比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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インタビューと謝罪

 

 

バブルside

 

 

トレーナー達と喜びを分かち合った私は、あの後すぐに取材に向かった。でも今回はクラシック級のウマ娘が天皇賞を制したという事を考えて、観客前でのインタビューになった。これにはトレーナー達もビックリしてる。それに今だってガチガチになってる。新人で私の事を見てくれてるトレーナーさんは分かるけど、先輩トレーナーまでそうなるのはちょっと意外かも。

 

 

「えーそれでは只今よりインタビューを始めます。今回、天皇賞を勝ちましたバブルガムフェローさんです、おめでとうございます!」

 

バブル「ありがとうございま〜す♪」

 

「今のお気持ち、率直にどうぞ。」

 

バブル「えっと……何を言っていいのか分からないんですけど、春は骨折して全部ダメになっちゃって今年はもうダメだって思ってたんですけど、トレーナー達のおかげでこんな凄い舞台で優勝出来て、凄く嬉しいです!!」

 

「クラシック世代での挑戦という事で、世間からは大分注目されていたみたいですが、そこはどうですか?」

 

バブル「私はそこまで考えてませんでした。ただ、今の私では3,000mは走り切れないってトレーナー達と話してこの路線で来ました。」

 

「最後の直線、追い込んで来た3人からのプレッシャーは凄かったと思います。そこはどうでしたか?」

 

バブル「はい、私よりも後ろなのにあんなに凄い脚で追い込んでくるのは流石だと思いました。追い抜かれるんじゃないかって思いもしましたけど、自分の走りとトレーナー達の期待を裏切りたくない一心で走った結果、1着を獲れました。負けて悔しい筈なのに、優勝おめでとうって言ってくれたのも凄く嬉しかったです。」

 

「続いて、担当トレーナーにインタビューです。今回思い切った路線になりましたが、天皇賞はローテーションに入れていたのでしょうか?」

 

メインT「いえ、天皇賞は元々ローテーションには組んでいませんでした。今巷で有名なトレーナーからアドバイスを貰って出走する事に決めました。」

 

 

それって………もしかしてエアグルーヴのトレーナー?

 

 

メインT「因みに言わせていただきたいのですが、今バブルを見ているのは私ではなく、隣に居るサブで研修をしている彼です。バブルの事は彼に一任しています。」

 

後輩「っ!!」

 

「成る程、では質問をさせていただきます。今回の彼女の走りを見てどう感じましたか?」

 

後輩「そ、そうですね……レース前のトレーニングでも良い動きをしていたんですけど、今回のレースではそれ以上の走りをしてくれました!まだまだ伸びると思ってます!」

 

「先程、メインのトレーナーから巷で有名なトレーナーからのアドバイスとお聞きしましたが、どのようなアドバイスを?」

 

 

後輩(……どう答えるべきなんだろう?安易に言っていい事じゃないよな?トレーニングの内容は伏せて、要点だけ言う事にしよう。)

 

 

後輩「追い出しのタイミングを早くした方が良いと言われました。バブルは持続力のある脚が武器だと言われて、その脚を少しでも長く使わせる為にスパートを早くしろとアドバイスを頂きました。」

 

「そして「それから!」……っ!」

 

後輩「先輩は……世間から色々な事を言われてます。僕もそれは耳にしてました。酷いものでは【賞金泥棒】や【寄生虫】、【エアグルーヴに助けられてるだけの三流トレーナー】と良くない噂が立てられてます………けど、先輩はそんな人じゃありません!!バブルが骨折した時もリハビリのメニューを作って持って来てくれた事だってあります!未担当のウマ娘達にトレーニングメニューを作成して、少しでも強く、走れるようにとしてくれています!なので、同業者が………僕の尊敬してる人がそんな風に言われるのは、我慢出来ませんっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、メインのトレーナーがインタビュアーからマイクを引ったくり、こう言った。

 

 

メインT「私も今サブトレーナーが言った事を全面肯定します。彼がエアグルーヴをトリプルティアラまでのし上がらせたのは他でも無い、彼だから出来た事です。そんな彼をそのような誹謗中傷をするのはやめていただきたい!!これは私の切なる願いです。」

 

 

………よしっ!!

 

 

バブル「トレーナートレーナー、私もっ!!」

 

メインT「……ふっ、ほら。」

 

バブル「ありがとっ!えっと、皆があのトレーナーさんにどう思ってるのかは分からないけど、会った事も無い、顔も人柄も性格も知らないのに、傷付けるような事を言うのはダメだと思います!こんなの小学生でも知ってる事です!!以上っ!!」

 

 

ふぅ〜……よしっ、言ってやった!!

 

 

「え、えぇ〜ありがとうございました!バブルガムフェローさんでした!!」

 

 

ーーートレーナー専用観客室ーーー

 

 

メインT「比企谷、俺だ。入っていいか?」

 

八幡『どうぞ。』

 

メインT「失礼する。」

 

後輩「失礼します。」

 

バブル「お邪魔しま〜す。」

 

3人「………」

 

 

………このトレーナー達誰?何で居るんだろう?しかも何だか居心地悪そう。

 

 

八幡「さて、言う事ありますよね?後輩に。バブルは3着以内どころか1着獲りましたよ?すみませんの一言で後輩が納得しても俺は納得しませんよ?」

 

3人「………」

 

バブル「……ねぇトレーナー、これってどういう事?」

 

八幡「……フジ、隣の部屋で説明してやってくれ。」

 

フジ「うん、分かった。バブル、説明するから隣に移ろっか。」

 

バブル「は、はい……」

 

 

状況が分からない私はフジ先輩と一緒に隣の部屋へと移動した。

 

 

バブルsideout

 

八幡side

 

 

フジとバブルが行って、この部屋にさっきの事を知らない奴は居なくなった。少しは話しやすくなっただろう。

 

 

先輩1「……………今回は済まなかった。お前の事を貶したりして、悪かった。」

 

先輩2「バカにして悪かった………」

 

八幡「アンタが言うのはそれだけじゃないでしょう?アンタからこの勝負ふっかけたんだ、それなりの態度があんだろ。」

 

先輩2「………バカにして、す、すみませんでした。」

 

同期3「………その、何だ。色々言って悪かっ「お前も謝り方から教えてやろうか?」っ!!?い、色々言ってすみませんでした!!」

 

 

俺の同期のコイツ、マジで情けねぇな………ただの小心者の腰巾着じゃねぇか。

 

 

後輩「……今回はこれで許します。けど次は無いと思ってください。それと、目の前に居る人が俺で良かったって思ってください。先輩だったら容赦無く、完膚無きまでに潰してると思いますので。」

 

 

おいおい、俺はそこまで畜生じゃねぇぞ?

 

 

 




はい、漸くここまで来れました!少しはスッキリ♪
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