比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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フルコース?

 

 

八幡side

 

 

……よし、下ごしらえはこれで全部完了だな。後は順番に調理をしていくだけだ……よし、それじゃあやってくか。

 

今日は8月1日。つまり夏合宿に来てちょうど1週間が経過したという事になる。俺は今、合宿所の厨房の一部を借りて今日作る料理の下ごしらえが終わったところで、これから調理を始めていく。アルに提供するんだが、美味いと言ってくれる事を願っている。

 

 

八幡「足りない食材は無い……っと思う。もしあったら代わりのものを使わせてもらおう。」

 

 

人間、間違える時は誰にだってあるもんな。

 

 

八幡sideout

 

アルダンside

 

 

「アルダン先輩、今日もありがとうございましたっ!」

 

「先輩の教え方、とても上手なので凄く分かりやすかったです!」

 

アルダン「どういたしまして。皆さんの走りが少しでも良くなるよう、願っております。」

 

「(女神……)はい、これからも頑張りますっ!」

 

アルダン「さぁ、もうそろそろ帰寮時刻です、支度を済ませて帰りましょうか。」

 

 

本日のトレーニングは午後で終了しましたので、私はこうして後輩達のトレーニングを指導しています。こうして後輩の育成をしていると、やはり我々とトレーナーの視点は全く違うものだとハッキリと分かります。それでも、兄様が組んでくださるトレーニングは全く違和感を感じません。やはり兄様がご自身で試されてからメニューに組み込んでいるからなのでしょう。改めてトレーナーの皆様には大きな感謝をしなくてはなりませんね。

 

 

ーーー合宿所ーーー

 

 

クリーク「オグリちゃん、後もう少しですからね~。」

 

オグリ「早く、早くご飯が食べたい……」グウウウゥゥゥ∼…

 

アルダン「オグリさんは今日も平常運転ですね。」

 

サッカーボーイ「毎回の事だけどよ、お前のその腹の中どうなってんだ?昼だって炊飯器の中が空になるまで食ってたよな?しかも腹が膨れるまで。なのにもう腹が減ってる、マジどうなってんだ?」

 

オグリ「?走るとお腹が空くのは当然だろう?」

 

サッカーボーイ「あぁ~……そうだよな。(コイツの常識、分かんね~……)」

 

クリーク「もう少しで晩ご飯が出来ますからね~。お腹いっぱい食べられますよ~。」

 

アルダン「クリークさん、それはあまり言わない方が……」

 

 

厨房で調理してくださっている方々が大変忙しくなる予感しかしません。

 

 

ーーー数分後・食堂前ーーー

 

 

オグリ「やっと食べられる!」ウキウキッ!

 

アルダン「嬉しそうですね。」

 

サッカーボーイ「飯が食えるの、よっぽど嬉しいんだろうな~。」

 

クリーク「きっと今日もお料理が山盛りでしょうね~。」

 

 

本日の献立は何でしょうか?楽しみですね。

 

 

オグリ「む、この匂い……今日は焼き魚だろうか?」

 

サッカーボーイ「え、匂いで分かるのかよ……まぁでも今日は魚を焼く匂いがするな。」

 

クリーク「でも変ですね~。換気扇を回していれば、此処まで匂いが飛んでくるとは思えないのですが……」

 

 

私達が並んでいた列がいよいよ食堂の中に到達すると、一部の場所で人だかりが出来ていました。どうやら調理の様子を見ているようですね。

 

 

「あっ、アルダン先輩っ!」

 

アルダン「?どうかされましたか?」

 

「えっと、アルダンさんのトレーナーが料理をしているんですけど……何ていうか、凄いんですよっ!」

 

アルダン「兄様が料理を……ですが、それはあまり珍しい事では無いと思うのですが。」

 

「とにかく来てくださいっ!」

 

 

私は後輩の方に連れて行かれると、いつも兄様が用意してくださっている料理とは全く違いました……

 

 

八幡「おっ、来たみたいだな。アルダン、今日は注文とかしなくていいからな。今作ってるから。」

 

アルダン「……兄様、一体何を作っているのですか?」

 

八幡「今か?今は魚揚げてる。コレが揚がったら持ってくから待っててくれ。」

 

アルダン「……分かりました。」

 

 

私はオグリさん達が座っている席に何も持たずに座りました。

 

 

オグリ「アルダン、トレーナーが何かを作っていると聞いたのだが、一体何を作っていたんだ?」

 

アルダン「私が聞いた時には、お魚を揚げていたみたいです。ですがきっとそれだけでは無いと思います。シンクには色々な調理器具を使用した形跡がありましたので。」

 

オグリ「一体、どんな料理がでてくるのだろうか……」ジュルリ…

 

サッカーボーイ「よだれよだれ……ってかお前が食べるわけじゃないのに食べる気なのか?」

 

オグリ「………ア、アルダン。」ジィ∼…

 

アルダン「で、ではこうしましょう。オグリさんの欲しい料理がありましたら、交換しませんか?」

 

オグリ「良いのかっ!?ありがとうアルダン!」

 

八幡「待たせた~……って、何か1人意味も無く目を輝かせているが、どした?」

 

 

オグリさんが目を輝かせている理由を話すと、兄様は………

 

 

八幡「そういう事か、まぁアルダンならそうするだろうな。とりあえず、アルダンは1ヶ月間のハードトレーニングお疲れ様って事で豪華飯だ。今日は魚中心メニューにしてあるから、食べてみてくれ。」

 

 

私の前に置かれたのは確かにお魚中心のメニューでしたが、中心というよりもフルコースでした。

 

 

八幡「お品書きを言うぞ。鯛めし、鯛のあらを使った味噌汁、鯛の和風アクアパッツァ、鮎の塩焼きと唐揚げ、残った白身を和えたサラダ、残りは冷奴と沢庵で合計7品で以上だ。」

 

 

 

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