八幡side
八幡「さて、じゃあ次は鬼ごっこだが、最初の鬼役はシービーな。それから………?」
エアグルーヴ「………」ジィ∼
フジ「………」ジィ∼
シービー「………」ジィ∼
八幡「……お前等聞いてんの?」
エアグルーヴ「っ!?あ、あぁ聞いている!シービー先輩が鬼役だな!では真ん中にフジか?」
八幡「そっ。仕掛けるタイミングはコーナー中間で終わりは直線の木の板が立ってる所な。やり方は………ん?」
エ・シ・フ「………」ジィ∼
………何かさ、今日のトレーニング中ずっと俺を見てくるんだけど。そんなに違和感あるのか?俺が眼鏡かけてると。部室でなんて………
エアグルーヴ『き、貴様にしては中々良い。うむ、これならば問題は……な、無いだろう///』
フジ『う、うん、良いんじゃないかな?私も似合ってると思うよ///』
シービー『八幡……今までと違って良いかも///』
なんて評価を貰ったが、そんなにか?そんなに違うのか?普段の俺と眼鏡の俺。普段の俺ってそんなにダメなのか?それはそれでなんか傷付く………
八幡「……はぁ、取り敢えず1番前にフジ、次にエアグルーヴ、最後にシービーな。いいか、脚の使い方とかにも意識させておけよ?相手は待ってなんてくれないんだからな。」
エアグルーヴ「わ、分かった。」
フジ「う、うん。」
シービー「はちま……じゃなくてはい!」
……何で俺の名前を言おうとした?
八幡「んじゃスタート地点まで移動。スタートの合図は1番前がする事、いいな?」
フジ「分かったよ。」
八幡「………なんか変な感じだなぁ。」
たづな「えっと、八幡トレーナー?」
八幡「っ!?は、はい?」
たづな「今日は……眼鏡をかけているのですね?」
八幡「伊達ですけどね。アイツ等が今日の為にってわざわざ買ったみたいです。このスーツの下にだって猫背の矯正器具着けてるんですよ。おかげで辛いです。」
たづな「そうなんですね。ですが、今の八幡トレーナーはいつもより知的な感じがあって、その……素敵だと思いますよ?///」
八幡「は、はぁ………どうも。」
ルドルフ「駿川氏、見学者の方々はどうかな?」
たづな「シンボリルドルフさん……はい、今は好きな場所で見学をしてもらっている最中です。ティアラ3冠を獲ったエアグルーヴさんに加え、とても優秀なウマ娘との併走ですから、皆さん真剣です。」
ルドルフ「そのようだ。八幡君も急な依頼を引き受けてくれて感謝するよ。」
八幡「いや、気にするな。元々用事も無かったからな、アイツ等も割と乗り気だったし。」
ルドルフ「ん?眼鏡を付けるようになったのかい?」
八幡「伊達だけどな。そんなに意外か?」
ルドルフ「っ!そ、それは………///」
やっぱこの反応だ……そんなに似合ってないのか?
八幡「……正直に言ってくれ、俺が眼鏡ってそんなに似合ってないか?」
ルドルフ「いや、そんな事は無い!喫驚仰天……つまり驚いただけさ。よく似合っている。」
八幡「お前が嘘を言うとは思えないから信じる事にするが、なんか見られるんだよなぁ………」
ルドルフ(八幡君、それは当然の事だ………今の君は顔立ちの整った、所謂イケメンという類になっている。普段の容姿を知っている我々からしてみれば、大きな変化と言ってもいいのだ。特に君の特徴と言っても良い目は………)
そして鬼ごっこは始まり、数本やってからメイントレーニングは終了した。
たづな「皆さん如何でしたか?これが今、このトレセン学園で勢いのあるトレーナーとウマ娘のトレーニングです。」
ルドルフ「君達も目指すのであれば、彼のような眉目秀麗、頭脳明晰なトレーナーを目指して欲しい。」
八幡「ルドルフ、それは言い過ぎだ。俺は別にそこまで頭は良く………ん?」
ルドルフ「どうかしたのかい?」
八幡「……いや、少しな。フジ、此処の椅子に座れ。」
フジ「ど、どうしたんだいトレーナーさん、」
八幡「少し脚を触る、今は許せ。」
フジ「う、うん………」
………コズミだな、少しやり過ぎたか。いきなりシービーとエアグルーヴの動きに付き合わせたんだもんな、無理も無い。
八幡「少し無理をさせ過ぎたな、済まない。」
フジ「い、いいよいいよ!私も彼女達と同じくらいに走れるようになりたいからね。言うつもりだったけど遅れたのは謝るよ、ごめんね。」
八幡「いや、その気持ちだけで構わない。取り敢えず後でマッサージするが、構わないか?」
フジ「……じゃあお願いするよ。」
八幡「あぁ、じゃあ2人と一緒に部室に行ってろ。」
フジ「うん、ごめんよトレー「もう謝んな。」っ!!」
八幡「いいな?」ナデナデ+ホホエミ
フジ「う、うん/////」ウツムキ
八幡「よし、じゃあフジを頼んだ。」
エアグルーヴ「………あぁ、任せろ。」
シービー「ちょうどお話もあるからね〜。」
八幡「?そうか。」
こりゃトレーニングを見直す必要があるな。気付かない内にフジに負担をかけてしまっていたか……俺もまだまだだ。
ルドルフ「……今のように彼は見ただけでウマ娘の状態が分かる程に知識がある。それに造詣も深い。そして私は彼程ウマ娘の怪我に気を付けているトレーナーを他に知らない。正に鑑とも言って良い素晴らしいトレーナーだと思っている。改めて言う事になるが、君達も彼のようなトレーナーを目指して欲しい。」
ルドルフ、俺はそこまで大したトレーナーじゃねぇって。
八幡………流石っす。