比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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りさーち

 

 

カフェside

 

 

……八幡さんが先に出た後の和菓子屋さんで、ユキノさん達は店主さんにお店の立て直しを提案したところ、店主のおばあさんもそれを承諾。私達は早速明日から動き出す事にしました……

 

 

ユキノ「………ど、どうもすンませんでした、カフェさん。なンだか、流れで巻き込ンじまったみたいで。」

 

カフェ「構いません。ただ……珍しい、ですね。あんな風に、大声を出されるユキノさんは……あまり、見た事がありませんでした。」

 

ユキノ「あ、あぁ~あれ………い、いやぁ~お恥ずかしいです///」

 

カフェ「……何か、理由があるのですか?」

 

ユキノ「……ウチは田舎暮らしで、親戚付き合いも濃かったもンで。誰かが訪ねて来るのもしょっちゅうだったンです。そン時に、いっつも持って来てくれたンが、和菓子でして……夏は透き通ってて涼し気だったり、秋は紅葉に包まれてたり……季節ごとの色~んな、宝物みてぇなお菓子なンです。それをお茶っこさ飲みながら大事に食べて、大した話をするわけでなく……ただ、のンびり味わって。」

 

カフェ「……大事な思い出、なんですね。」

 

ユキノ「………あっ!いや、もう本当そンな理由でしかないもンで……カフェさんにまで無理に付き合ってもらわンでも「いえ、私も……喜んでお手伝いします。」……え?」

 

カフェ「私も、せっかく紹介していただいたお店が無くなってしまうのは……嫌ですので。」

 

ユキノ「カフェさん……ありがとうございますっ!」

 

 

ーーー翌日・洋菓子店ーーー

 

 

バレンタインらしいオシャレなお菓子で、お店を盛り上げる……バレンタイン当日に向けて、私達は動き出しました。まず、最初にやると決まったのは……流行っているお店のリサーチです。昨日あの和菓子店で集まった皆さんで近くの洋菓子店の偵察に行く事になりました。

 

 

「お待たせしました~!こちら、アドバンスチョコキングダムシナモンロールで~す!」

 

『おぉ~!!』

 

フライト「ふむふむ……土台はマーブル状にチョコを混ぜたシナモンロール。上にあるのはチョコでできた王子様とお姫様。成る程……テーマはキラキラ感。そこに恋愛とチョコを織り交ぜ、バレンタインらしいコンセプトのお菓子に仕上げていますね。」

 

ユキノ「な、成る程ぉ~……?すンげぇキラキラの、恋愛とチョコを織り交ぜて、まーぶる状の王子様とお姫様が~……ん?」

 

カフェ「ユキノさん……無理なさらず、表現が大変な事になっています。」

 

 

ーーー別の洋菓子店ーーー

 

 

「お待たせしました!こちらカルテットチョコケーキ、プチシュー添えです。」

 

ユキノ「あやぁ……チョコ細工が楽譜みてぇに!?それにちっこいしゅーくりーむがめンこい事ぉ……!」

 

チケゾー「ど、どうしよどうしよぉ~!?食べて壊しちゃうのがかわいそうだよぉ~~~!!」

 

バクシンオー「ふむ……では、食べる前に記念撮影して姿を残しましょう!全員せいれーつっ!」

 

フライト「あっ、チケットさん!もうちょっと寄って寄って……はい、バッチリです!」

 

カフェ「……っ!ダメ。」

 

お友達『っ!』

 

カフェ「今は真剣……」

 

お友達『………』ソロォ∼…

 

フライト「はい、それでは撮りますね~!」

 

 

カシャ!

 

 

カフェ「……観光旅行……」

 

 

ーーー更に別の洋菓子店ーーー

 

 

バクシンオー「いやぁ~大変美味しかったです!委員長大満足!ご馳走様でしたっ!!」

 

チケゾー「ご馳走様でした………ってあれ?そういう目的だったっけ?」

 

カフェ「やっぱり忘れて……どうされました、ユキノさん?」

 

ユキノ「あぁ……いや、その……どこのお店も、やっぱりすげぇなぁって関心しちまいまして……同じくらい。いや、もっとすンげぇ和菓子を考えねぇと、とても太刀打ち出来ねぇンですよね……うぅ~ん……」

 

カフェ「……ユキノさん。ヒントになるかは分かりませんが……こういうのはいかがでしょう?例えばこのお店……クッキー、スコーンなど、『コーヒーと味わう』お菓子を売りにして、評判になっています。そんな風に、和菓子というと緑茶がまず浮かびますが……色んなドリンクと味わう和菓子を考えるのも、アリかと。」

 

フライト「うん、アプローチの仕方は色々ありますよね。その点でいくと……私が推したいのは、和菓子本来の造形の美しさかな。バレンタインというモチーフを得て、新たに現れる『輝き』はきっと無限大。例えば………」

 

ユキノ「例えば?」

 

フライト「王道のハート型。それにせっかくのバレンタインだし、キューピットや花束、プレゼントを模しても良いでしょう。その線だと、花言葉的にバラの和菓子もありかな。練り切りのグラデーションで、クリムゾンとダークブラウンというのも良いですね。」

 

ユキノ「さ、流石フライトさん……ぷろのあーちすとさんみたいだぁ……」

 

バクシンオー「むむっ、流石はオシャレ委員長!学級委員長として負けていられませんね!ならば私は、バクシン的お利口バレンタイン和菓子!名付けて『バクシンありがと桜餅』を提案したします!」

 

ユキノ「あ、ありがと桜餅っ!?」

 

バクシンオー「バレンタインといえばお世話になった方にお礼をする日!そこで活躍するのが、『バクシンありがと桜餅』なのです!一見普通の桜餅と見せかけて、葉の部分をぱかっと開くと……なんとっ!相手への感謝のメッセージがチョコで書いてあるのです!」

 

フライト「成る程……特別なイベントらしく、サプライズ要素から切り込むとは……流石バクシンオーちゃんですね。」

 

バクシンオー「ハッハッハ!これが学級委員長のバクシン的発想力!まだまだアイディアはありますよ~!」

 

フライト「おや、それは気になりますね~。」

 

 

……何だか、何かが始まりそうな空気ですね。

 

 

 




りさーちと共にばとるの開始?
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