比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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●満足の結果

 

 

八幡sie

 

 

八幡「……それで、どうなったんだ?」

 

カフェ「はい……結論から言いますと、大成功でした。」

 

 

バレンタインの2/14が過ぎて、俺はカフェに和菓子屋がどうなったのかを聞いているところだ。俺は対決の日以降はあの和菓子屋には行っていない、だがトレセン学園や商店街では話題になっていたから大盛況だったのは言うまでも無いだろう。それに、カフェやユキノ達の顔を見ればある程度は理解出来る。

 

 

カフェ「これも、八幡さんが教えてくれたヒントのおかげです……」

 

八幡「そのヒントを昇華させて答えを出したのはお前達なんだから気にするな。和菓子屋のSNSを見たが、全員が売り子になって商品を売り出していたみたいだな。和菓子対決を止めたのは少し意外だったが、そのおかげでバチッとした雰囲気が無くなったのも良かったのかもしれないな。それに店が装飾で煌びやかになっていたのも好印象だったな。」

 

カフェ「……ユキノさんから提案があったんです、コンセプトを『大切な方と、ゆるやかな時間』というのをコンセプトにしてみたんです。和菓子は戦いとか争いみたいな雰囲気ではなく、和やかで穏やかな雰囲気が和菓子本来の姿だと思ったんです。」

 

八幡「成る程……確かに対決なんかよりもずっと和菓子らしいな。」

 

カフェ「はい………」

 

八幡「お前ももう知ってると思うが、和菓子屋には学園のウマ娘達も結構行ってるらしい。タキオンも行ったみたいだ。」

 

カフェ「タキオンさんも?」

 

八幡「あぁ。最初は後輩のダスカと一緒に行ったみたいなんだが、それ以来何日かに1度は買いに行ってる。俺もあの商店街はよく行くから見かけるんだよ。俺の同期も美味いって言ってからはよく行ってるしな。」

 

カフェ「ふふ……今も大丈夫そうですね。」

 

八幡「あぁ、この前もラヴがライブ配信してたしな。」

 

 

和菓子屋の様子は見に行くまでも無いみたいだな。それにウチの生徒が良い宣伝をしているから暫くは大丈夫そうだしな。

 

 

カフェ「でも、1つだけ失敗した点があります……」

 

八幡「ん?何かあったのか?」

 

カフェ「八幡さんがお手伝いしてくれた日の事です……八幡さんの写真を撮っていませんでした。」

 

八幡「………要らないだろ、俺の写真なんて。」

 

カフェ「その、お店のSNSに上げていませんでしたので……」

 

八幡「そんなのお前達5人だけで充分だろ。華やかな衣装を着た売り子の方が良いに決まってる。」

 

カフェ「……八幡さんの和服姿は、貴重ですので。」

 

八幡「……まぁ確かにあんな恰好したのは初めてだったからな。でももうしないと思う。」

 

カフェ「………残念です。」

 

 

こんな事で残念がるなよ……

 

 

八幡「まぁでも、俺も和菓子作りっていう良い経験が出来た。和食とかは作ってたんだが和菓子は今まで経験無かったから学ばせてもらった。」

 

カフェ「……あの完成度で作った経験が無かったんですね。」

 

八幡「まぁ洋菓子作りの経験で補えた部分はあるからな。」

 

カフェ「……それで、八幡さん。あの時の和服は着てくれないのでしょうか?」

 

八幡「着ないって。それにあれはあの店が用意してくれたから俺のじゃない。」

 

カフェ「でしたら、次のお休みにでも和菓子屋さんに行きませんか?」

 

八幡「どんな和菓子が売られているのかは気になるが、和服は着ないからな。」

 

カフェ「………どうしても、ですか?」

 

八幡「何でそんなに見たいんだよ……」

 

カフェ「……仕方ありません、SNSで探してみます。」

 

 

そこまでして見たいものなのか?俺の和服姿にそこまでの価値は無いと思うんだが……

 

 

お友達『なぁ八幡、和服ってそんなに良いもんなのか?』

 

八幡「いや、分からん。でも俺は普段着では着たいとは思わないな。洋服と違って着付けとかが面倒だしな。」

 

お友達『ふぅ~ん……あの恰好って着るだけでもそんなに大変なんだな。』

 

八幡「まぁな。」

 

カフェ「……あるにはありましたが、良くはありません。」

 

八幡「あったんだ……まぁそうだとは思ったけど。でも良くないってのは?」

 

カフェ「八幡さんの事ばかり書いてあるんです……」

 

 

カフェの話を聞くと、和菓子の事も書いているのだが俺の事も書いていたみたいで、その内容が『乱入者のミスターHさんイケメンッ!』『和菓子作っている時ミスターHの真剣な表情にグッと来た!』『眼鏡の奥もきっとイケメンッ♡』みたいな感じだったみたいだ。

 

 

カフェ「………」

 

八幡「そんな顔するな、俺からすれば顔も分からん奴からのお世辞なんてちっとも嬉しくないしな。気の知れた奴から聞く本音の方がずっと良い。」

 

カフェ「………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きです///」カアァ…

 

八幡「っ………いきなり言われると反応に困るんだが。」

 

カフェ「すみません……少しでも本音を伝えておいた方が良いと思ったので///」

 

八幡「……まぁ、ありがたく受け取っておく。」

 

 

お友達『なぁなぁカフェ~。』

 

カフェ「?どうしたの?」

 

お友達『ちょっと写真のアプリ開いてミソ。良いの入れといたからさ~。』ニヤニヤ∼

 

カフェ「?」

 

 

カフェ(入れとおいたって言ってたけど、何を入れて……っ!!)

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

カフェ「……ありがとう。」

 

お友達『いいっていいって~♪』

 

八幡「ん?どうした、急に嬉しそうな顔してよ?」

 

カフェ「いいえ、何でもありません。後で教えますね。」

 

八幡「?」

 

 

いつ撮ったのかは分からないけど、本当にありがとう。

 

 

 




カフェにとっては充分に満足出来る結果だったでしょうね。

イベント衣装とは大分違いますが、八幡とカフェのイラストを作成してみました!

と同時に【おでんせ!和みの幸味庵】の完結です!こちらも前作のイベントストーリー同様に全部で20話となりました!

因みに次は閑話を予定しております!
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