比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ご褒美、再び!

 

 

八幡side

 

 

見学の過程も終わった事で、俺は漸く矯正器具を外せた。眼鏡は何故かそのまま着けるようにと言われたので、そのまま着けている。にしても、今日は変な日だ……朝はいつも通りだったのだが、眼鏡をかけてから様子がおかしくなった。エアグルーヴ達は目を背けるようになったし、見学者を連れて来ていたたづなさんはやけに距離が近かったし、ルドルフはいつもと変わらない態度だったが、若干頬が赤かった。むぅ………分からん。

 

そしてあの後に俺は帰っていいと言ったのだが、何故か3人は俺と一緒に行動をしてる。どして?

 

 

八幡「ていうか、これまだ外しちゃダメなのか?眼鏡なんて初めてかけるモンだから、つけ過ぎのせいか耳の裏少し痛いんだが?」

 

フジ「うぅ〜ん、私は別にいつもの八幡トレーナーさんに戻ってもいいんどけどね?エアグルーヴがそれを認めないようでね。」

 

エアグルーヴ「本来ならばあの器具だって外したくはなかったのだぞ?だが長時間の無理はさせられんと思ったから苦渋の判断で外すのを許可したのだ。」

 

八幡「つまり本当なら?」

 

シービー「さっきの八幡が続いてた!」

 

八幡「勘弁しろよ………」

 

フジ「そうだ八幡トレーナーさん。今の姿を君の先生に写真を撮って送ったらどうだい?全く違う君の姿にきっと驚くと思うよ?」

 

八幡「頼むからそういうのも勘弁してくれ。秋華賞の時にプロフェッサーが来たの覚えてんだろ?その時に写真撮影されまくったんだから。記念撮影と言われれば聞こえは良いが、色んな服着てやったからある意味拷問だった。」

 

エアグルーヴ「お前の師とその師との記念の写真なのだろう?ならば撮らせてやれば良いではないか。文句を言うな。」

 

八幡「エアグルーヴ……何回も何回もフラッシュを浴びせられる俺の気持ち、分かってくれる?」

 

エアグルーヴ「………済まん、言い過ぎた。お前は良くやった。」

 

 

今日のエアグルーヴ、俺に優しい………

 

 

シービー「写真くらいで大袈裟だなぁ。」

 

八幡「じゃあシービー、エレベーターの中で1時間も居られる?俺は無理。暇過ぎる上に狭過ぎるし。」

 

シービー「八幡、よく頑張ったね!こんなに成長してくれてあたしは嬉しいよ!」

 

 

そうだよな、分かってくれるよな!それとお前は俺の母ちゃんかよ………

 

 

八幡「ありがとな、2人の優しさが心に染みる。」

 

フジ「あはは………」

 

八幡「よし、今日は3人に飯作ってやる。2人の優しさの感謝、フジには無理させた詫びって事でお前達に晩飯食わしてやる。」

 

シービー「おぉ〜八幡のご飯!!私も食べてみたかったんだよね〜♪」

 

エアグルーヴ「……一応聞いておくが、この前のようなメニューなのか?」

 

八幡「そういうヤツが良いか?ならそれに似たのを作るが、どうする?」

 

エアグルーヴ「いや、食べさせてもらう立場だから「遠慮すんな、リクエスト言ってみろ。」む、むぅ……ならば前のと同じので構わない。出来れば旬の物を変えたので頼む。」

 

八幡「ほう………わかった、じゃあ魚介類は旬のを使う。ドレッシングとかはどうする?それも変えるか?」

 

エアグルーヴ「他にも作れるのか?」

 

八幡「あぁ、出来る。」

 

エアグルーヴ「……ならば頼む。」

 

八幡「了解。2人は?」

 

シービー「あたしはそのコース食べた事無いから、同じので良いよ。」

 

フジ「私もそれで良いよ。」

 

八幡「よし、じゃあ6時頃になったらトレセン学園の食堂に来い。言っておくが他に奴等に言うなよ?大変な事になるだろうから。」

 

 

……だとしたら駿川さんも誘った方がいいか?今日の見学は多分大変だっただろうし。

 

 

ーーー5:55ーーー

 

 

エアグルーヴ「奴はどんな物を作ったのか……」

 

フジ「けど前のと同じって言ってたから、コンセプトは変わらないと思うよ。旬の魚とドレッシング以外は変わらないと思うけど?」

 

エアグルーヴ「そう思うか?前はじゃがいもと人参だったが、今は秋だ。じゃがいもからサツマイモ、人参からカボチャに変わっているとは思わんのか?」

 

フジ「……そう言われるとそう思うじゃないか。」

 

シービー「あっ、フジにエアグルーヴ。やっほ~。」

 

エアグルーヴ「ちょうど同じくらいですね、では行きましょうか。」

 

 

ーーー食堂ーーー

 

 

フジ「既に良い匂いがするね。」

 

ルドルフ「やぁ皆、今日のトレーニングもご苦労だったね。見学させてもらったよ。」

 

たづな「皆さんお疲れ様です!」

 

エアグルーヴ「会長!それに駿川氏もお誘いを?」

 

ルドルフ「あぁ、彼のご厚意でね。」

 

八幡「おっ、全員来たな。ちょうど出来上がったところだ、席に着いてくれ。」

 

 

俺はワゴンを押しながら席に着いている皆の所まで行って、料理をテーブルに置いた。

 

 

八幡「じゃあ今日のご褒美ディナーだ。お品書きは前と同じビフテキ、後はサンマとサーモンのカルパッチョ、カボチャとサツマイモの煮物、秋旬の炊き込みご飯だ。」

 

ルドルフ「ほう……これは凄い。」

 

たづな「八幡トレーナーはお料理も出来たのですね、凄いです。」

 

八幡「大学時代に色々と仕込まれましたので。因みに今回はお代わり作ってない。炊き込みご飯と煮物ならあるけどな。許可取ってるとは言え学園のだからそんなに使えないしな。」

 

エアグルーヴ「見た目は茶色系統が多いが、ちゃんと野菜も使われているし、偏りの無い組み方だ。」

 

八幡「スポーツ選手は身体が資本だからな。そこに気を付けるのは当たり前だ。」

 

シービー「ねぇ~ねぇ~早く食べようよ!冷めたら勿体無いよ!」

 

ルドルフ「それもそうだ。では、いただきます。」

 

『いただききます!』

 

 

 




良いなぁ、食べたいよぉ〜!
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