比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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事件解決と………

 

 

八幡side

 

 

昼食を終えた俺達はショッピングモールの散策を再開した。アルダンの好奇心は無くなる事を知らず、ランチの席で謝っていたのが嘘のように色々な店に入っていった。今日は俺とだったが、いずれは学生同士で行く事にもなるだろうから良い経験になっただろう。それに学生同士じゃこんな風に出来ないだろうしな。

 

 

アルダン「兄様、こちらで試食が出来るみたいです。何でも北海道のチーズを使用した期間限定品みたいです。一口いかがですか?」

 

八幡「じゃあ1つもらう、美味かったら今度買うか。」

 

アルダン「即決なさらないのですね。」

 

八幡「今日はそんなに金を持ってきてないからな、買えない事も無いが無駄遣いはするべきじゃない。まぁ、目が飛び出るくらい美味かったら買うけどな。」

 

アルダン「ふふふ、そういう事ですか。」

 

八幡「じゃ、食べてみるか。」

 

アルダン「えぇ、いただきます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルダン「ありがとうございます兄様、私の分まで買っていただいて。」

 

八幡「美味かったからな。少し冷えてる状態であの濃厚さだったから、あったかい状態だともっと美味いんだろうな……色々と家でやる事が増えそうだし、体重も増えそうだ。」

 

アルダン「まぁ、それでしたらご一緒にトレーニングをしませんか?」

 

八幡「バカ言え、俺がお前の動きについて行けるわけ無いだろ。それにだ、自分でも管理はしてるから問題無い。これでもトレーナーの中では身体は動かしてる方だと思ってる。」

 

アルダン「まぁ、兄様も運動を?」

 

八幡「新しいメニューとかを思いついた時にはやってる。そうでない時もランニングはやってるし、休みの人かには学園のトレーニングルームで筋トレやってる。」

 

アルダン「知りませんでした………」

 

八幡「俺のプライベートなんだ、教える教えないも俺の自由だしな。」

 

アルダン「では、兄様のプライベートを1つ知る事が出来たという事で手打ちといたしますね。」

 

八幡「ちょっと待て、何で俺が悪いみたいになってんだ?」

 

アルダン「ふふふ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きゃあああぁぁぁぁぁ~っ!!ひったくり~!!

 

「退けぇ!!」

 

八・ア「っ!!」

 

 

目の前を通り過ぎたのは俺くらいの体形をした男で、黒い帽子に不織布のグレーのマスクに黒の半袖に長ズボンを履いている、いかにもみたいな恰好をした人だった。そして手には盗んだであろう少し高そうな鞄をぶら下げていた。

 

 

アルダン「兄様っ!私が「ダメだ、危険過ぎる。それにお前はレースを控えている身だ、こんな所で無茶させられるか。」で、ですがそれではっ!」

 

八幡「俺が行く、荷物を持っててくれ。ちょっと行ってくる。」

 

アルダン「え、兄さっ!?」

 

 

アルダン(は、速いっ!しかも兄様のあの速さ……人間が出せる速度を超えているっ!?)

 

 

まだ見える場所だから追いかけられる……このまま直線走ってくれれば俺の勝ちだな。っていってももう追いつくけどな。

 

 

「うおっ!?何だアイツッ!?」

 

八幡「人の物盗っておいて何だその言い草っ!」

 

「うわあぁぁぁ!!」

 

八幡「はい、確保っと……」

 

「このっ、おいテメェ!離しやがれっ!!」

 

八幡「離したらお前、逃げるだろ……誰か、警備員を呼んでくれませんか?」

 

 

その後、すぐに警備員が駆け付けてくれて、男の身柄を拘束してくれた。とりあえず事情聴取を受けたのだが、協力に感謝してくれたのと、危険行動には注意してほしいとの事だった。

 

 

「ありがとうございます、中身も全部無事でした。」

 

八幡「それは何よりです。それじゃあアルダン、行くぞ。」

 

アルダン「は、はい!」

 

「あの、お礼を……」

 

八幡「お礼欲しさにやった事ではありませんので、お気持ちだけ受け取っておきます。では。」

 

 

騒ぎが落ち着いたショッピングモールを後にした俺達は学園に向かって帰路に着く事にした。

 

 

アルダン「………」

 

八幡「大丈夫かアルダン?さっきから黙ったままだが。」

 

アルダン「っ!はい、大丈夫なのですが……先程の事がまだ……」

 

八幡「確かに驚いたな。でも安心しろ、ああいうのは滅多に起きない。日常茶飯事だったらこの町の治安が超問題になってるしな。」

 

アルダン「いえ、私が気にしているのはその事では無く、兄様の事なのです。」

 

八幡「俺の?何で?」

 

アルダン「兄様の走った速度、あれは明らかに人間が出せるスピードではありませんでした。」

 

 

……成る程、お前が黙り込んでいたのはそっちだったか。まぁでも確かに気にはなるよな、ウマ娘でもないただの人間があんな走りをするんだから。

 

 

 

アルダン「教えていただけませんか?」

 

八幡「教えてと言われてもな……これは俺にも分からない。まぁ1つの可能性として言えるとすれば、俺の血筋とか?」

 

アルダン「血筋?」

 

八幡「俺の祖母はウマ娘でよ、その子供が人間でその子供……まぁ俺の事なんだが、人間の親から生まれたから当然っちゃ当然なんだが、異様に脚が速くてな。両親も俺も何でかと思った。思い当たる節は1つしか無かったけどな。」

 

アルダン「それが……お婆様の血筋、という事ですね?」

 

八幡「そういう事だ。俺だって知りたいくらいだ。ただ、どうして祖母から孫の俺にウマ娘並のスピードが受け継がれたのは分かってない。まぁ出せるのはさっき見たあれくらいだけどな。ウマ娘の本気の速度は流石に出せない、これはもう自分で試して分かった事だ。」

 

アルダン「……ありがとうございます、教えていただいて。」

 

八幡「気にするな、別に秘密にしてる事じゃない。ただ、あまり言いふらさないでくれよ?」

 

アルダン「勿論です。それに他の人の個人情報を勝手に話して回るような趣味はございません。」

 

八幡「ありがとう。じゃ、帰るか。」

 

アルダン「はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へへへ、これは大スクープになるぞ………」

 

 

 




最後の奴はもしかして………
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