比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ビーチパーティー、開幕!

 

 

タキオンside

 

 

さぁ!やっとこの日に来たよ!実行委員長として準備は完了、既に殆どの生徒が浜辺へと行っている!私もデータ収集の為に急ぎ現地に赴かなくてはならないっ!!

 

 

タキオン「カフェ、カフェ、カ~フェ!支度はまだ終わらないのかい!?早く行かなきゃパーティーが終わってしまうよ!」

 

カフェ「まだ、時間はあります。待ってください……っというか、何だかいつになくはしゃいでいますね……」

 

タキオン「そりゃあ、はしゃぐとも!今日のデータは私にとって夏合宿のデザートそのものだからねっ!」

 

カフェ「………データ、ですか。私にはそれ以外のものも感じられましたけど………ビーチフラッグも、水鉄砲合戦も、花火も、結構……本気で楽しんでましたよね?」

 

タキオン「………ククッ、良い観察眼じゃないか。私は脳を神経細胞の集合体だと思っているせいか、物事に素直な反応が出来ない質でね……しかし、まぁ。完全にヒネているわけでも無いらしい。記憶というのは変化する物だ。繰り返しの記憶想起により全くの別物に代わる事さえある。所謂、フォールスメモリーだね。」

 

カフェ「………」

 

タキオン「だから全てを完璧に覚えておくというのは、余程の特異体質でない限り到底無理な話というわけだ………とはいえ、たとえこの陳述記憶が全くの別物に差し替わったとしても、想起される感情だけは変わりなければいい、そう思うよ。

 

カフェ「……タキオンさん。」

 

タキオン「……我ながら随分とセンチメンタルな変化をしたものだ。さてカフェ、流石に着替えは済んでいるのだろう?」

 

カフェ「………はい。」

 

 

ーーー浜辺ーーー

 

 

タキオン「いやぁ~っ!快晴快晴っ!まさにパーティー日和と言えるっ!」

 

八幡「聞き慣れない声がしたと思ったら、お前かタキオン。」

 

タキオン「やぁトレーナー君。君の協力にも感謝しているよ、ありがとう。おかげでより良いデータ収集が出来そうだっ!」

 

八幡「あくまでもデータ収集が最優先なんだな。」

 

タキオン「勿論さ。その為に面倒なBBQ委員長を引き受けたのだからね……っと、何をいつまでも尻込みしているんだい君は?」

 

カフェ「待ってください……少し陽射しが眩しくて………」

 

タキオン「何だいだらしがない。このくらいの日光なら此処に来てから毎日浴びてきたようなものじゃないか!」

 

カフェ「……貴女に正論を言われる日が来るなんて思いませんでした。」

 

八幡「それで日傘を差してるのか……」

 

カフェ「はい……別の理由もありますけど。というか、ポッケさんは?」

 

ポッケ「おっ、居た居た~!!

 

 

私達の存在に気付いたポッケ君が、私達の元まで走ってきた……どうやら既にお楽しみの最中だったようだ。

 

 

ポッケ「似合ってんじゃねぇかカフェ、タキオン!良いねぇやる気あんじゃん!」

 

カフェ「あの……あまり耳元で叫ばないでもらえますか?」

 

ポッケ「なぁ、俺達ビーチバレー大会やろうとしててさ、お前等も出ねぇ?結構盛り上がりそうなんだぜっ!」

 

タキオン「悪いが今日はデータ収集に忙しくなりそうでね。まぁ、君等の様子が興味深かったら参加させてもらうよ。」

 

ポッケ「って事は参加で決まりなっ!せっかくのパーティーなんだ、すっからかんになるまで楽しもうぜっ!」

 

カフェ「あの、私はまだやるとは………」

 

 

ポッケ君は最初から盛り上がる気みたいだが、私にはまだやるべき事がある。それはこのビーチパーティーの開会式だ。この合図無くしてこのイベントは開催されないからねぇ。人前で何かを喋る柄でも無いが、立場上そんな事は言っていられないしね。

 

 

タキオン「さぁ諸君、グラスを手に取りたまえっ!待ちに待ったBBQ大会……否、ビーチパーティーだ!諸君等が今日すべき事は、全力で楽しむ事!どうか存分に、己を開放し、合宿に思いを馳せ、笑い合ってくれ!乾杯っ!」

 

乾杯~!!

 

 

さて、これからが忙しい時間だねっ!

 

 

タキオンsideout

 

八幡side

 

 

始まったか……先にのんびりさせてもらっているが、中々良いもんだな。

 

 

シービー「いやぁ~今年は良い感じになったね~♪去年とは大違いだよ~!」

 

八幡「……みたいだな。」

 

シービー「八幡は何かに参加しないの?」

 

八幡「してもいいんだが、俺はリフレッシュする為に来たんだが?」

 

シービー「じゃあ何か飲み物……っていうか八幡なら自分で作れるかっ!」

 

八幡「作れるが今日はドリンクバーを使う。っていうかお前は何で此処に?」

 

シービー「八幡とのんびりする為にっ♪」

 

八幡「じゃあ俺、ちょっと海に潜ってくる。」

 

シービー「じゃあ2人分のシュノーケル持ってくるね!」

 

八幡「あぁ~その前にBBQで何か食べるから行ってていいぞ。」

 

シービー「じゃあ一緒に食べようっ!」

 

 

コイツ、絶対に離れる気が無いな……だがこのままのんびりするのも生産性が無いな。何かするべきか?

 

 

シービー「ちょっと八幡?あたしを無視しないでくれる?」

 

八幡「ん?行ってなかったのか?」

 

シービー「行くわけ無いじゃん!八幡と一緒に行くんだからっ!」

 

 

やっぱりそうなんじゃねぇか、確信犯だろお前。

 

 

 




シービーさん、八幡に張り付いてましたねww
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