八幡side
マンノウォー「こうしてお前と飲むのも久しぶりだな、八幡!孫と飲む酒はどうしてこんなにも美味いのか……っ!!」
八幡「飲み過ぎないでくださいね?この前は運ぶの大変だったんですから。」
マンノウォー「仕方ないだろう!!孫と飲む酒が美味過ぎるのが悪いっ!!」
八幡「はぁ………」
都内の落ち着いた雰囲気のバー。それも高層ビルのかなり上の方のである。俺は今、先生の師匠で俺の大師匠にあたるウマ娘、マンノウォーさんと2人で飲みに来ている。先生はというと、何故か今日は一緒じゃない。いつもなら先生も一緒に居る筈なのに……
八幡「でも、急に来ましたね?何か用事でも?」
マンノウォー「いいや?久しぶりにお前の顔を見たくなったからだが?」
八幡「……大丈夫なんですかそれ?シービスケットさんやウォーアドミラルさん辺りは慌ててると思いますよ?」
マンノウォー「だから私も出国前にLANEを送っておいた、数日の間だけ日本に行くとなっ!」
八幡「それで済むとは思えないのですが……それに、それだと先生に知られていると思うのですが?今日は一緒じゃないんですか?」
マンノウォー「アイツの事だ、お前に月に1度は連絡をしろと言っているのだろう?だからこうして今は私がお前を独占しているのだっ!」
……めちゃくちゃな説明だが、理解出来てしまうんだよなぁ。
マンノウォー「それにズルいではないかっ!!私も八幡の1人の師、だというのに構ってもらえるのは年に1~2回程度だ!!しかも私はアメリカから出られる機会も少ないのだぞっ!?それでどうやって可愛い孫と触れ合えると言うのだっ!!?」
八幡「(本心なんだろうなぁ……)それで、母国を飛び出してきたと?」
マンノウォー「うむ。」
八幡「お気持ちは嬉しいですけど、それならせめて俺にくらい一言くださいよ。それなら俺も色々と準備出来たのに。」
マンノウォー「それはそうなのだが、孫にはカッコ良い姿を見せたいではないかっ!」
八幡「存在自体が既にカッコ良いので、俺からは特に言わなくても良いと思ってるのですが……」
マンノウォー「孫になら何度言われても嬉しいものなのだっ!この祖母心を少しは分かってくれっ!!」
この人、今普通に祖母って言ったよな?ツッコまなかったけど、俺は孫弟子であって孫じゃないですからね?
マンノウォー「全く、少し会わない内に可愛げが無くなってしまって……私は悲しいぞ?済まない、パトロンのプラチナを。」
「えっ!?」
マンノウォー「む?置いてなかったか?」
「い、いえ!かしこまりました!」
商品名とこの人の反応で分かった、絶対高いヤツだな今のパトロンのプラチナってお酒。
「お客様、飲み方はどうされますか?」
マンノウォー「ボトルとグラスをそのままで構わない。」
「(ストレートッ!?)か、かしこまりました!」
八幡「大丈夫なんですか、そんなの飲んで?今チラッと見えましたけど、度数40%でしたよ?」
マンノウォー「孫との酒なんだ、このくらいどうって事は無い。」
八幡「……一応、信じますからね?」
マンノウォー「……ふぅ。それで八幡、アメリカにはいつ来てくれるのだ?こっちはいつでも出迎える準備が出来ているのだぞ?」
八幡「行くとしても遠征でって事になりますけど、そうですね……アメリカはダートが主流なので、行くとしてもBCデーくらいでしょうかね。俺が担当しているウマ娘は芝の適性しか居ませんので。」
マンノウォー「それまで待てと言うのかっ!?」
八幡「……そもそもBCに行く予定すらまだ決めていませんので、現時点ではまだ何とも言えません。担当と相談して次走を決める方針を取っているので。」
マンノウォー「来るかどうかも分からない段階なのか………」
八幡「すみません。こればかりは俺だけでは決められませんので。」
マンノウォー「ならばお前をアメリカに引き抜きするっ!!」
八幡「……日本は俺の事、引き留めますかね?」
マンノウォー「何を言うっ、引き留めるに決まっているだろう!お前程のトレーナーを他国に行かせてしまう国があるとすれば、とんだ能無しだっ!!」
そこまで言うか……っていうかこの人、もうかなり出来上がってる感じか?でもまだ普通に話せてるからそんな感じはしないんだよなぁ……
八幡「マスター、アラカルトでカルパッチョと5種のウィンナー盛りをお願いします。」
「かしこまりました。」
マンノウォー「何だ、お腹が空いていたのか?それならそうと「違います、お酒だけだと身体に悪いからですよ。少しは食べ物摘まみながらと思って注文しました。」は、八幡……やはりお前は気の利く良い子だなぁ~!」
八幡「やめてくださいよ、他の人も居るんですから……」
カランコロン~♪
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ。」
タリアト「此処だったか……探したぞ師よ。」
八幡「先生……」
マンノウォー「おぉ、タリアトか。遅かったじゃないか!まぁ座れ、今日は飲もうじゃないか!せっかくこうして集まれたのだからなっ!」
タリアト「よく言う、シービスとウォーが私に連絡してきた時は何事かと思ったぞ。」
マンノウォー「私だって息抜きはしたいのだっ!それに孫の顔も見れていなかったのだから、このくらいは別に構わないだろう!」
タリアト「はぁ……2人には土産を買っていくのだぞ?私からも品を渡しておく。」
マンノウォー「ではそうするとしよう!」
タリアト「絶対にしろ。」
何ていうか、先生はよくこの人に教えてもらおうと思ったな……ある意味、先生が苦手な部類の人だと思うんだが。
孫弟子の方でしたww