比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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噂と修行

 

 

八幡side

 

 

八幡「ほぉ~……じゃあ今はオグリもスぺも寮に戻って飯を食い終わったらすぐに料理の特訓してるのか。」

 

フジ「うん、すっかり寮の厨房は独占されちゃってるんだ。誰かさんが料理で釣ろうとしたせいかな?」

 

八幡「バカ言うな、俺はただ料理が得意な奴から教わったらどうだって提案しただけだ。にしてもアイツ等の食に関しての貪欲さはすげぇな……毎回の事ながらレースに回してほしいものだ。」

 

フジ「やっぱりお兄さんの料理が恋しいからじゃないかな?」

 

八幡「やめろ、お前までそんな風に呼ぶな。普通に呼んでくれ。」

 

フジ「あはは、これは失礼トレーナーさん。」

 

 

オグリとスぺが弁当交換を提案してから数日。2人はあの日の内に行動を始めて、寮で料理の特訓をしているらしい。どのくらいのレベルになったのかは分からんが。

 

 

八幡「んで、お前から見てどうなんだ?」

 

フジ「う~ん……今後に期待、かな。」

 

八幡「……まぁまだ始まったばかりだしな、気長に待つとするか。」

 

フジ「あれ?ひょっとして楽しみなのかい?」

 

八幡「どのくらい成長したのかは気になるだろ?」

 

 

一応は俺の作る弁当と交換って事になるからな。

 

 

フジ「もし、私がお弁当が欲しいって言ったら、トレーナーさんは作ってくれるかい?」

 

八幡「そうだな、寮長サービスで初回だけはタダで作ってやるよ。」

 

フジ「おや、それは嬉しいねっ♪」

 

 

………こういう事言うから、色んな奴から要求されるんだよな。もう無駄に口を開くのやめるか。

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「………」カキカキ

 

葵「比企谷君、今日は誰とお弁当交換をするんですか?」

 

八幡「今日は居ない。だから俺も普通に厨房で調理したのを食べる予定だ。っていうかお前達にもそれ広まってたんだな。」

 

葵「比企谷君の担当しているウマ娘達は皆交換していたみたいですし、他にも何人か居ましたよね。あれだけ見せられれば噂にもなりますよ。」

 

八幡「だよな……別に作る分には構わないんだが、最近は日課のランニングが出来てないんだよな。だからそろそろ打ち止めにしないとダメだな。早くオグリとスぺの弁当が来ないと終われない。」

 

葵「あの2人を待ってるんですかっ!?」

 

八幡「唆したのは俺みたいなもんだからな、せめて2人が弁当を作れるようになるまでは待つつもりだ。」

 

 

その代わり、俺が作る量も半端じゃないだろうが。

 

 

葵「そういえば比企谷君は今日のお昼ご飯はもう決まってるんですか?」

 

八幡「決まってるっていうかもう作って保温してある。今日はクリームシチュー。」

 

葵「因みに具は何を入れてますか?」

 

八幡「じゃがいも、にんじん、とうもろこし、玉ねぎ、ブロッコリー、鶏肉だ。」

 

葵「美味しそうですね~!」

 

八幡「鍋で作ってるからお裾分けくらいなら出来るぞ?」

 

葵「私もお弁当を作ってきてますが、もし足りなかったらいただいてもいいですか?」

 

八幡「あぁ、その時は勝手に盛り付けて勝手に持ってってくれればいいから。」

 

葵「分かりました。あっ、もしミークも欲しがってたらあげてもいいですか?」

 

八幡「あぁ、構わない。けど俺もお代わりとかするかもしれないから、何度もお代わりするのは勘弁だからな?」

 

葵「分かりました。」

 

 

とりあえずハッピーミークがシチューを食べ過ぎない事も祈っておくか。それに他の誰かが無許可で食べるかもしれないし。特に厨房スタッフとかな。俺の作ってるところとか見てそうだし。

 

 

葵「あの、因みにお聞きしますが……担当の中で1番美味しかったお弁当は誰でしたか?」

 

八幡「文句無しでライスだな。料理が得意なだけあってバランスも良かったしな。次にアルダンでルドルフが3番目、シービーとラモーヌは同じくらいだったな。」

 

葵「メジロラモーヌさんってお料理出来るんですか?」

 

八幡「一応はってレベルだな。シービーはアレンジがあり過ぎたから、それが無ければって感じだな。サンドイッチを想像してみろ、具はレタスとハムとチーズ、これだけなら分かる。なのにそこに普通タルタルソース加えるか?」

 

葵「………」

 

 

何とも言えない顔になってるな……まぁ気持ちは分かる、俺も最初はそうだった。それに食べるの戸惑ったしな。味は……まぁ食べられるとだけ答えておこう。

 

 

八幡sideout

 

スぺside

 

 

教官「であるからして、次の問いには………」

 

スぺ「………」

 

 

卵焼きを作るには、卵を2~3個割って溶いてからフライパンに段階を分けて注ぐ。この時、もし甘い卵焼きを作りたい時には砂糖を、コクを出したい時にはごま油を注ぐ前に加えてみても良い……うぅ~卵焼きだけでも色んなやり方があるんだ~。でもこれはアレンジだから、まずは作り方を覚えてから、だよね。

 

 

教官「スペシャルウィークさん、次の答えは何ですか?」

 

スぺ「は、はいっ!卵焼きです!」

 

教官「今は食べたい料理の答えを聞いていません。この問いの答えを聞いています。」

 

スぺ「す、すみませんでした……///」

 

 

うぅ~……今の時間はやっぱり授業に集中しなくちゃ………

 

 

グラス「スぺちゃん、一体何を考えていたのでしょうか……」

 

キング「何をしているのよスペシャルウィークさんは……」

 

スカイ「あはは~スぺちゃんらしいなぁ~。」

 

エル「激辛ソースかけたら美味しいデスかね~?」

 

 

 




スぺちゃん、授業に集中しましょう。
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