比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1171 / 1583
おでんせ!和みの幸味庵
安心する味


 

 

ユキノside

 

 

むかぁし、むかし。自分の歳も言えンくらい小さかった頃。けンど………不思議と覚えてる。

 

 

「ほれ、ユキノちゃんも()え!東京で買った菓子だぞ!」

 

 

親戚のおじさんとおばさんが訪ねて来た時のお楽しみ。紙の箱に詰められた、それはそれはキレイなお菓子……いつもより賑やかなお茶の間。庭を眺めながら、のンびり食べるお菓子の味は、そりゃあもう甘くて………幸せの、味がした。

 

 

ーーー商店街ーーー

 

 

「当店、ただいまバレンタインフェア開催中で~す!どうぞ見ていってくださ~い!」

 

ユキノ「はやぁ~華やかなお菓子が並ンでますよカフェさん!毎年ばれんたいんが近くなっと、街も賑やかになりますねぇ~……っと、目移りしてすンません。今日カフェさんをえすこーとすンのは、もうちょっと行ったとこなンで。」

 

カフェ「はい……ふふ、ユキノさんのおすすめのお店……楽しみです。」

 

ユキノ「へへ、気に入ってもらえたら嬉しいけンど……さ、こちらへどうぞ!」

 

 

あたしは今日、カフェさんにおすすめのお店を紹介する約束をしていて、そンで今商店街に来ているところです。この前まで何も無かったのに、街の景色はいつの間にか華やかになっていたから、もうそンな時期が来たんだなって気付かされたべ。そう、もうすぐばれんたいん!

 

けンど、今はカフェさんをえすこーとすンのが先だべ。

 

 

ーーーおすすめのお店ーーー

 

 

ユキノ「どうも~!こンにちは、おばあちゃん。」

 

「おぉ、ユキノちゃんじゃないかい。おや、今日は友達も一緒だね。」

 

カフェ「こんにちは………綺麗な和菓子、ですね。椿餅に、うぐいす餅に……柳餅まで。色々ありますね。」

 

ユキノ「へへ、美味しそうでしょう?どンぞ好きなの選ンでください。今日はご馳走しますンで!」

 

カフェ「………いいんですか?」

 

ユキノ「いンですいンです!いっつもカフェさんに、コーヒーとお菓子さ用意してもらってるし。偶にはあたしもカッコつけねぇと!」

 

 

カフェさんの淹れるコーヒーも作ってくれるお菓子も両方うンめぇから、ついつい食べ過ぎてしまうンが瑕だけど………

 

 

カフェ「……分かりました。お言葉に甘えさせていただきますね、ユキノさん。」

 

ユキノ「はい、任せてくだせぇ!」

 

「ふふ、安くしとくよ……そうだ。お茶するってんなら、ウチの奥の座敷、使っていきなよ。」

 

 

せっかくのおばあちゃんからのご厚意だから、あたし達は和菓子を買ってから奥の座敷に移動した。

 

 

ーーー座敷ーーー

 

 

カフェ「……やはり、和菓子は抹茶と相性が良いですね……甘さと苦みの調和が、味わい深いです。」

 

ユキノ「はぁ~……ほっとする味ですねぇ……なンだか、昔を思い出す味でがんす。」

 

カフェ「はい……時間の流れがゆっくりになったような、時が止まってしまったかのような、そんな気さえしてしまいます。」

 

 

???『ごめんくださぁ~~~いっ!!!

 

 

「おや、別の常連さんが来たらしいどれ……アンタ等はゆっくりしていきなよ。」

 

ユ・カ「は~い!(はい。)」

 

ユキノ「……ふふ。やっぱり、なンか良いですね。こういうのって。」

 

カフェ「はい……偶には、和菓子も良いですね。」

 

ユキノ「あやぁ、それもそうなンですが……カフェさんとお茶すっと、ほっとすンなぁ……って。」

 

カフェ「……ふふ、私も同じです。」

 

 

???『ごめんください!ごめんくださぁい!!桜餅もくださぁ~~~いっ!!!!

 

 

ユキノ「……随分と元気な常連さんですねぇ。あたしよくこのお店の和菓子買うンですけど、あんなに元気な常連さんには会った事ねンだけどなぁ……」

 

カフェ「……桜餅が大好きみたいですね。」

 

ユキノ「ですねぇ。あっ、桜といえば、もう2ヵ月もすれば春で桜の季節!もしカフェさんがよければなンですけど、その時もこのお店の和菓子を買って、お花見なンてどうですか?」

 

カフェ「良いですね。お花見なんて、私はあまりしてきませんでしたので、楽しみです……」

 

ユキノ「それじゃあ約束です!春になったら桜の木の下でお花見っ!」

 

 

また1つ、楽しみが増えました~……!まだ2月が始まったばかりだってンのに、もう4月の話するなンて欲張りさんに思われるかもしンねぇけど、カフェさんとの時間はゆったり過ごせっから、何度やっても良いンですよね~。

 

 

ユキノ「……なンだか、もっと食べたくなっちゃいました。カフェさんもどうですか?あたし、もうちょっとだけ食べようかなって思ってンですけど。」

 

カフェ「……私も、そう思っていたところです。お代わりはユキノさんが選んではもらえませんか?抹茶は私が用意しますので。」

 

ユキノ「分かりました。それじゃあ選びに行ってきますね、カフェさんは抹茶でも飲みながらのンびり待っててください。」

 

カフェ「よろしくお願いします。」

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

ユキノ「次は何を食べようかなぁ~。あっ、わらび餅なンて良いかもしンねぇ!」

 

 

???『な………なんですとぉぉぉぉぉっ!!!?

 

 

ユキノ「っ!?い、一体何があったんだべっ!?」

 

 

 

 




はい、次のストーリーは【おでんせ!和みの幸味庵】です!

主要メンバーは、

?????????
?????????
???????
マンハッタンカフェ
ユキノビジン

の5人です!既に1名の???の正体にはお気付きだと思いますけど、一応ww
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。