フジside
え、えっと……今私はエアグルーヴとシービー先輩と一緒に部室に帰ってきたわけだけど、なんか2人の背中からドス黒い何かが見えるんだよね〜。
一体どうしたのかな?ここは2人を刺激しないようにしつつ、普通に答えよう。
シービー「……ねぇフジ?聞いてもいい?」
フジ「はい、何でしょう?」
シービー「八幡のナデナデ、どうだった?」
フジ「は、はい?」
シービー「より正確に言うなら、眼鏡をかけた顔で微笑みを浮かべながらナデナデされた時、どうだった?」
フジ「っ!?///」
エアグルーヴ「やはりそうか………」
フジ「ち、違「何がぁ~?」………」
エアグルーヴ「我々はしっかりと見ていたぞ。お前がトレーナーに脚を診てもらった後、トレーナーがお前の頭を撫でながら優しく微笑んでいたのを。そしてお前は顔を赤くしていたな?」
フジ「う、うぅ……///」
シービー「ふぅ~ん……じゃあ今日はフジがポニーちゃんになっちゃったってわけか。可愛いね〜。」
フジ「か、からかわないでください!それに、急にあんな風にされるとは思ってなかったんです………2人だってされたらああいう顔するに決まってます。」
シービー「……ていうかさ、たづなさんも結構八幡の方見てなかった?」
エアグルーヴ「そういえばそうだったな。それに短い時間ではあったが、会長もそうだった気がする。」
シービー「ルドルフも?」
フジ「そういえば鬼ごっこ2本目が終了して戻る時、会長が八幡トレーナーを見て顔を赤らめていたような………」
エアグルーヴ「フジ、それは本当か?」
シービー「嘘じゃないんだよね?」
フジ「は、はい……そうだったと思います。」
ガチャッ
八幡「今戻った、今日はお疲れさん。」
エアグルーヴ「あ、あぁ。貴様もご苦労だった。」
フジ「………八幡トレーナーさん、ちょっと。」
八幡「?」
シービー「え、ちょっとフジ?私まだ八幡にお疲れ言えてないんだけど?」
バタンッ
八幡「……で、何?」
フジ「うん、八幡トレーナーさんにちょっとお願いがあるんだ。2人にそれとなく頭を撫でて欲しいんだ。お疲れ様の一言も添えてね。」
八幡「何でそんな事を?」
フジ「ちょっとしたエンターテイメントさ♪」
このまま言われっぱなしでいるわけには行かないからね。2人にも味わってもらうよ。
八幡「成る程、エンターテイメント的なアレね。」
フジ「そうそうアレだよ。」
八幡「それとフジ、聞いていい?」
フジ「ん、何だい?」
八幡「何で俺の事名前呼び?」
八幡「悪い悪い、ちょっと相談事があってな。」
フジ「/////」
エアグルーヴ「……それにしては随分と遅かったな?それにフジの様子も変だが?」
八幡「話の内容が気になるのか?流石に個人の事だから言う事は出来ないぞ。」
エアグルーヴ「それは分かってる。ただ今のフジが「もぉ〜八幡っ!!私まだ八幡にお疲れ様言えてない~っ!!」ちょっ、シービー先輩!」
シービー「無視しないでよもぉ〜!」ムスッ
八幡「はいはい悪かったよ、許してくれ。」ナデナデ
シービー「ふ、ふわぁ………/////」
いつかオグリ先輩が言っていたからね、トレーナーさんの撫で方はとても上手いって。さぁシービー先輩、これでも私の事を悪く言えるかなぁ?
エアグルーヴ「……おい、いつまでやっている?」
八幡「それもそうだな。」
シービー「あぁ〜八幡もっとぉ〜!!」
八幡「はいはい、もう終わり。それよりもフジ、そこにうつ伏せで寝ろ。脚をマッサージするから。」
フジ「うん、お願いするよ。」
エアグルーヴ「い、いいのかフジ?我々の脚はデリケートな部分なのだぞ?それを療法とはいえ触らせるのはどうなのだ?」
フジ「私がお願いしたからいいんだ。それに八幡トレーナーさんなら大丈夫だしね。」
そして私は八幡トレーナーに言われた通りに台に乗ってうつ伏せになってマッサージを受けたんだけど、2人がずっと私をジィ〜っと見つめてたんだよね。でもそれすらも気にならないくらい、八幡トレーナーのマッサージは気持ち良かったです。
八幡「よし、マッサージ終了。どうだ、少しは楽になったと思うが……」
フジ「うん、すっごい気持ち良かったよ♪ありがとう八幡トレーナーさん。」
シービー「良いなぁフジ………」
八幡「フジには無理をさせちまったからな、ちょっと筋肉を痛めてたから緩和しただけに過ぎない。今日は入浴した後、念入りにストレッチしておけよ。」
フジ「うん、分かったよ。」
エアグルーヴ「………」
シービー「………」
八幡「……そんな目で見ても施術はしないぞ。今回はフジだけだからな?」
エアグルーヴ「なっ!?そんな事は分かっている!一々口に出すな!!」
シービー「えぇ〜私も疲れたのにぃ〜。」
全くエアグルーヴは……あんな事言ってるけど、ちょっと物欲しそうな顔してたんだよね〜。
エアグルーヴ「前々から思ってはいたが、貴様は口が軽い!そこをもう少し直せ!それにだ「1度に言われても治らんよ。1つずつにしろ。」なっ!?」
八幡「それにそんな怒んなよ、言ってくれれば直す。出来る限りだけどな。」ナデナデ
エアグルーヴ「………///」
………急にしおらしくなったなぁ。
そしてその後は明日の事をちょっと打ち合わせてから解散した。
フジ「じゃあ2人に聞こうかな。」
シービー「……ごめんフジ、私もポニーちゃんになっちゃった///」
フジ「ふふふっ、そうですよね。じゃあエアグルーヴは?」
エアグルーヴ「………黙秘権を行使する///」
フジ「そっかぁ……気持ち良かったんだね〜。」ニコニコ
エアグルーヴ「誰もそんな事は言ってない!!」