比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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アニメ シンデレラグレイ記念! 【笠松のアイドルウマ娘】

 

 

八幡side

 

 

八幡「どうだ、美味いか?ライスと笠松から来た大食い。」

 

ライス「うん、今日のもすっごく美味しいよお兄様っ!」

 

オグリ「あぁ……最高に美味しい、ありがとうトレーナー。」

 

八幡「にしても、何だかまだ夢見てるみたいだ。お前が前に言ってた『故郷の味』のせいでたくさん食べられないって話、あの話本当だったんだな。」

 

オグリ「うむ、私にもどうしてかは分からないんだ。トレーナーの作る料理はたくさん食べられない……1番可能性のある理由として、故郷の味だと思ったんだ。」

 

八幡「今でも目を疑ってる、お前がそれだけしか食べていないのに満たされた表情している事に。」

 

 

俺は今、昼休みにライスへ昼食を作っていたのだが、オグリも食べたいと言って参加してきたのだ。けど1週間前にもアイツに料理作ったんだが、かなりの量を残してしまっていたのだ。これには学園中の生徒やトレーナー、調理スタッフの人も驚きの表情を隠せないでいた。かく言う俺もその1人なんだけどな。それで物は試しって話になって、俺はオグリに飯を作っているわけなんだが……これまで作ってきた回数、4回中4回全て一般のウマ娘が食べる量で満足する結果となっていた。大食いが1人減るだけでもカフェテリアの厨房の動きがまぁ違う……だから調理スタッフの皆さんが懇願するかのように頼み込んできた景色は、絶対に忘れないだろうな。

 

 

オグリ「しかしトレーナー、どうして私の故郷の味を知っているんだ?」

 

八幡「いや、そんなのこっちが聞きたいくらいだから。お前の故郷の味なんてこれっぽっちも知らないんだからな、俺。」

 

オグリ「だが、トレーナーの作るご飯やおにぎりはトメさんが作るのと凄く似ているんだ。味も固さも何もかもだ。」

 

八幡「ふぅ~ん……」

 

 

笠松って何が有名なんだ?いや、オグリの為に作るつもりは無いけどな。

 

 

オグリ「ベルノ達は元気にしているだろうか……久しぶりに会いたい。」

 

八幡「向こうにも友人は居たのか?」

 

オグリ「あぁ、こんな私にも仲良くしてくれた友人が居るんだ。」

 

 

ホントかぁ?コイツ天然だからそういうところも普通にやらかしそうなんだよなぁ……だから友人って言ってはいるが、イマイチ信用出来ないんだよなぁ。

 

 

ライス「お兄様。お代わりって出来る?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。オグリはどうする?」

 

オグリ「……それじゃあ、同じ量で頼む。」

 

八幡「あいよ。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ライス「お腹いっぱいだよぉ~。」

 

オグリ「私もだ、やはりトレーナー料理は美味しいんだが、すぐに満腹になってしまう……」

 

八幡「ん、じゃあその食器は片付けてくれ。」

 

 

毎回の如く思うんだが調理スタッフの皆さん、気持ちは分かりましたのでその目はもう向けないでください……たかが1人、大食いを足止めしただけです。

 

 

※いいや、正確には2人だよ。だってライスちゃんが居るじゃないの。

 

 

八幡「さて、俺もトレーナー室に戻るか。」

 

「トレーナーさん、今日も本当にありがとうねっ!おかげで助かったよ~!」

 

八幡「いえ、どういたしまして。でも土日までは分かりませんからね?アイツが来るか来ないかって言ったら来る可能性の方が高いんですから。」

 

「トレーナーさんがこうやって平日は彼女の相手をしてくれてんだ、土日くらいは張り切ってやるってもんさ!」

 

八幡「頼もしいですね。」

 

 

でも、その頼もしさがどのくらい続くのか……きっと長くは持たないと思う。

 

 

スぺ「トレーナーさん、一体どういう事ですかっ!?」

 

八幡「突然何だ?」

 

スぺ「オグリさんの事です!あんなに料理を作るのを断っていたのに、この1週間ずっと作っているじゃないですか!ライスさんにもですっ!」

 

八幡「ライスは元からだ。オグリはお試し期間で作ってやってただけだ。」

 

スぺ「じゃあ私にもお願いします!」

 

八幡「他のチームのウマ娘事情に首突っ込みたくないからお断りします、自分のトレーナーに頼んでくれ。」

 

 

ったく、チーム・スピカの連中は本当に何かと突っ掛かって来るなぁ……特に食に関して。

 

 

八幡「沖野さんも料理出来るんだから頼めばいいだろ、何でわざわざ俺の所に来るんだよ?」

 

スぺ「トレーナーさんの料理の方が美味しいからです!」

 

八幡「よし、じゃあ作ってやる。茶碗1杯の白米と沢庵3切れ、味噌汁に鮭の塩焼きとほうれん草のお浸し、冷奴とサラダ。これだけ用意すれば充分だろ。」

 

スぺ「………それって何食分ですか?」

 

八幡「1人前に決まってんだろ、変な事聞くな。」

 

スぺ「それじゃあ足りません、せめて10人前くらいは欲しいです!」

 

 

わがままな奴だな、作ってやるって言ってんだから1人前でもありがたく思え。

 

 

オグリ「トレーナー、今日もありがとう。とても美味しかった。」

 

八幡「おう。」

 

スぺ「オグリさぁ~ん!どうやって頼み込んだんですかぁ~!?」

 

オグリ「むぅ……実は、頼み込んだわけじゃないんだ。トレーナーの方から言ってきたんだ。」

 

八幡「そういうわけ。そういう事だから、お前は自分のトレーナーの所に行きなさい。んじゃ。」

 

スぺ「待ってくださぁ~いっ!!」

 

 

その後、ライスとオグリの2人の席にスぺの奴も入るようになり、おかず交換という名目で2人から俺の料理を貰っていた。そしてその手があったかという目付きでブライアンが見ていたのは、ライスもオグリも知らないだろうな。

 

 

 




オグリ=飯になってしまうんですよね~……
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