比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1189 / 1583
ヒントの成果

 

 

カフェside

 

 

八幡さんのヒントを得てから数日。私達は私達に答えを見つけて、それを形にしました……今日もまた和菓子屋さんでお手伝いをするのですが、和菓子対決は八幡さんが乱入した日をきっかけに終了しました。代わりに今日から新しい方法でお客さんを集める事になりました。

 

 

カフェ「……いよいよ、ですね。今日からあの和菓子達が店頭に並ぶ。」

 

ユキノ「はい!今日からばれんたいんでー当日まで、気合い入れて駆け抜けましょうっ!」

 

カフェ「ふふ………力み過ぎないでくださいね。『大切な方と、ゆるやかな時間』がコンセプトなのですから。」

 

ユキノ「おっとと、んだなはん。」

 

 

私達は深呼吸をして、呼吸を整えました。レースの時とは違う緊張感……でも、今日は何だかこれまでのとは違う感覚です。

 

 

バクシンオー「和菓子の陳列、終わりました!開店準備はバッチリですっ!!」

 

フライト「バクシンオーちゃん、私達も接客衣装に着替えましょうか。バレンタイン前の最後の週末です、忙しくなりますよ!」

 

バクシンオー「分かりましたっ!」

 

チケゾー「ユキちゃ~ん、カフェ~!お店の前、もうお客さんが並んでたから注文用紙配って来たよ!アタシも急いで着替えてくるね!」

 

ユキノ「……何だか嘘みてぇです、あたし達が来た時にはだンれも居なかった和菓子屋が、開店前から列が出来ているなンて………カフェさんのトレーナーさんはすげぇですね、たった1日だけお手伝いしただけでどうすればこの和菓子屋にお客さんが集まるか分かっちゃうンですから。」

 

カフェ「そうですね……でも、こうして答えを出したのは私達です。フライトさんも言っていましたが、今日から忙しくなります……頑張りましょう。」

 

ユキノ「ですねっ!」

 

 

開店時間が迫って、私達も店内にスタンバイしています。

 

 

ユキノ「それでは………開けますっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5人『いらっしゃいませ、開店です!』

 

「わぁ、素敵……店内も飾り付けされているのね!ディスプレイにも凝っていて……目移りしちゃうわ!」

 

チケゾー「今日から販売の新作和菓子はいかがでしょうか?ご試食どうぞっ!」

 

「あら、じゃあありがたくいただくわ。はむっ……まぁ、優しい味!見た目は華やかなのに味は懐かしくて……何だか和むわ。」

 

フライト「和菓子が元来持っていた『輝き』を、より引き出したんです。緑茶にも合いますよ、どうぞ。」

 

 

「うわわっ!?このお菓子、口の中でパチパチした!何コレ、面白~いっ!」

 

バクシンオー「ハッハッハ!驚きましたか?そのお菓子はビックリ箱なのです!で、周りのは大人向け!ご家族のおやつにピッタリなのです!」

 

「へぇ~大人向けと子供向けが入っているのか。ママ達へのお土産に、1つ買っていこうか。」

 

「うん、そうしよう!」

 

 

「あの、2人で食べる用のお菓子ってありますか?チラシにあった、えっと……」

 

カフェ「【春蘭秋菊】ですね……こちらです。お1つでよろしいでしょうか?」

 

「それと【天竺葵】と【爆】【進】も1つずつ!前に和菓子対決やってた時に食ったんだけど、美味かったんだよ~!」

 

カフェ「【天竺葵】と【爆】【進】……かしこまりました。ありがとうございます、只今お包みいたしますね……」

 

 

ユキノ「はい、ご家族用ですか?そしたら、【百花繚乱】はいかがですか?ご試食もございますよ。」

 

「それじゃあ、1つ試食してみようかね。こんな綺麗な和菓子なんて食べた事無いから、楽しみだねぇ~。」

 

ユキノ「はい!見た目は確かに綺麗ですけど、味にも自信を持って提供しております!どうぞ、ゆっくり味わってくださいね。」

 

 

そして夕方になって、今日の営業も終了しました……最初の頃よりも売れ行きもお客さんも倍以上の成果でした。

 

 

ーーー夕方ーーー

 

 

「皆、ご苦労様……たいしたもんだ。こんなに人が詰めかけたのは何十年ぶりだろうねぇ……」

 

ユキノ「えへへ……皆で力合わせた成果でがんす。それに、元々の和菓子のおいしさがあってこそですよ!」

 

「……アンタ等が頑張っているのを見てたら、思い出したよ。この商売が、ずっとあたしの生きがいだった事をね。まっ、せいじ足腰立たなくなるまでは、続けてみようか……本当に、ありがとうね。」

 

ユキノ「お、おばあちゃん……こちらこそ、ありがとがんす!!」

 

チケゾー「うぉぉぉぉぉん!!良かったねぇぇぇえ!感動じだぁぁぁぁぁっ!!」

 

フライト「……『輝き』、取り戻せましたね。失われずに済んで、私も嬉しいです。」

 

バクシンオー「やったぁぁぁ~!!!!大変おめでたいっ!!お祝いに桜餅30個くださいっ!」

 

カフェ「……材料そのものが、もう無いかと。全部、売り切りましたから……ふふ。」

 

バクシンオー「なんとっ!では、また買いに来る事にします!!」

 

「あぁ。とっておきの和菓子を用意して、待ってるよ。」

 

 

今日の成果だけでも分かります、最初の和菓子対決の時と比べても大成功と言えるくらいの成果でした。これなら、八幡さんに良い報告が出来そうです。

 

 

 




和菓子屋さんが息を吹き返しましたね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。