比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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同じ気持ちの3姉妹

 

 

ヴィルシーナside

 

 

ヴィブロス「えへへ~何だか久しぶりだなぁ~お姉ちゃんとのデートォ~♪」

 

ヴィルシーナ「ふふ、そうね。それと最近は付き合ってあげられなくてごめんなさいね。」

 

ヴィブロス「いいのいいの~!だってお姉ちゃんの方から誘ってくれたんだもん!」

 

 

トレーナーさんに走りを見てもらった次の日に、トレーナーさんの提案通りに妹達にお出かけを誘ってみたのだけど、真っ先に食い付いたのがヴィブロスだった。久しぶりにお出かけ出来るのがとても嬉しいのか、とってもはしゃいでいるわ。

 

因みにシュヴァルは今日じゃなくて明後日に付き合う事になったわ。因みに釣りに行く予定よ。

 

 

ヴィブロス「あっ、このバッグ新しいのだ~!お姉ちゃんに似合いそう~♪」

 

ヴィルシーナ「そうかしら?私にはまだ大人っぽいと思うのだけど……」

 

ヴィブロス「絶対に似合うよ~!ほら、肩にかけて見せてよ~!」

 

ヴィルシーナ「そう?」

 

 

もう、この子ったら調子が良いんだから。けど、こんなに楽しい気持ちになったのも久しぶり。それだけ思いつめていたって事かしらね。トレーナーさんには感謝しないといけないわね。

 

 

ヴィブロス「………」ジィ∼…

 

ヴィルシーナ「……?どうかしたのヴィブロス?」

 

ヴィブロス「あのねお姉ちゃん。私ね、トレっちの担当になろうと思ってるんだ~♪」

 

ヴィルシーナ「え?」

 

ヴィブロス「だって~お姉ちゃんの為にい~っぱいお手伝いしてくれたんだもんっ!!お姉ちゃんみたいに優しいし~、すっごく頼もしいし~、甘やかしてくれるし~!それに、私をドバイに連れて行ってくれそうな予感がするんだ~♪」

 

ヴィルシーナ「そ、そう……」

 

 

………どうしてかしら、妹が頼りになるトレーナーの担当になるって選択をしたというのに、どうしてこんなに落ち着かないのかしら?

 

 

ヴィブロス「お姉ちゃん、どしたの?」

 

ヴィルシーナ「っ!ううん、何でもないわ。あのトレーナーさんに決めたのね。」

 

ヴィブロス「お姉ちゃんは?トレっちじゃないの?」

 

ヴィルシーナ「私?私は……まだ悩んでるの。」

 

ヴィブロス「そうなの?」

 

 

確かに、あのトレーナーさんが担当になってくれたらどれだけ頼もしいか……確かに少しは考えた事はある、トレーナーさんが担当だったらって。でも……

 

どうしたいのかしら、私。

 

 

ーーー翌日ーーー

 

 

ヴィルシーナ「良い潮風ね。」

 

シュヴァル「うん……」

 

 

ヴィブロスのお買い物から翌日、今日はシュヴァルと釣りをしている最中。こうやって落ち着きながら釣りを楽しむのも良いわね。

 

 

シュヴァル「姉さん、一昨日も話したけど、大丈夫そうだね。」

 

ヴィルシーナ「えぇすっかり。心配かけちゃってごめんなさいね、ヴィブロスの面倒も見てくれてありがとう。」

 

シュヴァル「いいよこのくらい、僕だって一応ヴィブロスの姉だから。」

 

 

ふふふ、頼もしくなったわね。

 

 

ヴィルシーナ「遅れちゃったけど、選抜レースは凄かったわね。ギリギリで差したのでしょ?」

 

シュヴァル「うん……あのレースで勝てたのもトレーナーさんのおかげ。トレーナーさんが僕の走りを見てくれなかったら、きっとあの結果にはなってなかった。」

 

ヴィルシーナ「そんな事無いわよ、貴女ならきっと自分の力でも1着を獲れていたわよ。」

 

シュヴァル「……でも、あそこまで僕の事を理解してくれたのは、トレーナーさんだけだよ。」

 

ヴィルシーナ「……珍しいわね、貴女がそこまで他人を評価するなんて。」

 

シュヴァル「………初めてだったから。こんな僕を真剣に評価してくれて、真剣トレーニングを見てくれた人は。だから……思うんだ。あの人なら、こんな僕でも、きっと受け入れてくれるって。」

 

ヴィルシーナ「……それってもしかして。」

 

シュヴァル「うん………トレーナーさんにお願いしようと思うんだ、担当契約を。」

 

 

………

 

 

シュヴァル「姉さんは?姉さんはたくさんスカウト来てたと思うけど……」

 

ヴィルシーナ「えぇ、全部お断りしたから、また1から探す事になるわね。」

 

シュヴァル「そうなんだ……でも、姉さんならすぐに良いトレーナーさんが見つかると思うけど。」

 

 

シュヴァルもあのトレーナーさんを……っ!まただわ、またこの胸の騒めき……

 

 

ーーー栗東寮ーーー

 

 

ヴィルシーナ「………」

 

タルマエ「どうかしたのヴィルシーナさん、何か悩んでるように見えるけど?」

 

ヴィルシーナ「タルマエさん……えぇ、実は妹達がトレーナーに担当をしてくれないかとお願いをするみたいなんです。」

 

タルマエ「そうなの?良い事だと思うけど……」

 

ヴィルシーナ「その相手が同じトレーナーさんで、担当を1人しか持てない新人のトレーナーさんなの。」

 

タルマエ「そっかぁ……ヴィルシーナさんは?担当になってほしいって思わないの?」

 

ヴィルシーナ「………」

 

 

正直に言うと、なってほしい気持ちはある。でも妹達の気持ちを知った今、それを無碍にはしたくない……

 

 

タルマエ「ヴィルシーナさんも担当になりたいのなら、思い切ってトレーナーさんにお話したらどうかな?きっと大丈夫だと思うけど。」

 

ヴィルシーナ「……そうかしら?」

 

タルマエ「うん、きっと大丈夫だよ!」

 

ヴィルシーナ「……じゃあ、明日トレーナーさんに話してみるわ。」

 

タルマエ「頑張ってね!」

 

 

 




やっぱり似るんでしょうかね~。
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