比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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異変と提案

 

 

八幡side

 

 

エアグルーヴ「よし、今日のトレーニングも終了だな。今日のトレーニングも上々だな。」

 

八幡「あぁ。合宿はまだ始まったばかりだが、皆良い動きをしている。秋も少し楽しみだ。」

 

エアグルーヴ「あぁ、私も次の天皇賞が楽しみだ。去年同様に勝利を掴んでみせるさ。」

 

八幡「頼もしいな……さて、俺も寮に戻る。お前は?」

 

エアグルーヴ「では私もそうしよう。帰り道にでも今日の反省を聞かせてくれ。」

 

八幡「それは構わないが、お前に関してはあまり言える事は無いんだよな……クラシックの頃に殆ど矯正は終わったから、今は現状維持ってところなんだよな。」

 

エアグルーヴ「何、現状維持だと?」

 

八幡「ん~どう伝えたら納得してもらえるか……まぁ正直に言うと、お前の全盛期は既に終わっているんだよな。今年の春には分かっていたんだが、どのタイミングで伝えようか踏ん切りがつかなくてな。大阪杯とヴィクトリアマイルを勝てたのは地力の実力もあるが、お前のレースセンスの高さもあったからと言えるな。」

 

エアグルーヴ「………では、今の私の走りは全盛期よりも劣っているという事か?」

 

八幡「いや、全盛期が終わっているっていうだけで走りには問題無い。ただこれ以上の成長があまり見込めない、っていう事になる。」

 

エアグルーヴ「成る程……ならば八幡。少しの可能性でも構わない、私の走りに磨きがかかるようにトレーニングをしてほしい。」

 

八幡「分かった。とりあえず1週間だけ時間をくれ、すぐにメニューは変えられないからな。」

 

エアグルーヴ「あぁ、感謝する。」

 

 

チームのトレーニングが終わって、俺とエアグルーヴは合宿所に戻っている最中だ。俺のトレーニングは基本的に午前に行って、午後は自由行動にしている。この合宿では色々とイベントがあるからう、ウマ娘達にもある程度の時間は必要なのだ。エアグルーヴも班リーダーだからな。

 

 

八幡「ところで、班は大丈夫か?癖のある班だからな、お前のところは。」

 

エアグルーヴ「今のところは問題無い。夜は少々騒がしいのが瑕だがな。」

 

八幡「だろうな、ポッケ辺りが騒いでそうだ。」

 

エアグルーヴ「お前の言葉通りだ。だが、気になる点もある……」

 

八幡「ん?」

 

 

エアグルーヴ(スズカはこういった集団行動は向かない……っというよりも苦手としている。だが合宿はまだ始まったばかり、八幡に相談に乗るのは時期尚早か。)

 

 

八幡「?どうした?」

 

エアグルーヴ「いや、まだ合宿は始まったばかり。少し相談に乗ってもらおうとも考えたが、もう暫く様子を見てみる。」

 

八幡「そうか……まぁ何かあったら俺に限らず他の誰かに相談すればいい。」

 

エアグルーヴ「あぁ、その時はそうさせてもらう……そうしている内に着いたな。」

 

八幡「じゃ、また夕飯にだな。会うかどうかは分からんが。」

 

エアグルーヴ「あぁ、もし時間が合えば会おう。」

 

 

ーーー八幡の部屋ーーー

 

 

八幡「………」

 

 

エアグルーヴの悩み、恐らくスズカの事だろうな。一応、朝の点呼の時点である程度のウマ娘の様子を見るようにはしている。そしてトレーニング終わりにも複数人のウマ娘と会う時はあったんだが、昨日今日とスズカに会ってみて思った事は……全然走りに満足していないな、あれは。きっと沖野さんのトレーニングだけじゃ物足りないんだろうな。普段どう過ごしているのかは分からないが、きっともっと走ってるんだろう。

 

 

八幡「……少し、協力させてもらおうか。」

 

沖野「おっ、何か企んでんのか?」

 

八幡「………いつの間に入り込んで来たんですか?」

 

沖野「だってこの部屋他の部屋よりも涼しいからよ~。何かコツでもあんのかよ?」

 

八幡「効率の良いやり方ならありますよ。それよりも少し聞きたい事があるんですけど。」

 

沖野「あん?どうした?」

 

八幡「スズカの事、って言えばなんとなく分かりますかね?」

 

沖野「あぁ~……お前も気付いてたんだな。」

 

 

確信したのはエアグルーヴのおかげだけどな……それ抜きでもアイツは割と分かりやすい。

 

 

八幡「そこでちょっと提案があるんですけど、聞いてくれますか?」

 

沖野「ほう、聞こうじゃねぇか。」

 

 

俺は沖野さんに自分の考えを伝えた。すると………

 

 

沖野「良いじゃねぇかそれ!俺は賛成だぜっ!それじゃあどうする?俺のところなら最速で3日後に出来るぜ。」

 

八幡「じゃあ3日後はそうしましょうか。チームには伝えておいてください。ウチのチームにも伝えておきますので。後、メニューも忘れないでくださいね?」

 

沖野「あぁ、分かってるよ。よろしくな比企谷っ!」

 

 

とりあえず3日後か……まぁ早い方か。協力出来そうなのはエアグルーヴとライスくらいだろうな。他もいけるんだろうが、今考えているメニューには必要無さそうだから2人だけだな。

 

 

八幡「さて、飯の時間までにメニュー作るか。まずはスズカ達用のメニューから組んでいくか。」

 

 

その方が時間を有意義に使えるしな。沖野さんとも相談しながら色々決めていこう。向こうのトレーニングも面白そうな内容があるかもしれないしな。

 

 

 




エアグルーヴの成長は終了?

そして八幡と沖野さんが何かを企てている?
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