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実況『さぁ、本日のメイン競走、中山11RホープフルSがもう間も無く出走されます!ここを勝って来年のクラシック競走に名乗りを上げるのは果たして誰なのかっ!?勇猛なる3冠路線に挑むのか、それとも可憐なるティアラ路線へと進むのか、それは勝者のみが見据える未来像っ!この厳しい中山の急坂を制するのは誰でしょうっ!?GⅠ、ホープフルSのファンファーレですっ!!』
八幡(さて、いよいよか……返しの走りも良い感じだった。後はトレーニングでやった走りをレースでも出来るかどうかだな。しかも、まだ疑いの目を向けられているしな。)
ドーベル「………」ジィ∼…
マックイーン「………」ジィ∼…
八幡「……そんなに見るなよ、見るよりも応援に専念してほしいんだが?」
ドーベル「だって、あんな事を言うんだから……1着から3着全部予想するから。」
八幡「別に構わないだろ、予想するくらい。」
ヒリュウ「貴女達、トレーナーさんの言う通り今はアルダンの応援をしましょう?」
パーマー「叔母様の言う通りだよ皆、今はアルダンさんの応援だよ。トレーナーさんの予想は終わってからでも遅くないんだから。」
マックイーン「……そうですわね、今はアルダンさんの応援ですわね。」
八幡(俺、どんだけ疑われてんだよ……)
♪~♪~♪~
実況『ファンファーレが鳴り響いた中山レース場、このレースを勝って来年の主役に立つのは誰でしょうか!?各ウマ娘がゲートへと入っていきます。』
アルダン(……このレース、負けられません!)
実況『さぁ最後に大外15番、メジロアルダンが入りましたっ!さぁレース名の通り希望に満ちた栄光を手にするのは果たしてどのウマ娘か、ホープフルS………』
ガッコン!!
実況『飛び出しましたっ!揃った見事なスタートですっ!さぁ前に行くのはスルーオベストとエイユークインが並ぶように前に行きましたっ!フリークギャルとノムラダンサー、マイネシャイネがそれに続く。タマビッグギャルとメジロアルダンがその後ろ。一団が1コーナーのカーブに差し掛かりましたっ!』
八幡「前から6~7番手か。しかもいつでも抜け出せる位置で前にウマ娘が居る状態……今のところは理想的な位置だな。」
ラモーヌ「………」ジィ∼…
八幡「今はその位置をキープ、3コーナーを過ぎた辺りで仕掛けに入れ。」
ラモーヌ「………」ジィ∼…
八幡「……あのさ、見る方向間違えてないか?」
ラモーヌ「間違えていないわよ?」ジィ∼…
八幡「絶対間違えてるだろ……」
実況『2コーナー曲がって向正面に入りました。レジナドリームとヒミノローマン、このグループ!ビューティペイジがその後ろで、最後方2バ身離れた所にフェミニンギャルの態勢です。約20バ身と縦長の隊列となっています!さぁ再び前から見ていきましょう!』
アルダン(この位置ならいつでも抜け出せる……後は周りを見ながらスパートをっ!)
実況『3コーナーに入って各ウマ娘達が追い上げ体勢に入りましたっ!さぁ先頭はまだスルーオベストが粘っている!2番手以降にはエイユークインとサンエムプライス、そしてメジロアルダンも上がって来たっ!更にはプリンセススキーも後ろから上がって来た!混戦になってきましたホープフルSっ!!4コーナーを曲がって直線コースに入りましたっ!!』
アルダン「はあああぁぁぁぁぁ~っ!!」
実況『ここで先頭入れ替わった、メジロアルダンが抜け出した!!メジロアルダン先頭っ、メジロアルダン先頭っ!!後ろを突き離しにかかるっ!更にプリンセススキーも上がって来たが、スルーオベストも粘っている!!メジロアルダン離す離す、リードは2バ身!!中山の急坂もなんのそのっ!!軽々と駆け上がっていきますっ!!完勝です、メジロアルダン先頭でゴールインッ!!!』
アルダン「はぁ……はぁ……はぁ……」
実況『勝ったのはメジロアルダンッ!!見事この大舞台を制しましたっ!!2着にはなんと10番人気のプリンセススキーが入りましたっ!!3着には最後までよく粘ったスルーオベストですっ!』
八幡「……よし。」
父「おぉ……あの病弱だったアルダンが、まさかGⅠを………」
ヒリュウ「えぇ、そうね……とても良い走りだったわ。」
マックイーン「そ、それよりも………」
ライアン「あの着順……」
ブライト「驚きましたわね~。」
そう、1着~3着までの着順が八幡の言っていた通りの順番になっていた。
八幡「お2人共、娘さんのGⅠ勝利おめでとうございます。」
父「何を言っているんだ、君のおかげで娘はGⅠを獲る事が出来たのだっ。感無量だよ。」
ヒリュウ「それにお礼を言うのはこちらの方です。」
八幡「いえいえ、自分はトレーナーとして当然の事をしただけです。それでは自分はアルダンを出迎えてきますので、失礼します。」
ヒリュウ「えぇ、アルダンによろしく伝えてください。」
八幡「はい、分かり「ね、ねぇ。」まし……ん?」
ドーベル「……さっきは、その……ごめんなさい。」
マックイーン「私からも謝罪させてください。申しわけございませんでした。」
八幡「気にするな。あんなの誰だって疑いたくなる。けどそうだな……今度スイーツの味見をしてくれ、そしたら許してやるよ。」
マックイーン「まぁ、それでしたら喜んで引き受けますわっ!」
八幡「因みに10品くらいあるから。」
マックイーン「そんなに食べたら太ってしまいますわっ!!」
八幡(いや知らんし……)
ドーベル「……分かった。い、一応聞くけど、アルダンさんも一緒なのよね?」
八幡「?当然だろ、その為に作るんだから。」
ドーベル「……ならいいわ。」
八幡(?何がいいんだ?)