比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もう1人のオタク?

 

 

八幡side

 

 

???「それで、次はどのウマ娘がこのレースを勝ちますか?」

 

八幡「次は………ゼッケン⑩が1着で④が2着で⑨が3着だ。」

 

???「え、そこまで予想しちゃうんですか?」

 

八幡「さっきお前が見せてくれた新聞である程度の事は頭の中に入れてあるからな。その情報と今の状態を逆算して予想しただけだ。」

 

???「ふむ……じゃあレースまで待ちましょうか。」

 

 

ーーー〇レース・直線ーーー

 

 

実況『先頭は⑩だ!⑩が先頭で今、ゴールイン!!やりました⑩、1番人気を抑えて見事に勝利を収めました!2着には④、3着はギリギリ⑨というところでしょうか!』

 

八幡「当たったな。」

 

???「凄いですトレーナーさん!まさか1~3着全部の着順を当てるなんてっ!これで3レース連続ですっ!」

 

八幡「お前だって1着当てられてるんだから大したもんだろ、クロ。」

 

クロ「そ、そうでしょうか?」

 

 

俺は今、中山レース場に来てレース予想をしているところだ。隣に居る芦毛のウマ娘はクロノジェネシスというウマ娘で俺の担当しているウマ娘の1人だ。今日は彼女の趣味の1つでもあるレース予想と観戦をしているところだ。最初は驚いたもんだ、だってガチのカメラ持って来てたんだから。デジタル以来のガチ勢を見た気がする。

 

 

クロ「改めて、今日は付き合ってくれてありがとうございます。」

 

八幡「いいや、俺も良い息抜きになってる。にしても今日もカメラ持って来てるんだな。」

 

クロ「好きなので……それにトレーナーさんから頂いたこのカメラは高性能で使いやすいので愛用しています。」

 

八幡「つっても先生からの贈り物だけどな。」

 

クロ「世界的にも有名な【ビッグレッド】からの贈り物を頂けるだけでも凄い事です。アメリカ3冠全てのレースでレコードを記録した方で今も尚、1つとして破られていない素晴らしい記録です。その走りを評されて地元やこのレース界隈の方達からは【神の世界に住むウマ娘】とまで呼ばれているくらいの人ですから。しかもアメリカの有名な雑誌ではマンノウォーさんと並ぶアメリカ史上最高のウマ娘としても有名な方としても知られています。」

 

 

入ったな、クロのスイッチが。歴史の事やウマ娘の事になるとめちゃくちゃ饒舌になるんだよな。人によってはこういう人を見ると『また始まったか……』って思う奴も居るだろうが、俺は良く調べてるんだなって感心してしまう方だ。まぁでもこれは先生の話をしているからってのもあるだろうな。

 

 

クロ「しかもセクレタリアトさんは芝のレースでも活躍されていて、2戦の内1戦は2,600mの長距離で勝利を収めているので、本当に実力のある方だというのが分かります。」

 

八幡「因みに先生が教えてくれたんだが、先生の心臓は他のウマ娘の2倍くらいの大きさがあるんだってよ。その心臓のおかげもあって現役時代は色々なレースレコードを出せたとも言っていたな。」

 

クロ「っ!そ、そうなんですか!それは知らなかったです!」

 

 

だろうな、先生って自分の事あまり話たがらないから。俺にも自分の事を話してくれたのは大学3年の頃だったからな。

 

 

八幡「とりあえず次のレースの予想しないか?先生の話はまた後で聞くから。」

 

クロ「はっ……す、すみません。私、また夢中になってて……」

 

八幡「いいや、それだけ好きなんだってのが伝わるから悪い気にはなってないから気にするな。とりあえずパドックに行くか。」

 

クロ「はい。」

 

 

それから俺達は次に勝つウマ娘の予想をしてから休憩を取る事にした。

 

 

クロ「トレーナーさん、どうしてそんなにもウマ娘の予想が出来るのですか?」

 

八幡「……まぁ、知識を持っているっていうのもあるが、観察しながら状態を確かめているからだろうな。少なくとも調子の良い悪いくらいは見ただけですぐに分かる。」

 

クロ「真剣そのものの表情をしている彼女達を見ただけでその調子が分かるなんて……流石トレーナーさんです。」

 

八幡「そういうお前も割と分かりやすいけどな。」

 

クロ「え……そ、そうなんですか?」

 

八幡「ウマ娘の色々な歴史の本を読んで夜更かしをした時には、決まって左耳が垂れている。誰かの昔話をする時は両耳がピンッと立つ。調子が悪い時は前かきを10分おきにやる。」

 

クロ「………」

 

八幡「こんなに見られているとは思わなかったか?引いただろう?」

 

クロ「い、いえ!私にもそこまでの癖があったのですね……」

 

八幡「まぁ、担当だから変化はよく見るようにしているに過ぎない。」

 

クロ「やっぱりトレーナーさんの最初の担当さんのおかげでしょうか?」

 

八幡「アイツなぁ……今でもよく会ってるんだが、ホントよく喋るはくっつくはで困ったもんだ。」

 

クロ「でも、ご自慢の担当さんなんですよね?」

 

八幡「まぁな。手のかかる奴ではあったが、確かな実力を持ってたからな。」

 

 

……こうしてアイツの事を噂してたら、また連絡が来そうだからもうやめておくか。

 

 

八幡「まぁ、その内お前も歴史に名を刻むウマ娘になるって俺は確信してる。勿論お前だけでなくラヴもだけどな。」

 

クロ「は、はい!頑張りますっ!」

 

 

 




初めて見た時はこんなキャラなんだって思ってしまいましたww
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