比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

126 / 1583
バレンタインに向けて

 

 

エアグルーヴside

 

 

ルドルフ「という訳で今回、突然で申しわけ無いがバレンタインイベントに向けて、講師をして欲しいと思っている。頼めないだろうか?」

 

 

……突然の事に私も驚いている。いや、どうしてこうなったのかは私も把握はしているのだが、驚かずにはいられない。経緯を簡単に説明するが、バレンタインに向けてウマ娘達がチョコ作りに試行錯誤しているそうなのだが、あまり上手く行っておらず、料理上手なウマ娘に相談・手伝いをして貰ったりしているそうなのだが、余りにも負担が大きいと感じたのだろう。

 

週に1度回収している意見箱の中から大量のバレンタインに向けての教室を開いて欲しいという意見が多数寄せられていたのだ。そして今回、その講師役として選出されたのが………

 

 

マルゼン「分かったわルドルフ、お姉さんに任せなさいっ♪」

 

フラッシュ「私でよければご協力させていただきます。」

 

クリーク「お任せください〜。」

 

アケボノ「皆で美味しいチョコ作れたら楽しいもんね〜。私も大丈夫ですよ〜。」

 

ネイチャ「上手く教えられるかは分かりませんけど、やるだけやってみますよ〜。」

 

ルドルフ「心強いよ。私も料理はするが、お菓子作りはあまりした事がなくてね………経験豊富な君達が講師役ならば安心だ。」

 

 

バレンタイン、か………奴は甘いのが好きだと言っていたが、どの程度の甘さが良いのだろうか?

 

 

ルドルフ「ではエアグルーヴ、調理室の貸し出し申請を出しておいてほしい。」

 

エアグルーヴ「はい、分かりました。」

 

フラッシュ「バレンタインの贈り物と言っても、1種類だけではないでしょう。チョコに限らずクッキーやプリンといったお菓子も出てくると思います。そこはどうしましょうか?私は洋菓子なら一通りの物は作れますが。」

 

マルゼン「ならフラッシュちゃんはケーキとかそういうのを教えてちょうだい!それにこっちから先に提案しておいた方が教えるのも簡単になると思うわ。」

 

クリーク「成る程……じゃあ私はクッキー担当にしましょうか。生地作りからしっかりと教えますので。」

 

マルゼン「ネイチャちゃんとアケボノちゃんは何か得意なのはある?」

 

アケボノ「じゃあ私はプリンを作りますね〜。焼きプリンも作れますから♪」

 

ネイチャ「あぁ~じゃあ私は普通のチョコですかね。」

 

マルゼン「それじゃああたしは……ロシェでも作ろうかしら。意外と簡単だし。」

 

ルドルフ「ではそのように学園の掲示板に張り出しておこう。講師役とお菓子のイメージ、日時を載せておけば自ずと集まるだろう。」

 

 

私はどうするべきか……チョコを作った事はある。お母様に日頃の感謝を込めてという意味で毎年作っていた、だから調理には問題無い。だが私は近々レースを控えている。参加するべきか、控えて調整をするべきか………

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

結局あの場では答えが出ず、私は申請書を出した後に部室へと向かっている。他の皆はどうするのだろう?やはり渡すのだろうか?

 

 

ファイン「あっ、グルーヴさん!これからトレーニングしに行くの?」

 

エアグルーヴ「あぁ、そうだが?」

 

ファイン「そっかぁ……ねぇねぇ、グルーヴさんはバレンタイン教室の事って聞いてる?」

 

エアグルーヴ「あぁ、その事ならさっき生徒会室で話していた。今は詳しい日時を話し合っているところだろう。」

 

ファイン「じゃあグルーヴさんも細かい事はまだ分からないんだね?」

 

エアグルーヴ「済まんな。」

 

ファイン「ううん、大丈夫。それじゃあね〜!」

 

 

ファインの奴、あの教室に参加するつもりだったのか。ファインなら選び放題だと思うが、その場合は量が尋常ではなくなるだろうな。とんでもない量のチョコが送られてきそうだ。

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

エアグルーヴ「失礼する。」

 

フジ「エアグルーヴ、生徒会お疲れ様。」

 

八幡「お疲れさん。」

 

シービー「お疲れ様〜。」

 

エアグルーヴ「また居らしてたのですか、シービー先輩。今日はどうされたのですか?」

 

シービー「トレーニングしにっ!」

 

エアグルーヴ「いつも通りですね。」

 

八幡「あぁ、いつも通りだ。にしてもお前も飽きないよな、何で何回も参加してくるんだ?」

 

シービー「八幡が私を担当にしてくれるまで。」

 

八幡「それずっとじゃん………」

 

 

ガチャ………

 

 

『?』

 

ライス「お、お兄様ぁ〜……え、えっと……い、いらっしゃいませんか〜?」

 

八幡「居るけど、どうしたライス?しかもそんな恐々とした様子で。」

 

ライス「あ、あの……えっと………」

 

 

?何をあんなに緊張しているのだ?

 

 

ライス「お、お兄様!」

 

八幡「はい、何でしょう?」

 

ライス「お兄様はチョコ食べられる!?」

 

八幡「……あぁ、食える。(質問し辛そうだし、俺が傍まで行くか。)ライス、こっちで答える。」

 

ライス「え?い、いいの?トレーニングは?」

 

八幡「まだ時間あるから大丈夫だ。それともお前も参加してくか?」

 

ライス「ライスが一緒にトレーニングしても良いのかなぁ?皆嫌な顔するんじゃ………」

 

八幡「しないしない大丈夫。ていうかそんな奴ってホントに居るのか?今すぐソイツ連れて来ていいぞ?ライスシャワーというウマ娘について良いポイントを小1時間程説教も加えてみっちりと教育してやるから。」

 

ライス「えへへ、ありがとうお兄様。」

 

シービー「……何かさ、ライスちゃんに甘くない?」

 

フジ「そうだね、私達には見せない優しさだね。」

 

エアグルーヴ「前からこういう節がありました、今更見ても驚きません。」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。