比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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夏の陽は、青く凪く
楽しい夏合宿?


 

 

八幡side

 

 

トゥインクルシリーズの上半期が終わって、ウマ娘達は一斉に動き出す。所謂今年の前半が終了して、これからは秋に向けて力を蓄える時期でもあるのだが、夏には夏にしか無いサマーシリーズがある。春では大体中央でしか行われなかったレースが夏では全国で開催されるようになって、部門別で1番を決めるのがサマーシリーズだ。これを目標にしてきたウマ娘達は目まぐるしく全国に飛び回る事になるだろう。

 

そんな夏がこれから始まるのだが、俺は春の間にレースを走らせていたからサマーシリーズは不参加だ。その為、今は夏合宿行きのバスに乗って引率をしている。

 

 

タキオン「いやぁ~始まるねぇ~!楽しい楽しい夏合宿がっ!」

 

ポッケ「はぁ~ん?なんか企んでんなぁ……タキオン?」

 

タキオン「ははは、穿った推測はよしたまえ。私は一生徒として夏合宿を満喫し、心身の成長を促せたらと考えているだけさ。」

 

ポッケ「嘘つけっ!!『学園でトレーニングした方が効率的じゃないか。』ってこの間までブツブツ言ってたの、俺は忘れてねぇからなっ!!」

 

タキオン「空耳だろうね。」

 

ポッケ「ホントかよ……」

 

 

………なんか良からぬ会話が聞こえるんだが。

 

 

カフェ「『長期的な集団宿泊活動によるウマ娘の心身の変化』についての研究ですよ……」

 

ポッケ「ちょうき………は?」

 

カフェ「『本学園において夏合宿とは、特別なトレーニング及び一般的な長期的集団宿泊活動と同様の教育効果を期待される行事である。その中でウマ娘達が実際にどの程度精神的な成長を見せるか、これらがもたらす身体への影響について、緻密なデータを今夏「カーフェ!」?」

 

タキオン「やめろやめろ何だい君はっ!?台無しにする気かい!っというかそもそも一体何処でその機密書類をっ!?」

 

カフェ「私と貴女の共有スペースの床ですが………そうですか、機密書類でしたか。」

 

ポッケ「ほ~らやっぱり!妙な事企んでたじゃねぇか!」

 

タキオン「待て待て、妙な事……かどうかは君達の主観に委ねるが、要するにあくまで私は真面目に夏合宿を楽しむだけだっ!」

 

カ・ポ「………」

 

タキオン「君等が顔をしかめるような、発光や毛色の変化の予定は無い!いいかい?あくまで行動は模範的……少々データをいただくだけさ。」

 

カフェ「………」

 

ポッケ「へぇ………」

 

 

アイツ、全く信用されてないな……まぁ日頃の行いとも見て取れるが、あそこまで疑いの目を持たれていたとはな。

 

 

エアグルーヴ「全く、合宿だというのに遠足気分だな……合宿所でも騒ぎ過ぎなければいいが。」

 

スズカ「………」

 

 

一部不穏なやり取りもあったが、俺が乗車しているバスや他のバスも問題無く合宿所に到着した。

 

 

ーーー合宿所前ーーー

 

 

教員「はーい、全員到着しましたね。これからは基本的に集団生活となります。普段以上に皆で協力し合う事を意識しましょう!トレーナーがいる子達はトレーナーの指示に従ってね。っというわけで、一旦解散っ!」

 

エアグルーヴ「207号室のリーダーは私、エアグルーヴだ。よろしく頼む。さぁ、まずは部屋へ移動しよう。」

 

『は~い!』

 

エアグルーヴ「……おい聞いているのかタキオン、ポッケ!お前達も207号室だぞ。」

 

タキオン「ん?はいはい聞いてるよ。」

 

ポッケ「あ?聞いてる聞いてる。」

 

 

エアグルーヴの班はちょっと注意が必要かもな……何せさっきの会話を聞いちまったからなぁ~。タキオンはあぁ言ってはいたが、実際何をするのかは予測出来ない。俺も少しは警戒しておくか。

 

 

教員「あっ比企谷トレーナー、今回もよろしくお願いします!」

 

八幡「はい、よろしくお願いします。まぁ自分に出来る事は限られるとは思うんですけどね。この合宿期間中はなるべく生徒間で問題を解決してほしいですからね、そうでなければこの合宿も意味はありませんから。」

 

教員「そうですね……あっ、そういえば比企谷トレーナーは今年もイベントの参加は見送るんですか?」

 

八幡「ご存知だと思いますが、秋からウチのチームは忙しくなりますからね。今の内に備えておかないと間に合わなくなりますからね。」

 

教員「そうですか……本当は参加してほしいところなんですけど、無理強いは出来ませんからね、仕方ないです。」

 

八幡「すみません、もし時間が出来たら行くようにはします。」

 

 

けど難しいだろうな。去年も一昨年も普通に部屋に篭って秋に向けての対策とかトレーニングメニューとか作ってたし……気を利かせて同僚や生徒達が色々買ってきてくれた事もあるから気持ち的には楽しめてはいるつもりだ。

 

 

八幡「さて、俺も部屋に行くか……ん?」

 

 

何かに引っ張られている……でも他には誰も居ない、お友達か。

 

 

八幡「何か用か、お友達?」

 

お友達『っ!!』バッ!

 

八幡「花火………それをやりたいって?」

 

お友達『っ!!』コクコクッ!!

 

八幡「ん~お前の気持ちを汲んでやりたいところではあるが、今は真昼間だ。今それをやったとしてもあんまり楽しくはないと思うぞ?夜まで待ったらどうだ?」

 

お友達『………っ!!』グッ!!

 

 

よし、分かってくれたみたいだ。お友達ってイタズラ好きだけど、物分かりは良いよな。だって現に花火は夜まで待てって俺の言葉を聞いてくれたわけだし。

 

 

 




はい、っというわけで最初に書くストーリーは【夏の陽は、青く凪く】です!

主要メンバーはこの話で出た5名です!

・アグネスタキオン
・エアグルーヴ
・サイレンススズカ
・ジャングルポケット
・マンハッタンカフェ

の5名です!どうなるかはまだ分かりませんが、書いていきます!
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