フライトside
ーーー商店街・ウマ娘専用ファッション店ーーー
ファッション。それは、単なるオシャレにあらず………誰もが秘めている『輝き』。それをステキに磨き上げ、表舞台までエスコートするのが、ファッションコーディネート!
さぁ、始めましょう。本日のファッションアドバイス。今日のお相手は……この方ですっ!
チケゾー「それじゃあフライトせんせー!今日はよろしくお願いしますっ!」オジギッ!
フライト「こちらこそ、よろしくお願いします♪それでは、少々失礼しますね……ふんふん。」
チケゾー「おぉ!?早速プロっぽい目になった!凄く頼もしく見えるよっ!」
フライト「ふふ、コーディネートはまず観察。そこからイメージを構築していくのが私の主義ですので!」
チケゾー「成る程、観察……そこからイメージの構築だねっ!」
フライト「はい。では続けます……ふむ、骨格的には『ストレート』。普段のファッションはボーイッシュなアメカジっと……でも、未知の『輝き』が、まだまだチケットさんには眠ってる!大体イメージの構築が出来たので、早速試着していきましょう!
チケゾー「おぉ~!!」
私は自分のイメージしたコーディネートをチケットさんに渡して着替えてもらった。
フライト「まずはハンサムにっ!レザーの辛口パンツ、ジャストサイズのテーラードジャケット!」
チケゾー「おぉ~!」
フライト「更にガラッとイメージチェンジ!サテンのラップスカート、キレイめなハイゲージニットでレディライクに!」
チケゾー「おぉ~!!」
フライト「フェミニンな感じなら、足首は見せたいですから、ハリ感のあるシャツワンピースでいかがでしょう!」
チケゾー「おぉ~!!!凄いっ!!これがあたし?こんなのもあたしっ!?どれも本当にあたしなのぉ~!?」
チケットさん、驚きになっていますね。でもまだまだこんなものではありません。
フライト「ふふ、お気に召しました?ついでに私も。チケットさんに合わせて……こんな感じで♪」
ーーー数十分後ーーー
チケゾー「はぁ~~たっくさん買っちゃったなぁ~!ありがとうフライト!!ついてきてもらって、ホンット良かった!!流石は学園のファッションリーダー!オシャレの事ならフライトに相談、って生徒やトレーナーの間でも有名だもんね!」
フライト「えぇ、その手の相談はよくありますね。」
チケゾー「聞いたよ、この間なんか勝負服のデザインを相談されたって!でも、あたしも気持ち分かるなぁ~!」
フライト「いえいえ、そんな……私はただ、皆に皆自身の『輝き』を発揮してほしいだけで……誰もが秘めている、それぞれの美しさ。それを磨かせていただく事は、私にとっても喜びなんです。」
チケゾー「プ……プロっぽいなぁ~!!もうそれ、ドキュメンタリーのコメントだよ、フライト!」
いえ、そこまで大袈裟な事では無いと思うのですが……
チケゾー「……あっ、そうだ!今日のお礼!あたし奢るからさ、何か食べたいものある?」
フライト「そんな、お気になさらず!私が好きで好きでやっている事なので。」
チケゾー「ううん!ここまでしてもらったのに何もしなかったら、あたしの気が済まないからさ!」
フライト「……でしたら『なんですとぉぉぉぉぉ!!!?』っ!?今のは……バクシンオーちゃんの声っ!?」
チケゾー「あのお店から聞こえたよね、行ってみよ!!」
フライト「はい……って、あら?トレーナーさん?」
八幡「ん?フライト、それにチケゾーも……お前達どうした?」
フライト「このお店からバクシンオーちゃんの声が聞こえましたので、見に行こうかと。」
八幡「お前達もか……俺もそう思っていたところだ。」
チケゾー「それじゃあ中に入ろうっ!!」
偶然お店の前で会った比企谷トレーナーと一緒に和菓子のお店に入ると、そこにはバクシンオーちゃんと店員さんの2人がいらっしゃいました。
バクシンオー「どういう事ですかっ!?こんなに素晴らしいお店を閉めるだなんてっ!!」
チケゾー「何々っ!?何があったの!?」
ユキノ「さっきの大声……それに、お店さ閉めるって……本当ですかっ!?」
お店の奥からはユキノちゃんとカフェさんも出てきました。
「……まぁねぇ。おやおや、何だか集まってもらっちゃってごめんよ。この店もね、昔はそれなりに繁盛してたさ。何人も従業員を雇い、お得意さんの企業に和菓子を卸したりしてね……だが、時代は変わった。今や菓子の花形といやぁ洋菓子だ。従業員も減り、後継ぎにと思っていた息子も他の仕事に就いた。無理して続ける理由も無くなってきたし……そろそろ、潮時かと思ってたんだ……求められてないもん、いつまでも作っててもしょうがないしねぇ。」
一同『………』
ユキノ「ンなこたねぇです!!」
カフェ「……ユキノ、さん?」
ユキノ「ぁ……す、すンません。でっけぇ声出しちまって……で、でンもぉ……求められてないだなンて、ンなこたねぇです!こったに素敵なお菓子出してるお店なのにっ!もっと知ってさえもらえれば……他のお店みたく、此処だってちゃんと盛り上がる筈です!」
「……ありがとうよ。でもね、ユキノちゃんが気を使う事無いんだよ。今や晴れの日といえば洋菓子だし、まして今、街中ではバレンタイン一色だしねぇ。ウチみたいな店の出る幕は……」
ユキノ「そ、そんなら……このお店もあたらs「ユキノ、そこまでだ。」い……と、トレーナーさん?」
八幡「すみません、少し奥の座敷を使わせてもらってもいいですか?」
「え?はい、構いませんけど……」
八幡「ありがとうございます。全員、ついて来い。」
閉店の危機っ!!さて、どうするっ!?