比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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どハマりと芦毛の2人

 

 

八幡side

 

 

パーマー「……あのさトレーナー、あたし達完全にハマってるよね?」

 

八幡「言うな、俺も分かってる。最初のあの日に焼き魚して以来、焼き魚にハマってる。現に今も焼き魚してるし。」

 

パーマー「あたしも焼き方覚えちゃったしね~。トレーナー居ない時はヘリオスと一緒に焼き魚するかも。」

 

八幡「……もしかしてお前、俺が居ない時に?」

 

パーマー「やってる~。そのせいで晩ご飯の時あんまり食べれてないんだけど、そんなにお腹減らないから平気~。」

 

八幡「そっかぁ~とりあえず、食い過ぎには気を付けろ~。」

 

 

特大ブーメランだけど。

 

 

八幡「よし、焼けたぞ~。」

 

パーマー「待ってました~♪」

 

 

焼き魚を食べた後は火消しをしてから解散した。因みに今日食べた魚は鮎だ、塩焼きといえば鮎だからな~。

 

 

ーーー砂浜ーーー

 

 

八幡「消臭はしてきたから、火の匂いは取れてるとは思うが……」

 

「あっ、トレーナーさんこんにちは~!」

 

八幡「おう、こんちは~。」

 

 

うん、大丈夫っぽいな。

 

 

アルダン「ご機嫌よう、兄様。」

 

八幡「ようアルダン、何してるんだ?」

 

アルダン「後輩の皆さんにアドバイスを求められましたので、少しの間だけトレーニングを見ているところです。」

 

八幡「そうなのか。まぁ程々にな。」

 

アルダン「えぇ……あら?兄様は運動でもされていたのですか?」

 

八幡「ん?してないが、どうしてだ?」

 

アルダン「いえ、兄様からいつもとは違う香りがしていますので……」

 

 

え、嘘だろ……焼き魚の匂いは取れてるけど、消臭剤の匂いと普段の俺の匂いって分かるの?

 

 

八幡「あぁ~ちょっと匂い気になったから消臭剤をな。」

 

アルダン「そういう事でしたか。」

 

八幡「っていうかお前、俺の匂い分かるの?」

 

アルダン「?はい、分かりますよ。兄様とは2年の付き合いなのですから。」

 

八幡「………そうだな。」

 

 

もう、これで納得するしか無いよな。この先の説明を聞くのがちょっと怖い……

 

 

「あっ、トレーナーさん!アルダン先輩お借りしてま~すっ!」

 

八幡「おう、あまり長い時間は拘束するなよ~。」

 

アルダン「ふふふ、私なら大丈夫ですよ。無理の無い範囲でやっていますので。」

 

八幡「それなら構わないんだが……さっきも言ったが程々にな。」

 

アルダン「かしこまりました。」

 

八幡「じゃあ俺は自室に行くから。」

 

アルダン「えぇ。」

 

 

ーーー八幡の部屋ーーー

 

 

外よりかはこっちの方がある程度は涼しいから助かるな。後はこの平穏が続いてくれるとありがたいんだが……そういう時に限って平穏って無くなるんだよなぁ。

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「(早速かぁ……)どうぞ。」

 

沖野「邪魔するぜ~あぁ~涼しいなぁ~この部屋。」

 

八幡「邪魔するなら帰ってくれませんか?」

 

沖野「お前、そんな冷たい事言うなよ……俺達の部屋からすれば此処はオアシスなんだからよ。」

 

八幡「それなら自分の部屋もそうすればいいじゃないですか。毎度のように俺の部屋に来られるのも困りますよ。」

 

沖野「まぁまぁ。それよりも六平の旦那から聞いたぜ、お前のとこの担当も天皇賞目指してんだろ?」

 

八幡「はい、そうです。」

 

沖野「六平の旦那も張り切ってたぜ、タマモクロスを担当してる小宮山も気が抜けないって言ってたしな。」

 

 

1番のライバル陣営もウチの動向はやっぱ見ていたか……俺達はダービーを勝ったからクラシッククラスではトップクラスでシニアを含めると上位水準にあるのは間違いないと思ってる。だが、トップクラスにあるのかどうかと問われると、少し不安だ。

 

 

沖野「お前も大したもんだと思うぜ?トレーナーになって3年にも満たない新人が、GⅠウマ娘を輩出した歴戦のトレーナーとそのトレーナーの自称1番弟子と戦うんだからよ。」

 

八幡「そんな事言われても分かりませんよ。俺はただ自分に出来る事をしているだけですから。」

 

沖野「そんなんで今世間を騒がせてるウマ娘の相手は出来ねぇぞ?勝つつもりでトレーニングしねぇとな。」

 

八幡「それは勿論ですけど、沖野さんはオグリとタマモクロスの走りを見てどんな打開策がありますか?」

 

沖野「正直に言ってどんな作戦を立てたとしても、差される未来しか見えないんだよなぁ……だって見ただろ、あの2人の末脚。今現役で走ってる奴等であれを凌げる奴が居るとすれば、ソイツも怪物レベルだろうよ。」

 

八幡「それは間違いないですね。」

 

 

だがあの2人を凌げるような奴なんて居るとは思えない。ネガティブ発言になるだろうがアルダンでも無理だろう……だが脚では敵わなくとも、戦い方によっては凌ぎ切る事は可能だ。

 

 

 

八幡「まっ、この夏合宿で少しでも力を付けられるようにしますよ。沖野さんはまだデビューさせないんですか?」

 

沖野「あぁ。デビューさせようにもまだ粗削りな部分が目立つからな。デビューはまだ先になりそうだ。」

 

八幡「そうですか……あぁそうだ、スピカのタダ飯食らいを何とかしてくれませんか?もしくは沖野さんが飯で釣るか。」

 

沖野「俺が飯を作ったとしても、スぺは反応しないと思うぜ。寧ろお前のとこに直行すると予想してる。」

 

八幡「いや、そうなる前に止めてくれません?仮にも担当トレーナーなんですから。」

 

 

正直に言うと、そろそろ視線とかおねだりとかが鬱陶しくなってきた。作らないって言ってるのに何故か俺の所に来るし。

 

 

 

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