比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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●ヒント

 

 

ーーーーーー

 

 

八幡はその場で調理をすると言い、奥の厨房から調理器具と材料を持って来た。作る和菓子は現時点で最も売れているどら焼きだった。

 

 

八幡「それじゃあ始める、暫く集中するから話しかけても気付かないかもしれない。」

 

ユキノ「は、はい……」

 

「ミスターHさんの作った和菓子、全部試食してみたけど、どんな作り方をしているのかしら?」

 

「見て、あの型に生地を流し込んで完成させるみたいね。」

 

「ふむ、どんな過程で作られるのか楽しみですね。」

 

 

期待の視線が八幡に刺さる中、八幡は完全に目の前の和菓子作りに集中していた。

 

 

カフェ「……あっという間に生地が。」

 

チケゾー「凄い、こんなにすぐに出来ちゃうものなのかな?」

 

「これはミスターHさんの腕が良いからだよ。それに見ただけでも分かるけど、ダマになってる粉が見えない……混ぜ方が本当に上手い証拠だね。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「どら焼き3つ、上がりです。次行きます。」

 

チケゾー「すごぉ~い!あっという間にどら焼き3つが完成だ~!」

 

「和菓子が作られる工程を知ったら、余計に美味しそうに見えるわね……」

 

「えぇ、凄いわね……でも、一般向けの作り方だから頑張れば私達でも作れちゃいそう。」

 

「そうね。だって材料も難しいのは使ってないし……」

 

八幡「お客さんの言う通り、これは簡単な材料で作っています。その方が親しみやすいですし、難しい味にならずに済みますからね。」

 

 

そして、この勢いのまま和菓子屋の営業は終了した。

 

 

ーーー営業終了後ーーー

 

 

チケゾー「凄かったなぁ今日の対決っ!特にトレーナーさんがライブクッキングした時なんて、お客さんすっごく集まってたもん!」

 

八幡「そうなのか?集中してたから全く気付かなかった。」

 

フライト「……今日は完全に敗北しました。」

 

バクシンオー「はい、トレーナーさんに殆どお客さんを持って行かれてしまいました。」

 

八幡「まっ、俺は接客以外にも乱入者と新しい和菓子、そして試食とライブクッキングっていう武器を駆使して臨んだからな。大人げないかもしれないが、客を渡さないようにこっちにばかり誘導するようにしていた。」

 

フライト「成る程……ファッションでも流行り物に目が行ってしまうのは自然な事。トレーナーさんはそれを上手く利用したという事ですね。」

 

バクシンオー「とにかく、明日以降はトレーナーさんに勝てるように我々も対策を練りましょうか!」

 

八幡「ん?俺は今日だけだぞ?」

 

ユキノ「えっ!?今日だけっ!?」

 

八幡「チラシにも書いてあっただろ、俺がやるのは今日だけ。流石に何日も此処には居られない、俺はトレーナーだからな。それにSNSを見てみろ、今日の反響が早速出てる。」

 

 

フライトが自分のスマホでSNSを開いてみると、今日の事が早速出ていた。

 

 

『子供達も大絶賛!!普段は食べられないチョコどら焼きに子供達も私達も笑顔っ!!でも今日だけというのが残念……商品化希望します!』

 

『今話題の和菓子屋で全品2つずつ買いました!全部美味しくいただきましたが、最後に残った雪平が私を見つめながら『食べちゃうの?』って言っていた気がします……1口で食べた瞬間に『食べてくれてありがとう。』と聞こえた気がします。また食べたいです。』

 

『斬新な和菓子に超ビックリ!!和洋ってこんな組み合わせもありなんだなって思いました!それだけ今日だけというのがとても勿体無い!是非和菓子屋さんで売り出してほしいです!』

 

カレン『話題の和菓子屋さんに行ってきちゃいました~♪カレンも美味しくいただきましたけど、同室のアヤベさんはどら焼きのふわふわ生地を気に入っていました♪可愛い和菓子と一緒に可愛いツーショット載せちゃいま~す♪しかも今回はアヤベさんが撮ってくれました~♪』

【挿絵表示】

 

 

 

フライト「凄い、こんなに投稿してくれてる……」

 

八幡「前のも反応は会ったみたいだが、和菓子屋自らがSNSを発信した事でより発信力が強まったとも言える。だからこれで話題性は一気に高まった、後はお前達でどうにかやってみろ。バレンタインまで残り数日、自分達なりに詰めてみろ。ヒントはもう渡してあるからな。それに店主さんにも俺の作った和菓子のレシピは渡してあるから作ろうと思えば作れるっていうかお前達でも作れるレベルだ。」

 

カフェ「では、八幡さんはもうお店には……」

 

八幡「客としては来るかもしれない、でもお手伝いとしては今日が最後だ。」

 

「トレーナーさん、今日はどうもありがとうございました。とても助かりました。」

 

八幡「いえ……それにまだ終わったわけではありません、残りは彼女達が力になってくれますよ。それでは、自分はこれで。」

 

 

八幡はそう言って和菓子屋を後にした。

 

 

チケゾー「ねぇ皆、ちょっとだけ残ってどうしたらいいか会議しない?」

 

ユキノ「そうですね!今の内に話し合っておきてぇですね!」

 

バクシンオー「それでは早速、作戦会議ですね!」

 

 

こうして5人はバレンタイン当日に向けての会議を始めるのだった。

 

 

 




今回は自分なりにカレンとアヤベのツーショットイラストを作成してみました!
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