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バクシンオー「~~~っ!!」
フライト「~~~っ♪」
カフェ「アイディア対決が……始まりましたね。」
チケゾー「お互いを認め合うライバルだからこそ、譲れない勝負!熱いっ、熱いよ2人共っ!!」キラキラ
ユキノ「……対決……ライバル……あっ!!そンだぁっ!!」
チケゾー「うわぁ!?ど、どうしたの急にっ!?」
カフェ「……ユキノさん?」
何かを閃いたユキノは勢いそのまま、他の4人も連れて和菓子屋まで向かった。
ーーー和菓子屋ーーー
「ふむ、バクシンオーちゃんとフライトちゃんで和菓子対決……バレンタイン当日まで、それでお店を盛り上げるねぇ。」
ユキノ「はい。お2人共、新しい和菓子のアイディアがたくさんあるみたいなンデス。新作の宣伝も兼ねて、対決企画はどうかなと。1日毎に、どっちの和菓子が売れたかで勝ち星をつけていくンです。店内に勝ち星表、掲示して。」
チケゾー「結果が気になって、また足を運んでくれるかもでしょう?後、売れ行きはアタシがリアルタイム実況するつもりなんだ!」
ユキノ「ど、どうでしょう……?集客率アップになるンじゃねぇかと思うンですが……」
「凄い事考えるねぇ~……じゃ、久々に腕を振るってみるさ。バクシンオーちゃん達にも手伝ってもらいながらね。」
チ・ユ「やったぁ~!!」
バクシンオー「お願いします、センセー!」
フライト「ふふふ、負けませんよバクシンオーちゃん。和菓子対決、私が勝ち越してみせます!」
バクシンオー「望むところです!学級委員長は、あらゆる世界の委員長たりうる事を見せてあげましょう!」
ユキノ「皆さんの頑張り、無駄にしちゃあなンねぇ……言い出しっぺあたし。誰よりも気合い入れて、一生懸命頑張らねぇとっ!」
カフェ「………」
イベントに向けて動き出そうとする5人。それぞれの意識は高く、バレンタインに向けて順調な滑り出しだった。
ーーー学園ーーー
ユキノ「話を詰めてたら、すっかり遅くなってしまいましたね~……」
カフェ「……そうですね。」
ユキノ「明日からやる事が多くなるけンど、張り切っていきましょう!」
カフェ「……はい。」
八幡「……ん?お前等、今帰りか?」
ユキノ「あンれ、トレーナーさん!どうもこんばんは~!」
八幡「あぁ、こんばんは。」
カフェ「八幡さんも、こんな時間までお仕事ですか?トレーニングはお休みなのに……」
八幡「いや、俺はちょいとあれこれしてただけだ。それよりもちょうど良かった、お前達よかったら食べるか?」
八幡が2人に差し出したのは、昼に作っていたどら焼きだった。
八幡「色々試作してみたんだが、納得するだけの出来は最後の最後に作ったのだけでな。一応形にしたのがソレだ。」
ユキノ「コレってトレーナーさんが作ったンですか!?すンげぇ……本物のどら焼きだべっ!」
カフェ「美味しそう、ですね。」
八幡「晩飯はまだみたいだから食後にでも食ってみてくれ。因みにお友達からは好評もらった。」
カフェ「……姿が見えないと思ったら、八幡さんの所に居たんですね。」
八幡「アホみたいに何個も食ってたから、暫く動けないって言ってたわ。美味そうに食ってたからそれはそれで嬉しかったんだが、呆れもしたな……」
カフェ(………あの子、本当に八幡さんのお菓子が好きなんだ。)
ユキノ「トレーナーさん、今此処で食べてもいいでしょうか?」
八幡「あぁ、構わない。」
ユキノ「それじゃあ早速………っ!!う、うンめぇ~!!これ、生地にも中にもチョコ使ってンですね!!」
八幡「あぁ、色んな人のアイディアをもらって完成したのがそれだ。他にも色々作ったんだが、今はそれしか持ち合わせが無くてな。」
ユキノ「カフェさん、このどら焼きすンげぇですっ!!チョコで作られてるのに和菓子っぽさもあって!!」
カフェ「食べるのが、楽しみですね。」
八幡「カフェ、お友達にも感想聞いといてくれ。あん時は美味いしか聞けなかったから……まぁ、あんまり期待してないけど。」
カフェ「分かりました。では、私も寮に着いてからいただきますね……」
八幡「あぁ。そんじゃ「あぁ!!」……?」
カフェ「ユ、ユキノさん?」
ユキノ「トレーナーさん、よければトレーナーさんも和菓子対決に参加してくれねぇですかっ!?」
八幡「……和菓子対決?」
ユキノは八幡にも、今日の事を説明した。
八幡「成る程、バクシンオーとフライトがなぁ……悪いが俺は参加出来そうにないな。今の俺は味は良くても形はそこまで出来てない。今は精々この程度が関の山だ。」
ユキノ「そうなンですか?でもそれはおばあちゃんにやってもらえば……」
八幡「店主さんは2人につきっきりなんだろ?それに加えてもう1人なんて流石に多過ぎる。」
ユキノ「そ、そうですよね……」
八幡「店主さんは了承してくれたんだろ?ならお前達はそっちに集中しろ、その方が店主さんも心強いだろうしな。」
八幡はそう言ってから自身の家がある方向へと向かっていった。
ユキノ「あたし達も帰りましょうか。」
カフェ「……そうですね。」