比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

1237 / 1577
初めての配信

 

 

八幡side

 

 

ラヴ「ラヴミー♡ラヴユー♡ラヴズオンリーユーで~す♡今日はゲストに来てもらってま~す。トレセン学園の中でも凄腕だと有名なトレーナーさん、比企谷トレーナーさんで~す♡」

 

八幡「……どうも、トレーナーの比企谷です。」

 

ラヴ「トレーナーさん、ちょっと表情固過ぎるわよ?」

 

八幡「仕方ないだろ、こういうのは初めてなんだ。それにこのスマホの向こう側に見えない誰かさんがリアルタイムで見てるっていうのがなぁ……レース場では大勢から見られてるから慣れているんだが、こんな落ち着いた場所で……撮影?するっていう事自体、俺は未経験だからな。」

 

ラヴ「ふふふ、そんなに気負う必要は無いわよ。ほら、コメントでもたくさん応援してくれてるから大丈夫!」

 

 

筋トレ中年『初めましてトレーナーさん、リラックスですよ!』

 

三日坊主系女子『慣れちゃえば平気です!』

 

働き者@海外赴任『っていうか比企谷トレーナーって国内どころか海外のGⅠも勝ってる若手ながら超一流のトレーナーさんじゃん!』

 

熱血先生『比企谷トレーナーの経歴調べてみたけど、数年でやってる事が常人のそれじゃない。最早異常レベル……』

 

三日坊主系女子『そこのところ詳しくお願いしますっ!』

 

 

ラヴ「ほら、こんな感じですから大丈夫よ。」

 

八幡「……まぁ、そういう事にしておこう。」

 

ラヴ「それじゃあ早速、今日の配信を始めていくわね。今日のテーマは『私の可能性について』よっ♪」パチッ

 

 

流石というべきか、普通に話してる……それにカメラに向かってウインクまで。

 

その後はこの前ラヴが走った映像を視聴者と一緒に見ながら確認している。

 

 

ラヴ「ふぅ……一通り全部見たけど、どうだったかな?」

 

 

熱血先生『良い走りだった!!やっぱり綺麗な走りをするって思ってた!!』

 

三日坊主系女子『ですよね~!どうやったらあんな風に走れるんだろう~?』

 

 

ラヴ「ありがとう皆♡比企谷トレーナーさんはどうかな?」

 

八幡「そうだな……まず初めに距離はもっと伸ばしても問題無さそうだな。大体2,000~2,400mの中距離くらいがベストだろう。マイルも走れなくはないが、ラヴの走りでは少し忙しくなりそうだ。」

 

ラヴ「そうなんだ~じゃあ将来的には中距離で走る事になりそうね。他はどうかしら?」

 

八幡「走りのセンスを見るからに脚質は差しが良さそうだな、位置取りとしては先行寄りの方が良いだろう。それから走っている最中の癖があるのは自分でも気付いてるか?」

 

ラヴ「え、何々?」

 

八幡「斜行癖っていうんだが、これは走っている時にまっすぐではなく斜めに向かいながら走る癖の1つだ。今はまだデビュー前だから大した問題じゃないが、克服しないと後々苦労する事になる。直すのなら今の内だ。」

 

ラヴ「あら、そんな事が……分かったわ、それを改善出来るように練習するわね。」

 

 

筋トレ中年『す、凄い……走りを数回見ただけで……』

 

三日坊主系女子『こんな風にすぐに分かるものなんでしょうか?』

 

架け橋『普通は無理です。何回も観察してレースにも走らせてやっと理解出来る事です。比企谷トレーナーさんが凄過ぎるんだと思います。』

 

 

……ただ観察して俺の考えを言っているだけなんだが、そんなに凄い事か?

 

 

ラヴ「じゃあトレーナーさん、その斜行癖を治すにはどんなトレーニングが良いのかしら?」

 

八幡「有効なのはトレッドミルだな。後は……」

 

 

それからも配信は続いた。俺もいつの間にか慣れ始めて、普通に会話していた。

 

 

ラヴ「いっぱい色々な事が聞けちゃった!トレーナーさん、今日は本当にありがとうっ♪」

 

八幡「気にするな、これもトレーナー業務の一環だからな。それに未担当のウマ娘の走りを見てはならないなんて決まりなんて無いし、ラヴから言ってきた事だしな。」

 

ラヴ「それでも、よ。皆はどうだったかな、今日の配信?」

 

 

筋トレ中年『とても専門的な事も聞けたので有意義な配信でした!』

 

三日坊主系女子『トレーナーさん、もしよかったらまた次も配信に出てください!』

 

働き者@海外赴任『流石は一流のトレーナー!教える事が素人も僕達でも分かりやすかった!』

 

架け橋『とても勉強になりました!』

 

 

ラヴ「大好評みたいね!トレーナーさん、次も出てみない?」

 

八幡「俺にもやる事があるから、時間が空いていればになるな。それにウチにはうるさい奴が居るからな。」

 

ラヴ「ふふふ、そうなのね。それじゃあ今日の配信はここまで!ラヴミー♡ラヴユー♡ラヴズオンリーユーでした~♡」

 

 

そして無事に配信が終了した。

 

 

ラヴ「ありがとうトレーナーさん。今日の接続、凄い伸びてたわ!ここ最近で1番の5,000人!やっぱり有名なトレーナーさんだからかしらね?」

 

八幡「さぁな。まぁお前も将来、有名になれば見てくれる人は自然と増えていくと思うぞ。」

 

ラヴ「ふふふ、そうね。じゃあ、私も将来の為にもっと頑張らないとっ!」

 

八幡「あまり根は詰め過ぎるなよ?」

 

 

まっ、なんにしても配信は成功したから良かった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。