比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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戻った日常

 

 

八幡side

 

 

アルダン「っというわけなのですが、兄様はどう思われますか?」

 

八幡「どうって言われてもなぁ………その辺りの事は担当トレーナーに何とかしてもらうしかないと思うんだが?」

 

アルダン「ですが、オグリさんの担当トレーナーさんは既にかなりのご高齢ですし……」

 

八幡「六平トレーナーの体調面だったら確かに気にはなるところではあるが、担当ウマ娘の面倒を見るのは担当トレーナーの役目でもある。流石に担当外のウマ娘の面倒は見切れないぞ。それが他の担当持ちだった尚更だ。」

 

アルダン「やはりそうですよね。」

 

 

俺はアルダンから先日あった出来事の話を聞いていた。その内容はアルダンが俺に作ってもらっている料理を食べている事についてだった。流石にアイツの底の見えない胃袋の面倒なんて見きれる自信は無い。俺の財布事情も危うくなりそうだし。

 

 

八幡「っていうか、言ってきたのはオグリだけか?他には居なかったのか?」

 

アルダン「……お察しの通り、他の方にも少々。」

 

八幡「スぺとかブライアン辺りだろ?」

 

アルダン「………はい。」

 

八幡「食い意地だけは立派な奴等だな。」

 

アルダン「それと、マックからも最近はどんなスイーツを食べているのかと聞かれました。」

 

八幡「……とりあえずいちご味のシュークリーム食べたとだけ言っておけ、今日のデザートに振舞う予定だから。」

 

アルダン「まぁ!それはとても美味しそうですねっ♪」

 

八幡「NHKマイルCを勝ったご褒美だ。もしダービーも勝つ事が出来たら、俺の出番は無いだろうけどな。」

 

アルダン「?それはどうしてですか?」

 

八幡「だってもしダービーを勝ったらメジロ家が黙ってないだろ。その日の内に祝勝会が開かれると思うぞ?」

 

アルダン「……開かれるでしょうか?」

 

八幡「じゃあお前の姉、ラモーヌがトリプルティアラを達成した時は?」

 

アルダン「………開かれましたね。」

 

 

うん、それだったらダービー獲っても同じ状況になる可能性は充分あるな。だって日本の最高峰レースだし。

 

 

八幡「まぁとにかく、今日の昼食のデザートは楽しみにしておけ。それじゃあまた昼休みにな。」

 

アルダン「はい、では。」

 

 

……さて、パソコン使って色々まとめておこう。

 

 

八幡side

 

アルダンside

 

 

アルダン「………」ポチポチ

 

 

……マックにはこれで充分でしょう。今日食べるとは言っていませんし、兄様は過去形を使用していましたので、マックには既に食べたものだと解釈されているでしょう。」

 

 

ガラガラッ

 

 

アルダン「おはようございます。」

 

クリーク「おはようございます~。アルダンさん、オグリちゃんをお見掛けしませんでしたか?まだ教室に来ていないみたいでして~……」

 

アルダン「オグリさん、ですか……いえ、私は見ていませんね。何かあったのですか?」

 

クリーク「そうではないのですが、1人で教室まで辿り着けるかどうか不安で。」

 

 

流石にもう迷う事は無いと思うのですが……最初の頃はオグリさんの極度の方向音痴と食欲には驚かされたものです。

 

 

アルダン「オグリさんなら大丈夫だと思いますが……それに、きっといつもの朝練をしているのではないでしょうか?近々レースも控えている事でしょうから。」

 

クリーク「そうでしょうか?無事に教室まで辿り着けると良いのですが……」

 

アルダン「もし5分前になっても教室に来なかったら連絡してみましょうか。」

 

 

その後オグリさんは問題無く登校してきたのですが、見慣れてしまったからでしょうか?朝練が終わって泥だらけのジャージのまま登校してきました。そこまでは良いのですが、教材は持参されてきたのでしょうか?

 

そしてHRが終了して1時間目の授業が始まったのですが、オグリさんのお腹が鳴ってしまい授業1時間目にも関わらず、オグリさんは授業が始まってすぐにカフェテリアに行く事になりました。

 

 

オグリ「済まない皆、迷惑をかけてしまった……」

 

アルダン「気にしておりませんので、オグリさんも気を落とされないでください。」

 

サッカーボーイ「しっかし毎回の事ながらデカい腹の虫の音だよな、聞き慣れちまったから今ではもう『また始まったか。』で終わっちまうんだよな。」

 

クリーク「授業を受けてもらう為にも、非常食を用意しておいた方がいいでしょうか?」

 

オグリ「それは笠松に居た時に1度試したんだ。だがもっと欲しくなってしまって、結果的にもっと大きな音を鳴らしてしまったんだ。」

 

サッカーボーイ「試した事あったのかよ~しかも失敗に終わってたのかぁ……」

 

オグリ「だから私もどうしたらいいのか分からないんだ……」

 

アルダン「トレーナーさんにはご相談されたのですか?」

 

オグリ「したんだが、昼食の時間まで我慢しろとだけ言われたんだ。」

 

 

まぁ、普通のウマ娘であればお昼休みまで耐える事は出来ますからね。

 

 

クリーク「オグリちゃんもオグリちゃんなりに苦労していたんですね……」ナデナデ

 

オグリ「あぁ。朝食もたくさん食べているんだが、朝練が終わるとすぐにお腹が減っているんだ。」

 

サッカーボーイ「運動したら腹減るのは当たり前だけどよ、お前の場合はスパンが短過ぎると思うんだよな。」

 

 

そうですね。サッカーボーイさんの言う通り、オグリさんはきっと消費が激しいのだと思います。それとも燃費が悪い、とかでしょうか?

 

 

 

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