比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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1日目の様子

 

 

エアグルーヴside

 

 

私達207号室の班員は1度、荷物を置きに行く為に宿泊する部屋へと向かっている。

 

 

エアグルーヴ「着いたな、この部屋が我々の部屋になる。」

 

タキオン「ほう、此処が今日から我々が共に過ごす空間か。まぁ悪くないな、まずは隅々まで調査っと。見晴らしは……悪くない。押し入れは布団の山で………あれは無いのかい、菓子盆はっ!?」

 

ポッケ「バーカ、旅館じゃね〜んだぞ……うわっ、冷蔵庫ある!コーラ入れようぜコーラ!」

 

「私も今の内に飲み物冷やしておこ〜っと!ずっとバスの中だったから常温になっちゃったし。」

 

「あたしなんてフタしないままだったからすっかり炭酸抜けちゃったよ〜。」

 

エアグルーヴ「ほら、荷物は部屋の隅にまとめておけ。初日とはいえ忙しいからな、さっさとジャージに着替えるぞ。」

 

スズカ「………」

 

 

こうして、夏合宿は幕を開けた。

 

 

八幡「さて、今日は初日だからトレーニングはしない。お前達も好きなように過ごして構わない。こうして集合してもらったのはあらためてそれを伝える為でもある。それからもう1つ、班行動はしっかり取れよ。特にシービー。」

 

シービー「ちょっと〜何であたしだけ〜?」

 

八幡「少し考えれば、というか考えなくても分かるだろ。お前が集団行動をまともに取れるとは思えないからだ。」

 

シービー「ちゃんとやるってば〜。」

 

八幡「まぁそこは期待しないでおく。他のメンバーも班での行動をしっかり取るようにな。それじゃあ解散、明日は午前9時にまたこの場所に集合だ。」

 

エアグルーヴ「八幡、少しいいか?」

 

八幡「ん、どうした?」

 

エアグルーヴ「お前の作ったメニューは見させてもらった。明日以降のトレーニングだが、全て砂浜でやるのか?」

 

八幡「今のところはそのつもりだ。ウチのメンバー全員、春でかなり走らせたからな。この夏は追込は勿論だがリフレッシュも兼ねている。だからあまりキツい事はしない。」

 

エアグルーヴ「そうか、了解した。」

 

八幡「……もしかしてもっとキツいのをご所望だったか?」

 

エアグルーヴ「いや、そういうわけでは無い。これまでだったら7月に追い込んでいたが、今年はそういうメニューじゃなかったから疑問に思っただけだ。」

 

八幡「そうか……ところで、お前の班はどうだ?上手くやっていけそうか?」

 

エアグルーヴ「まだ初日だから何とも言えんが、先行きが不安になりそうなメンバーなのは否定出来ん。」

 

八幡「だろうな。」

 

 

私達チーム・ポラリスの初日はトレーニングはせず、明日から開始という事になった。他の生徒達も各自のトレーニングを行なっている者もいれば、我々のように休みを取っている者も居る。

 

浜辺でトレーニングをしている者達は………

 

 

「うは〜広いっ!青いっ!走ってて楽しぃ〜!」

 

「教官教官〜!此処でのトレーニングなら私、めちゃめちゃタイム縮みそうです〜!」

 

「なら早くウォーミングアップをしましょう。この夏合宿を1日も無駄にしないようにね。」

 

「「は〜いっ!」」

 

 

ひと段落して炊事場で調理をしている者達は………

 

 

「あぁ〜去年の最終日にあったBBQ大会楽しかったなぁ〜!山盛りの人参、フルーツ、た〜ぷり食べ放題でっ!」

 

「そういやBBQ後にやったビンゴでハンディファン当てたんだけど、相当良くてさ〜一生使ってるわ。」

 

タマ「オグリ、分かっとると思うけど、今年は食い過ぎるんやないで?食堂のおばちゃん達や班の事も考えるんやで?」

 

オグリ「分かっている。皆が食べられない分は私が食べる。」

 

タマ「そういう事ちゃうわっ!!」

 

オグリ「な、何?」

 

 

トレーニングが終わって入浴する者達は………

 

 

「ふぅ〜……やっぱり慣れない場所だと緊張していたのか……ふふ、1日の疲れが癒やされますね。」

 

「うん、この後の食事も楽しみ……っと、そういえばそういえば配膳当番だったようなっ!?ごめん、私そろそろ上がるね!」

 

ウオッカ「あああぁぁぁ〜……沁みるぜ〜!」

 

スカーレット「ちょっと。他の人も居るんだからやめなさいよね。ってあれ、マーチャンは?」

 

ウオッカ「んあ?さっきまで一緒だっただろ?」

 

スカーレット「居ないから言ってるのよ!」

 

 

1日目はこのような感じで、特に問題も起きずに夕食の時間となった。

 

 

ポッケ「はぁ!?タキオンがBBQ実行委員長〜っ!?お前………そこまでやるのか。」

 

タキオン「ハッハッハッハ、当然っ!!誰よりも夏合宿を楽しむのが今年のアグネスタキオンさ!何よりBBQ大会は全生徒の一大イベント。刺激的な日であればある程、皆の報酬系への刺激が高まる。ならば舞台を整えねばね!」

 

カフェ「合宿には、トレーニングの為に来ているんです……そっちにも、やる気を見せた方がいいですよ……」

 

タキオン「何とも『真っ当』な事を言うね、君も。まぁそれも一理あるか、私も今回のモルモットの1人だ……ともかく、暫くは同じ屋根の下で同じ釜の飯を食らう仲、この特異な状況を満喫しようじゃないか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スズカ「………」

 

エアグルーヴ「………」

 

 

どうやら此処にも不安の種があったらしい。

 

 

 




不安というわけではないんですが、全部で8話あるストーリーの中でもう1話目が終わってしまった………
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