比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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友人の為に

 

 

エアグルーヴside

 

 

カフェ「……まぁ、あのスズカさんが急に輪に入ろうとしてくるのは……やっぱり不自然でしたし……」

 

ポッケ「それを心配そうに見るアンタ……ってセットを見続けりゃ、何かあんなって思うだろ、普通!なぁ、腹割って話してみろ副会長。同じ部屋のよしみだ、困ってんなら手ぇ貸してやるぜ。」

 

エアグルーヴ「………」

 

 

そして私は3人に自身が抱えている問題を打ち明けた。

 

 

タキオン「スズカ君を合宿にもっと関わらせようと?ハッハッハ!なんて珍妙な検証実験だ!自由と孤独を愛するのがスズカ君であり、それは彼女の美点だ。そもそも性質的に向いていない事を強制すべきでは無い。君は押しつけがましいタイプには見えないし……つまり、私としてはその理由の本質を知りたいねぇ?」

 

エアグルーヴ「………誰しも当然、この学園から離れる日が来るだろう。次の生活へと進んだ時……この日々の事をどれ程思い出せるだろうか?」

 

3人『………』

 

エアグルーヴ「いずれ去り、此処での生活の多くを忘れた時……ふと思い出せるのはきっと、心の底に残る一粒の金のみなのではないか?」

 

カフェ「……一粒の、金……」

 

エアグルーヴ「無くても構わんものだ。しかし、無いと気付いて欲した時に、手には入れられるものでも無い。だからこそ今、取り落としてほしくないんだ……分からんと言われてもいい、私の理由はそれだけだ。」

 

タキオン「………」

 

エアグルーヴ「……おいタキオン、何とか言え///」

 

 

これではまるで、私が恥ずかしい事を言ったみたいになるではないか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タキオン「あぁ、アレを得てほしいのか。

 

ポッケ「おいタキオン?」

 

タキオン「あぁ成る程!成る程成る程成る程!ハッハッハ!面白い、俄然興味が湧いてきたよ!」

 

カフェ「……タキオンさん?」

 

タキオン「長期的集団活動の利点とは、一般的な教育効果に加え報酬系への刺激による秋以降への活力効果が主だと考えていたが………それだけでは無いとしたら!側坐核内(そくざかくない)でのドーパミン放出は海バと関係する、長期記憶として蓄えられた快情動は……うん!」ペラペラ

 

ポッケ「おいタキオン、早口で何言ってんのか分かんねぇよ。」

 

タキオン「いやぁ~思わぬ気付きを得た!よし、私もそいつに協力しよう!」

 

カフェ「あの……私も、いいですか?」

 

ポッケ「んじゃ、俺も乗った!」

 

エアグルーヴ「お前達……いや、しかし待て。手助けは助かるが、今のところ何の案も無い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「案なら1つだけあるぞ。」

 

エ・カ「八幡(さん)っ!」

 

八幡「明日は俺達チーム・ポラリスとチーム・スピカの合同トレーニングだ。その最中か終わりにでも色々やれば良いだろ。例えばこの合宿所ならではの遠泳や持久走が定番だな。トレーニング終わりには合宿の最終日にもやる予定のBBQを俺の判断で先にやるってのも出来ない事じゃない。要はトレーニング中やトレーニング後にもそれを入れてやりゃいいんだよ。それに、こういう事を考えるのが得意そうな奴ならウチにも1人居るし、そっちにも1人居るしな。」

 

ポッケ「……っ!あぁ、そういうのは得意だぜ!」

 

八幡「だろ。じゃあ今日はお前達……っというよりポッケの考えた案に全て任せてみろ。」

 

エアグルーヴ「……だが八幡、それで大丈夫だろうか?それに順を追った方が良いと思う。スズカがこの生活に慣れるところから始めなければ。」

 

八幡「エアグルーヴ、確かにお前の考えも一理ある。だがこう考えてみろ、2つ催しがあったとしよう。1つ目の催しは事前に参加者全員にパンフレットや内容事項を配布して最後まで滞りなく実施した、そして想定していた通りの結果になった。2つ目は最初は1つ目の催しと変わらずパンフレットと内容事項を渡した。だが最後の最後で内容には載ってないイベントが1つだけあった、そのおかげで参加者達は驚いたものの、想定していた以上に満足のいく結果になった。この差は何だと思う?」

 

エアグルーヴ「………想定外の事、だろうか。」

 

八幡「近いがそれだと4割くらいだな。正解は色々言い方はあるが、驚き、インパクトだ。ウマ娘は人間と同じで衝撃的な光景や出来事の記憶を脳に刻みやすい。それをスズカにもさせてやるんだよ。ポッケ、今日中に出来そうな驚きのある何かを組んでくれ。出来ればすぐに出来そうなのを頼む。」

 

ポッケ「へっ、任せときな!それならもう思いついてってからよ!」

 

八幡「助かる。それじゃあすぐに実行してくれ。」

 

エアグルーヴ「……やはり最初からお前に頼っておくべきだったな。こうも早く行動に移せるなんてな。」

 

八幡「いいや、それは違う。お前が少しでも誰かの為に動いていなければ、俺もこんな風に動く事は無かった。明日のトレーニング然り今日の事も然りだ。お前は3人に着いて行け、スズカの事を見てやれ。今日のトレーニングの事なら気にするな。メンバーには俺から伝えておく。」

 

エアグルーヴ「……済まん。」

 

八幡「ただし、明日のトレーニングは俺に協力してもらうぞ。」

 

エアグルーヴ「あぁ、無論だ。」

 

 

さて、ポッケがどんな事を思いついたのか、お手並み拝見といこうか。

 

 

 




さて、ポッケ達は何をするのか。
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