比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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貰う次女とお願いする末女

 

 

シュヴァルside

 

 

シュヴァル「……それで、どうして2人も此処に居るんだよ?」

 

ヴィルシーナ「だって気になるじゃない。それにシュヴァルの走りをどんな風に見ていたのかも知りたいもの。」

 

ヴィブロス「あのトレっち、私も注目してたんだ~!シュヴァちには先を越されちゃったけど、どういうトレーニングをしてくれるのかも知りたいし~!」

 

シュヴァル「2人には関係無いのに……」

 

 

……トレーナーさんと今日の朝に昨日の走りをまとめたのをくれる約束をしたんだけど、ヴィブロスと姉さんまで着いてきた……トレーナーさん、迷惑に思わないかな。

 

 

八幡「早いな、待たせたか?」

 

シュヴァル「っ!い、いえ!お、おはよう、ございます……」

 

ヴィルシーナ「おはようございます、トレーナーさん。」

 

ヴィブロス「おはよぉ~トレっち~♪」

 

八幡「ん、おはようさん。シュヴァルには昨日約束してたコレ、渡しておく。」

 

シュヴァル「………え?」

 

 

トレーナーさんが持っていたのは、たった1枚の紙……じゃなくて、ファイルだった。しかも中身は見ただけでも10枚以上はあった。

 

 

ヴィルシーナ「こ、この改善点やメニューをトレーナーさんお1人で?」

 

八幡「いやぁ……誰かの為のメニュー作りをするなんて初めてだったから、思いの外作業が捗っちまってな、気付いた時にはその量だ。」

 

シュヴァル「………」

 

ヴィブロス「凄~い……こんなにびっしり……」

 

シュヴァル「っ!!で、でもトレーナーさん!僕の走りを1回見ただけですよね!?それなのにどうして……」

 

八幡「俺、昔から誰かを観察するのが趣味でな。それが活きたのか、ウマ娘の走りも1度見れば大体の事は分かるようになった。まぁそれも知識が無ければ意味を成さないが、その知識があるおかげでそれが出来たって事だ。」

 

 

凄い、僕の走りの改善点がこんなに……それに弱点を克服する為のメニューまで作ってくれてる。

 

 

シュヴァル「……っ!!あ、ありがとうございますトレーナーさん!」

 

八幡「いや、気にするな。元を辿れば俺がお前の走りを見るって言ったのが発端だからな。最低限の事をさせてもらっただけだ。」

 

シュヴァル「そ、それでも、です!今日早速、試してみます!」

 

ヴィブロス「良いなぁ~シュヴァち……ねぇねぇトレっち~私の走りも見て見て~!」

 

八幡「……まぁ先客は無いから可能っちゃ可能だが、担当になる予定でも無いトレーナーにそんな事してもいいのか?」

 

ヴィブロス「良いの~!だってシュヴァちだけズルいもんっ!!」

 

シュヴァル「べ、別に僕からお願いしたわけじゃないから……」

 

ヴィブロス「良いよねトレっち?ね?ね?お願いっ!」

 

ヴィルシーナ「ヴィブロス、あまり無理を言ってはダメよ?トレーナーさんが見ても構わないって言ってからお願いしなさい。」

 

八幡「ん~……じゃあシュヴァルグランと同じで1回だけな。その1回だけ見てから次の日に色々書いたのを渡すから。」

 

ヴィブロス「ありがとう~トレっち~♪」ダキッ!!

 

 

ヴィブロスはトレーナーさんに走りを見てもらえるのが嬉しかったのか、トレーナーさんの腕に抱き着いた。

 

 

八幡「ほら、お前達はそろそろ教室に行け。遅刻なんてシャレにならないからな?」

 

ヴィルシーナ「そうさせていただきます。じゃあ2人共、教室に向かいましょう。」

 

 

ーーー1-Cーーー

 

 

シュヴァル「ふぅ……」

 

 

さっきは姉さんとヴィブロスが居たから全部を見る事は出来なかったけど、此処でなら大丈夫……だよね?

 

 

シュヴァル「………」ジィ∼…

 

 

………やっぱりあの人は凄いトレーナーさんなんだ。そうじゃなきゃ、こんなにたくさん作れるわけ無い……次の紙にも違う改善点がこんなに………

 

 

キタサン「シュヴァルちゃん、何見てるの~?」

 

シュヴァル「うわっ!?な、何?」

 

キタサン「あ、ごめんね。脅かすつもりは無かったんだけど……それで、何見ていたの?」

 

シュヴァル「えっと……メニューを少し……」

 

キタサン「メニュー?それって教官がくれるメニューの事?」

 

シュヴァル「……昨日、僕の走りを見てくれたトレーナーさんが作ってくれたんだ。」

 

キタサン「へぇ~良いなぁ~!あたしにもそういう頼りになるトレーナーさんが付いてくれたら嬉しいなぁ~!」

 

シュヴァル「ま、まだ担当じゃないけどね……」

 

キタサン「……ねぇ、そのメニューちょっとだけ見せてもらってもいい?」

 

シュヴァル「え……?」

 

キタサン「ちょっとだけ、ちょっとだけで良いから!何ならその1枚だけで良いから!」

 

 

……まぁ、1枚くらいなら、いいかな?それに僕の弱点克服の為のメニューだから、弱点を見られなければ大丈夫だよね?

 

 

シュヴァル「……それじゃあ、1枚だけ。」

 

キタサン「ありがとう~!」

 

 

……さて、僕も今の内に確認しておこっと。

 

 

キタサン「シュヴァルちゃんっ!!」

 

シュヴァル「うわぁっ!!?な、何?」

 

キタサン「このメニュー凄いねっ!!やり方がこんなに細かくっ!それにこんなに分かりやすくまとめられてる!コレを作ったトレーナーさんって凄い人なんじゃない!?」

 

シュヴァル「で、でもそのトレーナーさんは、自分の事、新人って言ってたけど……」

 

キタサン「そうなの?でも、こんなに細かく出来る人が新人なのかなぁ?」

 

 

それは僕も思ってた……

 

 

 

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