比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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次に向けて

 

 

アルダンside

 

 

アルダン「クリークさん、残念でしたね……」

 

ヤエノ「心中、お察しします。」

 

クリーク「ありがとうございます、2人共。次のデビュー戦が決まるまではトレーニングと調子を戻す事に集中しますね。」

 

 

8月に入り、多くのウマ娘達が動き出す時期となりました。かく言う私達もデビューする時期でもあるのですが、一足先にデビューを果たしたのはチヨノオーさんで見事1着を獲る事が出来ました。しかし、同じ8月にデビューする筈だったクリークさんは函館レース場に赴いたものの、急激な気温変化による体調不良によって出走を見送る事になりました。本人も残念そうにしていましたが、大事になってからでは遅いですし、英断とも言えるべき判断だと思います。

 

 

アルダン「でも、大事がないようで何よりです。何かあってからでは遅いですから。」

 

クリーク「そうですね。でも、これで私のデビュー戦も来年くらいになりそうです。3人一緒ですね~。」

 

ヤエノ「クリークさんであれば、体調と準備が整い次第すぐにでもデビュー出来るかと。私のような怪我でも、アルダンさんのような身体の克服があるわけでもないですし、クリークさんなら今年中に走る事が出来ると思います!」

 

クリーク「ありがとうございますヤエノちゃん。でも今は焦っても仕方ないですからね~、ゆっくりじっくりやっていく事にしますよ~。」

 

ヤエノ「お手伝い出来る事があれば何でも言ってください!」

 

クリーク「ありがとうございます~ヤエノさん。」ナデナデ

 

ヤエノ「ふ、ふわあああぁぁぁ~!ク、クリークさん!」

 

アルダン「ふふふ、クリークさん。何かありましたら私にもご相談してくださいね。」

 

クリーク「はい、そうさせていただきますね~。ところでアルダンさんとヤエノさんの調子はいかがですか?怪我なく順調ですか?」

 

ヤエノ「はい、順調に回復してきています。この調子で行けば秋頃には本格的なトレーニングを行えるとの事です。」

 

アルダン「私も特に怪我も無くトレーニング出来ていますよ。この夏に入ってからは少しトレーニングがハードになりましたが、まだ負荷を強めても問題無いくらいには余裕を感じます。」

 

ヤエノ「おぉ、それはそれは!近頃は保健室に行く様子を見ていなかったので……安心しました。それと同時に共に走る時が楽しみになってきました。」

 

クリーク「はい。まだ先の話になりそうですが、これからが楽しみですね。」

 

 

私達が一緒に走るのは早くてもクラシックに突入してからの4月頃、遅くても5月になりそうですね。

 

 

ヤエノ「そういえばアルダンさん、この時間にカフェテリアにお誘いしたという事は昼食もご一緒するという事でしょうか?」

 

アルダン「えぇ、その通りですヤエノさん。もうそろそろ準備してくださっていると思いますので。」

 

ク・ヤ「準備?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「お待ちどう、今日の日替わり定食だ。」

 

アルダン「ありがとうございます、兄様。」

 

ヤエノ「ト、トレーナー殿っ!?」

 

八幡「よう、ヤエノにクリーク。アルダンからのお節介、受け取ってやってくれ。」

 

クリーク「お節介、ですか?」

 

アルダン「今この場に居る方達は何かしらの理由でデビュー時期が遅くなりました、躓きはしましたがまだ始まっていません……スタート地点に立てるように頑張りましょうという事で兄様に料理を作ってくださらないかと提案してみたいんです。」

 

八幡「っていう事だ。クリーク、デビュー戦は残念だったと思うが、寧ろ自分を更に強くする良い機会だと思え。気休めにしかならないが、これでも食って英気を養え。」

 

 

兄様が用意してくださった料理はカツ定食でした。きっと兄様なりのエールのつもりなのでしょう。それにしても、とても美味しそうですっ♪

 

 

ヤエノ「これがアルダンさんが週に3度は作っていただいているというトレーナー殿の手料理……何と素晴らしいっ!」

 

クリーク「とても美味しそうですね~!ありがとうございます、トレーナーさん!」

 

八幡「おう、まぁ今はちょうど昼時だしゆっくりしたらいい。それにいつもの騒がしいのが無いのは寂しいと思うかもしれないが、ボケとツッコミが居ないだけでもマシだろう。」

 

 

きっとオグリさんとタマモさんの事でしょうね。あのお2人はカフェテリアでいつも賑やかにしていますからね。

 

 

アルダン「では、冷めない内にいただきましょう。兄様もよろしければご一緒に。」

 

八幡「そうか?2人が良いのなら……」

 

ヤエノ「勿論、構いません。それに、トレーナー殿のお話もお伺いしたいので。」

 

クリーク「私も大丈夫ですよ~。」

 

八幡「……そうか、じゃあ自分の持ってくる。先に食べていて構わないぞ。」

 

クリーク「いえいえ~待ってますよ~。」

 

 

そういえば、このメンバーで食べるのは初めてですね。私はいつもチヨノオーさんとヤエノさんの3人で食べるか、兄様と一緒に食べるか、オグリさん、タマモさん、クリークさん、イナリさんの5人で食べるか、大体この3パターンに分かれていますので。ヤエノさんとチヨノオーさんには、もっと砕けた口調でも構わないと言っているのですが、先輩だからと直してはくれません。私はあまりそのような事は気にしないのですが……

 

 

 




クリークさん、本当は函館に入厩したものの、重い下痢が原因でレースを見送ったという事になっています。
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