ライスside
ライス「じゃあ、よろしくお願いします。」
「はい、確かに。いやぁ~投稿が早くて助かりますよ~。流石は来栖先生ですね。」
ライス「い、いえ……普通の事をしているだけですので。」
「この次の内容が決まったら、またよろしくお願いしますね。」
ライス「はい。」
ライスが絵本作家になって色んな本を出すようになったんだ。お兄様からもよく言われるんだけど、ライス書く絵本に出てくる男の人のイメージが全部お兄様なんだよね……だって、お兄様みたいな人が理想の人物像だったから……えへへ。でも、編集者さんからの評判は良いんだよ?
ーーー商店街ーーー
「あらライスちゃん、もしかして新作の絵本を出してきたのかい?」
ライス「あっ、お婆ちゃん。うん、そうだよ。本になるのはまだ先だけど、新しいのが出来たよ。」
「そうかいそうかい、私も楽しみだよ。」
ライス「えへへ、ありがとう。」
「あっ、そうそう!ついさっきまで来てたんだよ、ライスちゃんの旦那さん!」
ライス「え、えっと……それってお兄様の事?」
「そうそう、献身的な良い旦那さんだよねぇ~。」
ライス「え、えっと……ライス達、結婚してないよ?」
「えぇっ!?あんな優良物件をっ!?私はてっきりもう結婚しているもんだと……っというよりも、皆もう結婚してると思ってるよ?」
ふぇぇぇぇ!?
「ま、まぁ私は黙っておくけど気を付けるんだよ?きっと結婚してない事がバレたら、一気に競争が始まると思うから。」
ライス「う、うん……」
ーーーライスの家ーーー
ライス「ただいま~。」
八幡「おっ、お帰りライス。どうだった?」
ライス「うん、大丈夫だったよ。お兄様も手伝ってくれてありがとう♪」
八幡「気にするな。何か食べるか?今ちょうど買い物から帰ってきたところだ。」
ライス「それじゃあもらおうかな。お兄様の食べたいのでライスは大丈夫だからね。」
八幡「分かった、ライスは休んでていいからな。」
ライス「そ、そう?」
毎食お兄様に作らせちゃって何だか悪い気がするんだけど、お兄様は『やりたくてやってる。』って言ってるんだよね。
ライス「……ねぇお兄様、ちょっと聞いてもいい?」
八幡「どうした?」
ライス「あのね、さっきライスが出版社に行った帰りに商店街のお婆ちゃんに言われたんだけど……ライス達って結婚してる事になってたんだ。」
八幡「………そうなのか。」
ライス「う、うん……どうしよっか?その時は一応、結婚してないって言ったんだけど。」
八幡「……結婚してないのは事実だが、する理由も無いんだよな。」
ライス「じ、じゃあお兄様はプロポーズされても……結婚しないって事?」
八幡「そうなるな。それに俺自身もこの生活が気に入ってるしな、自分からやめるような事はしない。まぁ、シンボリ家とメジロ家から来る日数や滞在時間を増やしてほしいと言われ続けられているのは、ちょっと辟易しているんだけどな。」
ライス「まだ言われ続けてるんだね……」
八幡「あぁ、毎回のようにな……しかも最初は元担当のルドルフ達や当主達だけだったのに、今では給仕や執事達まで要望されている。困ったもんだ。」
ライス「でも、このままでいいの?お屋敷に住んだ方がもっと良い暮らしが出来るかもしれないのに……」
八幡「勘違いしないでほしいんだが、俺は別に良い暮らしをしたいわけじゃないぞ?そもそも俺だってトレーナーを辞めてからはこの街で就職しようと思っていたところを両家の当主からスカウトがあったから受けただけだしな。」
ライス「帰って来た時はビックリしちゃったよ。ルドルフさんのお家だけだと思ったら、マックイーンさんのお家にも行く事になってたから。」
八幡「だな、俺もまさかああなるとは思わなかった。」
今では両方のお家でバイトしているんだよね。どんな事してるのかな?
八幡「まっ、そういうわけだから結婚する気は無いな。それにもう行き遅れの30歳だしな俺、誰も欲しがらないだろこんなおっさん。」
ライス「………」
八幡「それよりもライスはどうなんだよ?良い相手とかって居ないのか?」
ライス「ふぇ!?い、居ないよそんな人っ!だって話しかけられた事も無いし……」
八幡「そうなのか……勿体無いなぁ~こんな良い子、滅多に居ないってのに。」
ライス「そ、そんな事ないよぉ~……」
結婚かぁ……考えた事も無かった。だって、トレセン学園に入学してからは男の子と話す機会なんて滅多に無かったし。それに1番近い男の人ってお兄様だったから……お兄様以外の男の人に興味があんまり湧かない。だって、お兄様がとっても優しくて良い人だから。
ライス「と、とりあえず!ライスもお兄様もまだ結婚はしないって事でいい……んだよね?」
八幡「何でそこで疑問形なんだ?まぁ今はそうだな。」
う、うん!今はまだ結婚しないってだけだもんね!このお話はこれで終わりっ!
八幡「とりあえず出来上がったから、食べないか?」
ライス「うんっ!」
でもライス達はまだ知らなかったんだ。ちょっと先の未来で、海外の友達とお母様達から結婚の事で言われちゃうのは。
生焼け肉「ライスと八幡、くっついても良いと思うんだけどなぁ~。」
ラック「作者さんもそう思うでしょ?私もライスちゃんが比企谷さんと結婚してくれれば、とっても幸せだと思うんだけど……」
生焼け肉「とりあえず、あたたかい目で見守る事にしません?」
ラック「そうね、そうしましょう。」