比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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守護りたい……

 

 

八幡side

 

 

アルダン「申しわけありませんでした、兄様。先日は母上達がお世話になったみたいで。」

 

八幡「全くだ。お前達が自分達の両親に一体どんな報告をしたのかは聞かないが、あの場に居たメジロの令嬢5人とアルダン、6人の両親12人が同時に俺にお菓子を作ってほしいって聞いた時は時が止まったぞ?」

 

アルダン「事実ですから。これは私の勝手な憶測ですが、トレセン学園に入学する前にメジロ家で食べていたどのお菓子よりも美味しいと感じたからだと思います。実際に私もとても美味しいと思いましたし、3時のお茶の時間が兄様の作ってくださるお菓子であれば喜んでいただきたいと思ってしまう程ですから。」

 

八幡「それは例えば同じクッキーであってもか?」

 

アルダン「えぇ、そうですね。」

 

 

即答しやがった……いやまぁ別に嫌な時間だったってわけではないが、あの場に集まった人達ってメジロ家の重鎮なんだろ?よくタイミング良く集まる事が出来たよな?いや、アイツ等に食わせたのが12月だったし、それから報告を聞いてから裏でやり取りしてたとか?だとしたらメジロアサマさんって確信犯じゃね?

 

 

アルダン「ですがご安心ください、お婆様から兄様からレシピを教えていただいたと報告を聞きましたので、暫くは呼ばれる事は無いと思われます。」

 

八幡「………」

 

アルダン「本当ですよ?」

 

 

どうにもイマイチ信用出来ないなぁ……まぁ一応大丈夫って事にはしておこう。

 

 

アルダン「それで兄様、今日は何をお作りになられているのですか?鰻を焼いているみたいですが……蒲焼きですか?」

 

八幡「そうだ、もう言っちまうが作ってるのはうな重だ。アメリカから良い鰻が届いてな。俺1人じゃ消費し切れないからこうして作ってるってわけだ。」

 

アルダン「成る程……アメリカに知人がいらっしゃるのですか?」

 

八幡「そういう事だ。俺の恩師の1人がアメリカの人でな、わざわざ日本の俺宛に届けてくれた。けどいかんせん数が多くてな……10本も来た。」

 

 

プロフェッサー、送ってくれるのはありがたいんですけど加減を間違えないでください。俺には鰻10本を食べ切るなんて事は出来ません、ハッキリ言って無理です。保存したとしてもすぐに飽きます。まぁ先生やプロフェッサーならペロリでしょうけど。

 

 

アルダン「そ、それはまた……随分と多いですね。」

 

八幡「だろ?だから今日は助っ人も呼んでる。アイツが居れば食い切れないなんて事は無いだろ。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ライス「お兄様~。」

 

八幡「おっ、来たか。悪いな来てもらって。」

 

ライス「ううん、それで食材が多過ぎるから食べるのを手伝ってほしいって聞いたけど、何を食べるの?」

 

アルダン「こちらです。」

 

ライス「わぁ~鰻さんだぁ~!コレってうな重、なんだよね?」

 

八幡「そうだ。俺の知り合いが届けてくれたんだが、量が多くてな。そこでライスの出番だ、美味しく食べられる分だけで構わないから食べてくれ。遠慮は要らないから。」

 

ライス「い、いいのかな?だってライス、何もしてないのにこんなに美味しそうな料理食べても………」

 

八幡「気にすんなって。それにライスが何もしていなかったら世界中の人達が怠惰で1日中怠けてるダメダメ人間で溢れてるから。」

 

ライス「そ、そんな事無いよ!」

 

八幡「まぁとにかく食べるの手伝ってくれ。俺は作りまくるから。あっ、食べながらな。」

 

アルダン「ライスさん、ここは兄様のご厚意に甘えませんか?」

 

ライス「……じゃあお兄様、ライスたくさん食べるねっ!」

 

 

よし、買収成功。これでこっちの勝ちが確実だ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

早い……もう5本消えた。俺は料理しながら食べてるから大体今ので0.5本くらいの量だが、アルダンが1.5本で、ライスが3本食べている。普通に聞こえるかもしれないが、ライスもう5回お代わりしてるから。1つのうな重に対して鰻0.5本、つまり半身分だから凄いぞ?しかもそれでいてペース落ちてないし。

 

普通のウマ娘だったら大体1.5~2.5本くらいで止まるだろうが、ライスならまだまだ食べるだろうな。

 

 

ライス「お兄様、お代わりある?」

 

八幡「おう、好きなの取ってけ。」

 

ライス「うんっ♪」

 

アルダン「す、凄いですねライスさんは……まだ食べられるなんて。」

 

八幡「だな。それとアルダン、苦しくなったら無理して食べなくてもいいからな?俺は苦しみながら料理を食べさせる趣味は無いから。」

 

アルダン「ありがとうございます。では、この1箱で終わりにしたいと思います。」

 

八幡「あぁ。」

 

アルダン「兄様は食事が出来ていますか?」

 

八幡「大丈夫だ、合間を見ながら食べてる。しかし、食べる奴が1人居るだけでも食べる量って違ってくるんだな。いつも以上に食べたんじゃないかお前。」

 

アルダン「そうですね、今日はいつも以上に量を食べた気がします。」

 

ライス「お兄様、お代わり取っていくね。」

 

八幡「おう、じゃんじゃん食ってくれ。うん、これで6本消えたなんでアルダンも食べ終わるからこれで6.5本だな。」

 

アルダン「ライスさんをお呼びして正解でしたね。」

 

八幡「そうだな。」

 

ライス「~♪」モグモグ

 

 

あの笑顔、守護りたい……

 

 

 




先生、孫弟子が可愛いからってやり過ぎです。
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