比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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男の嫉妬は何とやら?

 

 

八幡side

 

 

八幡「この時期になると、世間は色めくよなぁ~……」

 

 

店の装飾品や貼り出してあるPOPなんかで理解出来るが、もうすぐバレンタインだ。2月に入ったばかりというのもあるし、俺達男からすれば『そこまで?』って思うかもしれないが、女の子達からすれば一大イベントであるのは間違い無い。かく言う俺も高校まではチョコなんて小町くらいにしか貰った事無かったしな。大学に行ってからは毎年先生が用意してくれて、プロフェッサーと会ってからはアメリカから送ってくれていた……高級チョコを。

 

トレセン学園に就職してからも2人からは貰っているが、他にも用務員や教員達に駿川さん、果ては生徒達からも貰うようになった。気の利く人だったらチョコ以外のお菓子を用意してくれるから大変ありがたい。

 

 

同期2「なぁにが『色めくよなぁ~……』だよっ。お前、毎年必ず10個以上は貰う癖によく言うぜっ!」

 

八幡「言っておくが俺から頼んでるわけじゃないからな?」

 

同期2「だから余計に思うんだよ!どうしてお前だけそんなにチョコ貰えるんだよっ!?他の先輩トレーナー達だって担当のウマ娘だけで、他からは貰ってないんだぞ?担当以外からも貰ってるトレーナーなんてお前くらいだろっ!!」

 

後輩「僕もバブルからは毎年貰ってますよ。先輩Tの担当の子達からも貰ってますけど、他の生徒からは貰った事は流石に無いですね……」

 

八幡「そうなのか……」

 

同期2「やっぱアレだろ、担当以外のウマ娘と関わり持ってるからだろ。だってお前の担当ってマンハッタンカフェとドリームジャーニーとオルフェーヴルの3人だけだろ?それなのにどうしてミスターシービーやライスシャワー、ジェンティルドンナからもチョコ貰えるんだよっ!?」

 

八幡「知らんがな……」

 

 

男の嫉妬くらいみっともないものは無いと聞く時はあるが、確かにちょっと情けなく聞こえてしまう……

 

 

同期2「俺も比企谷みたいに色んなウマ娘と関わり持ってたら、今頃バラ色だったのかもなぁ………」

 

八幡「バラ色って……その為にトレーナーしてるんじゃないだろ?」

 

同期2「そりゃそうだけど、男としてやっぱ欲しいだろ!異性からのバレンタインチョコはっ!!」

 

 

………ごめん、俺あんまり欲しいと思った事は無いかも。

 

 

後輩「あはは、切実ですね……あれ、そういえば先輩ってこの後用事でしたよね?」

 

八幡「あぁ、用事っつってもただの買い出しだけどな。部室の備品もそろそろ買いに行かないといけないと思ってたし。」

 

同期2「ホント羨ましいぜ。マンハッタンカフェがDTで好成績収めたと思ったら、ドリームジャーニーがまたGⅠ勝利だもんなぁ~。」

 

八幡「お前んとこだって次は重賞だろ?勝てるように頑張れよ。」

 

同期2「言われなくてもそのつもりだっての!とっとと買い出し行って来い!ついでにチョコ買ってきてくれ!」

 

八幡「野郎のチョコで嬉しいのなら買ってきてやるよ。」

 

 

ーーー商店街ーーー

 

 

「おぉ、トレーナーさんいらっしゃい!この商店街の常連だから顔も覚えちまったよ。」

 

八幡「どうも、今日も色々買いますね。」

 

「あぁ、見ていってくれ。」

 

 

俺が中央トレセンに配属してからずっとこの商店街を利用しているせいで、顔馴染みになっている。カフェがトゥインクルシリーズで活躍しまくった影響もあるだろうけどな。それに……ある意味便利屋みたいな扱いもされているような気もするが、気にしないでおこう。

 

 

八幡「あっ、新しいの入荷してる。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

「ありがとね!また来てくれよ!」

 

 

よし、買い物は済んだ。後は……チョコどうすっかなぁ~。別に買っていってもいいんだが、俺もバレンタインデーに影響されてるのかと思われるのは少し複雑だ。どうしよう、適当に麦チョコでも買ってくか?

 

 

「あっ、トレーナーさん!よければ試食してくれませんか?バレンタインに向けての新商品を開発したんですけど~。」

 

八幡「……それってもしかして毒味ですか?」

 

「違いますよ!ちゃんと自分で味見しました!その上でトレーナーさんに頼んでるんですっ!」

 

八幡「……っ!じゃあ少しお願いがあるんですけど。」

 

 

ーーー2時間後ーーー

 

 

「ありがとうございました~!」

 

 

よし、これで同期2に渡すチョコも出来た。俺が教えながら作ったのだし、あの女性店員さんの手作りだから喜んでくれるだろう。

 

 

八幡「それにしても……」キョロキョロ

 

 

食品関連で無くてもバレンタインの宣伝はするんだな、商店街繋がりなんだろうけど大したもんだ。こういう時の横の繋がりっていうのはバカに出来ないからな。

 

 

バクシンオー「ごめんください!ごめんくださぁい!!桜餅もくださぁ~~~いっ!!!!」

 

 

バクシンオーか……相変わらずだな。しかし桜餅か……この時期に桜餅なんて少し変な気がしなくもないが、本人が食べたいんだから俺がとやかく言う権利は無いよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バクシンオー『………なんですとぉぉぉぉぉっ!!!?

 

 

八幡「?今以上にデカい声だな……」

 

 

……気になるな、少し行ってみるか。

 

 

 




同期2さん、八幡が羨ましいみたいですねww
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