比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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茶漬け

 

 

八幡side

 

 

同期1「ねぇ比企谷君、ちょっといい?」

 

八幡「ん?何だ?」

 

同期1「比企谷君って最近、オルフェーヴルと絡んでるってホント?」

 

同期2「先輩達が噂してたぜ!大したアピールも交流もしてないのに、お前と話してるのを見たって!しかも昨日に至っては、一緒に食事までしてたじゃねぇか!あれは俺も見たぞ!」

 

八幡「まぁ確かに絡みはあるっちゃあるが、別に何も無いぞ?ただレースの改善点を話して、改善策を渡しただけ。ホントそれだけだ。」

 

同期1「いや、比企谷君……それ普通じゃ絶対に出来ないから。」

 

 

ん?何で?

 

 

八幡「どういう事だ?」

 

同期2「昨日もオルフェーヴルにスカウトしに行った先輩が居るんだけど、一蹴されたんだぜ?しかも話を聞く様子も無く。」

 

八幡「……それはまた、何て言えばいいのか分からんな。」

 

同期1「まぁトレーナーの中でも評判の悪い先輩1だったから、特に不思議には感じなかったけど……それでも驚いちゃったよね。」

 

同期2「あぁ、あれには俺も驚いた。評判悪いとはいえチーム持ってるトレーナーだからな。」

 

 

そんな事があったのか……全然知らなかった。だってトレーナー室でメニュー作ってたし、この前トレーニングを見た3人の走りをまとめてたし。

 

 

同期1「だから比企谷君、凄い事をしてるんだよ?オルフェーヴルにそんな事をしてるって知られたら大変だと思うよ?」

 

八幡「お前達に知られちゃってるんだけど?」

 

同期1「私達は別に。だって比企谷君と葵ちゃんと違ってまだ担当を持てないから気にしてもしょうがないって割り切ってるから。」

 

同期2「それよりも問題はお前だって!今はトレーナー室に居るから誰にも知られてねぇけどよ、アイツを担当にするんだったらマジで早くした方が良いぞ!」

 

 

担当か……オルフェを担当に?俺自身は別にアイツを担当にしたいという気持ちは特に無い。今のところただ単に頼られているだけだし……それにこれは俺自身の問題かもしれないが、あまりスカウトしたいとは思わないんだよな。

 

 

八幡「まぁ、頭の中には入れておく。」

 

 

♪~♪~♪~

 

 

同期2「あっ、予鈴か……よっしゃ、昼飯~!」

 

同期1「比企谷君も一緒にどう?」

 

八幡「悪い、今日は先約がある。」

 

同期2「とか言って1人で食うんじゃねぇの~?」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

同期1・2「………」

 

八幡「はい、出来たぞ~お茶漬け~。」

 

ジャーニー「ありがとうございます、トレーナーさん……鰆ですか、これはまた。」

 

オルフェ「ご苦労、大義であった。」

 

 

同期1(先約があるって本当の事だったのっ!!?しかもその相手がオルフェーヴルとそのお姉さんのドリームジャーニーッ!?一体何の冗談っ!?)

 

同期2(無理無理無理無理!!っていうか何でアイツあんな所に居るのに平然とお茶漬け出してんだよっ!?意味分かんねぇよ!!)

 

 

八幡「(アイツ等めっちゃこっち見てるなぁ~。)とりあえず食おうぜ。口に合う合わないは食ってみないと分からないだろうしな。」

 

ジャーニー「オルが美味だと言ったのであれば、間違いありませんよ。私はトレーナーさんの腕を信用します。」

 

八幡「そうか。」

 

オルフェ「ところで比企谷、1つ問う。」

 

八幡「ん、何だ?」

 

オルフェ「貴様が作るこの茶漬け、他に種類はあるのか?」

 

八幡「具って事か?そうだな……定番どころなら鮭、梅、焼海老、たらこ、この辺りは食べた事あるな。他は今食べてる鰆だろ……食った事無いのは鯛、鰻、わさび、塩昆布もあったな。まぁ色々だな。あっ、でもアレは美味かったな……」

 

ジャーニー「?」

 

八幡「俺がまだ大学生の頃、トレーナーの事を色々教えてくれた人が作ってくれた焼きおにぎり茶漬け。まぁアレンジものだけど普通に美味かったな、味噌で焼いたおにぎりを椀に入れてからかつお節をまぶしてだし汁を注いだ簡単な茶漬けだったけど、あれに鮭とかこの鰆とか入れて食べたら美味いんだろうなぁ~。」

 

オルフェ「ほう……米を味噌で焼くか。」

 

八幡「ああいう発想もあるんだなって学ばされた……日本のウマ娘じゃないから閃きも面白いって感じたしな。」

 

ジャーニー「外国のウマ娘なのですか?」

 

八幡「あぁ、アメリカのな。気になるのなら明日作ろうか?俺も久々に食いたくなっちまった。」

 

オルフェ「ならば明日も作れ。」

 

ジャーニー「では私からもよろしくお願いします。」

 

八幡「あぁ、分かった。じゃあ今日は食材買いに行くか。」

 

ジャーニー「明日の楽しみが増えましたね。それでは、いただきますね。」

 

 

先生からは作り方も教わってるし、まぁ大丈夫だろう……不安だから寮に帰ったら試しに作ってみよっと。

 

 

ジャーニー「……成る程、確かにこれは美味しいですね。オルが気に入るのも分かります。」

 

オルフェ「………」モグモグ

 

八幡「とりあえず口に合ったのなら良かった。」

 

 

同期1(普通に食事してる……)

 

同期2(おい比企谷、気付いてるのか?周りのウマ娘もトレーナーもお前の事すげぇ目で見てるぞ?)

 

 

……っていうかいつまで見てんだよアイツ等。早く飯食わないと冷めるぞ?

 

 

 

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