比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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パーティー前日

 

 

スズカside

 

 

レクリエーション実行委員として、本格的に動き出してから数日が経った。ビーチパーティーに向けての準備は大変だけど、毎日がとても楽しく感じるわ。学園で過ごしている私ならきっとしないけれど、この時間がとても充実しているように感じるの。

 

 

スズカ「フジ先輩からドレスコードは一体感が出るってアドバイスをもらったの。でも、良い衣装が思い浮かばなくて……2人は何か良い案はないかしら?」

 

タキオン「ふぅん……ならば水着はどうだい?華やかで動きやすい。何より年頃のウマ娘だ、可愛い衣装は嬉しいだろう?」

 

スズカ「水着……っ!そうね、それなら海にも入りやすいし、ビーチパーティーのイメージにもピッタリね。うん、ありがとうタキオン、提案してみるわ。」

 

タキオン「何、私もBBQ委員長だからねぇ……協力出来る事なら全力でさせてもらうよ。」

 

 

ーーー別日・浜辺ーーー

 

 

ポッケ「よぉしお前等、設計図はアレッ!んで、今日仕上げたいのはコイツとコイツ!分かんない事あったら俺かカフェかスズカに聞けっ!つぅわけでお前等っ!時間無ぇからさ、ガンガン進めんぞ、行くぜっ!!」

 

『おぉ~っ!!』

 

スズカ「す、凄い……この人数をあっという間にまとめ上げて……」

 

ポッケ「こういうのなら任せろよ!さっ、俺達もさっさと始めようぜ!アイツ等に負けてらんねぇぞ!」

 

カフェ「……設営は競争ではありませんよ。」

 

 

ーーー別日・食堂ーーー

 

 

カフェ「ビーチの使用許可は無事に取れました。エリアが広かった分、ドリンクバー設置の要望が上がっているのですが……」

 

エアグルーヴ「ドリンクバーか……飲み物の追加注文は構わんが、販売を業者へ依頼するとなると、予算が少々厳しいな……」

 

スズカ「………あっ!それなら、ドリンクの提供は生徒がするっていうのはどうかしら?希望者を募って、シフト制で担当する……とか?」

 

エアグルーヴ「成る程……それならば何とかなるかもしれんな。」

 

カフェ「では、希望者を募集するのは私がやります……エアグルーヴさんはもう1度予算の組み直しをお願いしても、いいですか?」

 

エアグルーヴ「あぁ、承知した。」

 

 

そうして、1日1日が風のようにあっという間に過ぎていって………

 

 

スズカ「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……ふっ!」

 

 

………遂に、明日はビーチパーティー。準備に漏れは無い、わよね。水着は届いたし、装飾品は予知数完成したし、シフト表も作ったし……うん、大丈夫。

 

 

スズカ「………綺麗な景色。」

 

「ビーチバレー、スイカ割り、ビーチフラッグに……えぇ、DJブースもあんのっ!?もしかして好きな曲流していいって事?」

 

「へぇ~!あっ、ねぇねぇドリンクバーのモクテル見た?すっごく手が込んでるの。楽しみだなぁ~!」

 

 

……皆にとって、忘れられない日になるかしら………私にとっても。

 

 

スズカ「……ふふ、早く帰らなきゃ。」

 

八幡「いよいよ明日だな、ビーチパーティー。」

 

スズカ「っ!ト、トレーナーさん……」

 

八幡「自主トレはもう終わりか?」

 

スズカ「はい。これから合宿所に戻るところです。」

 

八幡「そうか……エアグルーヴからお前の事は聞いている。此処に来てからは随分と活発になったってな。」

 

スズカ「そ、そうなんですか?」

 

八幡「……エアグルーヴには言わなくて構わないが、お前の事で俺も1枚噛んでいてな。合宿が始まった頃にポッケ達と水鉄砲で撃ち合ったり、俺と沖野さんの合同トレーニングをやったりしただろ?実はアレ、全部お前の為に仕組んだ事だ。」

 

スズカ「えぇっ、そうだったんですかっ!?」

 

八幡「俺から見ても、あの時のお前は窮屈そうな顔をしていたからな。」

 

 

やっぱり、そう見えていたのね……

 

 

八幡「今はその面影も無いけどな、楽しそうだ。」

 

スズカ「……私も、エアグルーヴから聞いているんですけど………」

 

八幡「ん?」

 

スズカ「トレーナーさんは夏合宿後半にやるイベントにいつも参加しないって聞いているんですけど……」

 

八幡「秋に向けての準備があるからな。時間は何秒何分何時間何日あっても足りないくらいだからな。だがチームを勝たせる為には必要な事だからな。」

 

スズカ「では、明日も参加はしないんですか?」

 

八幡「当初はその予定だったんだが、一部のメンバーから参加するようにって強く言われてな……今年は参加する事にしてるっていうよりも、もう既に準備段階から協力してる。」

 

スズカ「え?」

 

八幡「ドリンクバーのモクテル、組み合わせの提案したのは俺だ。」

 

スズカ「トレーナーさんがモクテルの提案をしてくださったんですか……」

 

八幡「あくまで組み合わせの提案だけだ。それでもかなりの数の試飲をさせたけどな。その中で良さそうなのを厳選してドリンクバーにしてもらったってわけだ。」

 

スズカ「……ありがとうございます、トレーナーさん。」

 

八幡「このくらいなら何でもない。」

 

スズカ「では、私は合宿所に戻りますね。トレーナーさんは?」

 

八幡「俺はもう少し此処に居る。」

 

スズカ「そうですか……それでは。」

 

 

何だか不思議ね、走る事以外でこんなに楽しみな事があるなんて。

 

 

 






ーーーおまけーーー


フジ「いやぁ~良かった良かった!参加しないなんて言ったら飛び出すところだったよ~♪」

シービー「確かにね~!いやぁ~良かった良かった!」

八幡「やっぱりお前達だったか……参加するとは言ったが、お前達と一緒に行動するとは言ってないからな?」

シービー「大丈夫!探すからっ!」

フジ「それに、私達が八幡さんを見逃すとでも?」

八幡「………」

シービー「逃げても絶対に捕まえるからね~!」

八幡「逃げねぇよ……」

フジ「逃げたらエアグルーヴから雷が落ちるしねっ♪」

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