 

八幡「………マジかぁ。」

 

2「でも実際どうやってるんですか?この前だって担当の3人と凄い距離近かったじゃないですか。しかも今日はオルフェーヴルと一緒でしたよね?」

 

八幡「あぁ、そうだな。」

 

1「仲良くなれるんですか、オルフェーヴルと?」

 

八幡「ん〜……そもそもなんだが、俺は仲良くする必要なんて無いと思ってるぞ。俺は普通に話してるだけだからな。」

 

3「でも普通に話すだけでいいんですかね?」

 

八幡「まぁそれなりに気を遣うのも必要だが、それくらいだと思うぞ?変に話し方とか変えても意味なんて無いと思うしな。」

 

2「じゃあ先輩は自然体で話してるだけなのに、ウマ娘からあれだけ人気なんですか?」

 

八幡「人気かどうかは分からんが、まぁそういう事になるな。今の話だと。」

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「?どうぞ。」

 

ジェンティル「失礼しますわ。あら、今日はご同僚の方々も居るのね。」

 

八幡「今日は偶々だ。それで、どうしたんだ?」

 

ジェンティル「あら、分からないの?」

 

八幡「……さっきの感想の事か?」

 

ジェンティル「えぇ、そうよ。」

 

八幡「さっき言ったのじゃ満足しなかったのか……」

 

 

その後、八幡はジェンティルから受け取ったプレゼントの感想を伝えていたのだが、新人の3人はそれを横で見ていた。八幡の感想を聞くジェンティルの顔が徐々に緩んでいくのを見てこう思っていた。

 

 

1・2・3(本当に普通に話してる………)

 

 

 




八幡、一体どんなプレゼントを?
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