比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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祝勝会?

 

 

八幡side

 

 

アルダン「とても美味しいです、兄様。紅茶とも良く合いますし、チョコとの相性も良いですね。」

 

八幡「あ、あぁ……それは何よりだ。」

 

ヒリュウ「えぇ、本当に美味しいわ。トレーナーさんはお菓子作りも出来るのね。」

 

アサマ「……そうですね、食後のデザートにいただきたいくらいです。」

 

ラモーヌ「………」

 

 

………どうも、何故かまたメジロ家に居る比企谷八幡です。どうしてまた此処に居るのかというと、まぁ分かるよな?アルダンのGⅠ初制覇のお祝いをする為だ。ラモーヌが制した時も行ったらしく、その時もこんな風にお茶会みたいにやったらしいのだが、今回はどうしてか分からないが俺のお菓子を提供する事になった。

 

 

ヒリュウ「それでトレーナーさん、アルダンの今後についてお聞きしてもよろしいでしょうか?来年はいよいよ目標にしていたクラシックですが、最初のレースは既にお決めになられているのですか?」

 

八幡「今はまだ何も。今後の方針についてはアルダンと相談して決めるつもりです。現時点での最大目標は日本ダービーなので、そのレースの出走を断念する結果にはならないように心掛けるつもりではいます。」

 

ヒリュウ「そうですか……では、皐月賞の出走も今の時点では確定では無いのですね?」

 

八幡「はい。アルダンの脚が良い方向に回復してきているとはいえ、まだ気を配らないといけないレベルですから。」

 

アサマ「ふむ……ではトレーナーさん、出走する可能性があるレースを上げるとするならば、どのレースを選択しますか?」

 

八幡「セオリー通りに行くのなら弥生賞かぶっつけで皐月賞、本番を見据えてという事なら青葉賞ですね。」

 

アルダン「青葉賞……日本ダービーのトライアルレースの1つで同じ東京レース場2,400mでしたね。」

 

八幡「あぁ。この前のホープフルSを見て分かった事だが、お前は既に2,000m以上の距離を走り切れる。中山の急坂を余裕で走ったのがその証拠だ。もし皐月賞に出走する事になったら、良い走りが出来るのは確実だ。まぁ強敵が来るのは確実だし、好きに走らせてはもらえないだろうけどな。」

 

 

朝日杯FSを勝ったチヨノオーは確実に弥生賞路線でクラシックを進むだろうし、他の重賞ウマ娘達も1~3月の重賞路線に進んでいる。

 

 

アサマ「トレーナーさん、貴方が選べるならどのレースを選択しますか?」

 

八幡「……自分なら青葉賞を選択します。その上で日本ダービーに出走します。」

 

アサマ「……アルダン、貴女はどう思いますか?」

 

アルダン「はい、私も同じ考えでした。ですが欲を言えば、GⅠを2回は挑戦してみたいと思っています。」

 

八幡「2回……日本ダービーは確定として、残すレースがあるとすれば皐月賞にティアラ路線の2つ、NHKマイルCが同世代のGⅠで、安田記念と宝塚記念がシニア混合で参戦可能なGⅠだな。」

 

ヒリュウ「全てで6つですか……」

 

八幡「まずこの中でオークスと安田記念は連闘になるから選択肢から外すとして、残ったのは4つだな。いいや、青葉賞を走る前提で行くなら皐月賞も連闘になるからこれも除外だな。残すは桜花賞、NHKマイルC、宝塚記念の3つか……この時期はどうしても間隔が短くなるから、レース選択は慎重にならないとな。」

 

アルダン「あ、あの……兄様?」

 

ヒリュウ「アルダン、きっとトレーナーさんは今、頭の中でどのレースが1番効率が良いのか計算しているのよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「……NHKマイルCだな。」

 

アルダン「っ!」

 

アサマ「その理由は?」

 

八幡「まず桜花賞には出走しない方が良いでしょう。ティアラ路線っていうのも理由の1つですが、ティアラ路線を表明しているウマ娘の中で1人だけ飛び抜けて強いウマ娘が居ますので。いくらアルダンが強いとは言っても、そのウマ娘が相手では厳しいと思っています。次に宝塚記念ですが、これは単純に未完のまま挑むにはハードルが高過ぎます。それにクラシック級で宝塚記念に挑むウマ娘自体、滅多に居ませんからね。NHKマイルCは名前の通りマイルレースですが、日本ダービーと同じ東京が舞台でスピードが求められる舞台です。本番前に同じ距離を走れる青葉賞、スピードを求められるNHKマイルC、どちらも同じ東京レース場、この上無い舞台だと思っています。」

 

アサマ「成る程……」チラッ

 

アルダン「兄様は、その予定で春を駆け抜けても問題無い、でしょうか?」

 

八幡「間隔は厳しいが、不可能じゃない。アルダンはどうしたい?他に出たいレースとかは無いか?」

 

アルダン「……いいえ、私のわがままを聞いてくださって、とても感謝しています。兄様、そのローテーションでお願い致します。」

 

八幡「分かった。じゃあ今年の初戦は青葉賞だから、それに向けて仕上げていくぞ。合わせてスピードトレーニングも並行してやっていくからな。」

 

アルダン「ふふ、忙しくなりますね。」

 

八幡「忙しくなるんだよ。それから……ラモーヌ。」

 

ラモーヌ「?」

 

八幡「お前に併走相手を頼みたい。勿論、お前のトレーナーにも話はつける。引き受けてくれないか?」

 

ラモーヌ「……妹の実力を見る良い機会ね、よろしくてよ。」

 

八幡「ありがとう。じゃあ帰ったらお前のトレーナーに「結構よ、メールで伝えるわ。」えぇ……」

 

 

いや、流石に悪いから帰ったら相談するから。

 

 

ヒリュウ「来年のクラシックは面白くなりそうですね、当主様。」

 

アサマ「……アルダン、良い走りを期待していますよ。」

 

アルダン「はい…っ!」

 

アサマ「では、この話はこのくらいにして、お茶を楽しみましょうか。」

 

 

あ、そういえば今ってお茶会という名の祝勝会だったわ。

 

 

 




アルダンの予定…青葉賞 → NHKマイルC → 日本ダービー

のローテーションです。
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