比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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次走の選択肢

 

 

アルダンside

 

 

先日のレースから2日後、学園に向かう前に私は先日の朝刊を読んでいるところです。昨日はお休みをいただいておりましたので見る事は控えていましたので、今日改めて読んでいるところです。当然の事ですが、目立っていたのは土曜日の重賞レースが大きく取り上げられていましたが、その次に大きく取り上げられていたのは私でした。自分で言うのも変な話ですが、あの日に開催されたレースでは私のレースが1番インパクトのある内容だったからでしょう。デビュー戦とはいえ、他の方達を寄せ付けない7バ身差での勝利。それに加えて姉様の妹であるという事も相まって話題性も充分でしたから……

 

 

アルダン「………」

 

チヨノオー「アルダンさん、何を見ているんですか?」

 

アルダン「一昨日の朝刊です。」

 

チヨノオー「あぁ、それ私も見ましたよ!アルダンさんの事が取り上げられていましたね!しかも大きくっ!『メジロ家から期待の新星現るっ!!』って!」

 

アルダン「ありがとうございます、チヨノオーさん。まだ1勝しただけですが、身が引き締まる思います。」

 

チヨノオー「私はこの前のレースで負けちゃいましたので、この次は絶対に勝ちますっ!」

 

アルダン「確か次は朝日杯FSでしたね、初のGⅠ挑戦頑張ってくださいね。」

 

チヨノオー「はいっ!マルゼンさんも走ったあのレース、勝ちたいレースの1つでもありますからっ!」

 

 

チヨノオーさんの次は12月に開催されるGⅠ、朝日杯FSに決まっていて、それに向けてのトレーニングも既に始めているみたいです。そして私の自走については今日のトレーニング前に兄様から提案してくださるとの事でしたので、それによってトレーニング内容が決まります。

 

 

チヨノオー「アルダンさん、早くしないと遅刻しちゃいますよ?」

 

アルダン「そうですね、では朝食にいたしますね。」

 

チヨノオー「ご一緒にしてもいいでしょうか?」

 

アルダン「勿論構いませんよ。」

 

 

ーーー放課後・部室ーーー

 

 

アルダン「失礼いたします、お疲れ様です兄様。」

 

八幡「おう、お疲れさん。じゃあトレーニングを始める前に次のレースについて話そうか。」

 

アルダン「はい、お願いします。」

 

八幡「デビュー戦を見て色々と次を考えてみた。一応3つルートに絞った。まず1つ目、堅実に積み上げていくやり方で次走は翌年1月のOPレースの若駒SかジュニアCのどちらかだ。2つ目がクラシックに向けてステップアップするやり方、つまりOPではなく重賞に挑戦するって事だ。挑戦するのは京成杯だ。最後の3つ目、クラシックに向けてステップアップするのは2つ目と一緒だが、今回のデビュー戦の勢いのまま格上に挑戦する方針……この時点である程度は理解したと思うが出るレースは年内のGⅠ、ホープフルSだ。俺から提案するのは以上の3つだ。アルダン、お前ならどうしたい?」

 

アルダン「………」

 

 

きっと兄様の中では答えは出ている、その上で私に選ばせるという事は私を試されているという事で間違い無いでしょう……その上で私ならっ!

 

 

アルダン「格上挑戦、最後の3番目を選択致します。なので次走はホープフルSを希望します。」

 

八幡「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「安心した、俺と同じ考えだったみたいでな。」

 

アルダン「っ!つまり兄様もホープフルSを?」

 

八幡「あぁ。東京2,000mであの走りが出来るのなら中山2,000mの急坂にだって対応出来るだろうし、まだ可能性の域を出ないが皐月賞に出る可能性だって0じゃないしな。1番の目標はダービーって事にしているが、大舞台の空気に慣れる必要もあるだろうしな。将来の事を見据えるのなら、今の内に大きい舞台に出た方が色々とお得だしな。」

 

アルダン「……そこまで考えが及びませんでした。」

 

八幡「普通はそこまで考えないしな。まぁでも1番の目的は実績を作る事だ、出る以上は1着を目指すが、最低でも掲示板以内だ。つまり5着以内って事になる……まぁでも、挑戦するからには1着を獲りに行くぞ。」

 

アルダン「はい。きっと相手は手強いとは思いますが、必ず勝利を収めてみせます。」

 

八幡「頼もしいな。」

 

アルダン「チヨノオーさんも朝日杯FSに出走しますので、私も負けていられませんから。」

 

八幡「そうか、同期同士で士気を高め合えているようで何よりだ。よし、じゃあ今日のトレーニングも決まったし初めて行くぞ。」

 

アルダン「はい、よろしくお願いします。」

 

 

その後のトレーニングは、これまで行ってきたトレーニングとは打って変わり、持久系のトレーニングを多く行われました。恐らく、中山レース場の急坂対策だと思われます。

 

 

ーーートレーニング後ーーー

 

 

八幡「……うん、良い感じだな。寮に戻ってもしっかりメンテナンスをしているみたいだな。」

 

アルダン「はい、ストレッチはしっかりと入念に行うようにしていますので。兄様から厳命もされていますから。」

 

八幡「厳命した覚えは無いんだが……まぁいい、そのおかげでしっかりと脚が出来上がっている。まだ完全な克服とは言えないが、それでも7~8割くらいは改善されている。後もう一息といったところだな。」

 

アルダン「来年の本番までには改善したいところですね。」

 

 

八幡(やっぱアルダンも自分の事はよく分かっているみたいだから、いつまでにこうなりたいというのはしっかり考えられているみたいだな。)

 

 

 




アルダンの次走、ホープフルSに決定!
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