比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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構ってちゃん達

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」テクテク

 

シービー「八幡、何処行くの?コース場に行くの?それともカフェテリア?今なら誰も居ないかもねっ!」テクテク

 

 

………何でか分からないが、俺は夏合宿が終わってからずっとミスターシービーに付き纏われている。学園に出勤する時には必ず校門で待ってるし、カフェテリアでも待ち伏せてるか相席を求めてくるし、トレーニングでも……いや、ここはいつも通りか。まぁ要するに、アイツが俺に対して異常に接近してきているのだ。いつもの構ってちゃんなんて比じゃないくらいだ。

 

 

シービー「八幡、次のトレーニングって何するの?この次のレースって確か京都大賞典だよね?天皇賞も見据えてるんだったら坂路で足腰を鍛えるのもアリだと思うよ。」テクテク

 

八幡「………」テクテク

 

 

こんな風に俺に話しかけては色々と話題を吹っ掛けてくるのだが、これがかれこれ合宿が終わって学園に帰ってきた時から続いている。どうすんのコレ?シービーの担当さん、早く引き取ってください。

 

これが1週間前の時は………

 

 

シービー『八幡おはよぉ~!今日はいつもより暑いねぇ~!』

 

シービー『八幡、今日のご飯は何?あたしはホットサンドにしたんだ。よかったら交換しない?え?ただ一口あげるだけだよ?流石に1つ全部は多いでしょ?』

 

シービー『八幡、今日のトレーニングはあたしも併走するね。その方がアルダンの為にもなりそうだし。』

 

シービー『八幡も今帰り?途中までご一緒しない?』

 

シービー『八幡っ!』

 

シービー『八幡っ!!

 

シービー『八幡~っ!!!

 

 

………ある意味、すげぇぞ?

 

 

八幡「はぁ………」

 

シービー「八幡どうしたの?溜息なんてついちゃってさ。幸せ逃げるよ?」

 

八幡「………あのさ。」

 

シービー「何々っ!?」キラキラ

 

八幡「何でいきなり俺に構うようになったわけ?」

 

シービー「最近、八幡と話してないなぁ~って思ったから。」

 

八幡「それが事実だとしても、ここ最近のお前の行動はちょっと異常だと思うんだが?」

 

シービー「八幡が構ってくれれば解決するよっ♪」

 

 

何それ?俺が何とかしなくちゃいけないのか?超が5個付くくらい面倒なんですけど。

 

 

八幡「時間に余裕が出来たらそうしてやるからこういうのはもう止めろ。正直言って鬱陶しい。」

 

シービー「言質取ったからね、後から『そんな事言ってない。』とか言っても遅いからねっ!」

 

八幡「はいはい言った言った、言ったからもう勘弁してくれ。」

 

 

そして漸く今、解放されたのだが……ハッキリ言ってやっとうるさいのが消えたと思わざるを得ない。

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「はぁ………」

 

アルダン「お疲れのようですね、兄様。」

 

八幡「……なぁアルダン、俺にはまだ一息すらつく事が出来なさそうに見えるのは気のせいか?」

 

アルダン「それは……気のせいではないと思います。」

 

 

俺の隣には担当のアルが座っているのだが、目の前にはオグリとその担当の六平さんが座っていた。要件は間違いなく食事の事だろう。

 

 

六平「比企谷、恥を忍んで頼みたい。オグリに飯を作ってやってくれねぇか?この大食らいはどうやっても腹一杯になるまで食事をやめねぇ。しかもやめたらやめたで授業中に腹が鳴るから、教師がカフェテリアに行かせる始末だ。何とか頼めねぇか?」

 

八幡「六平さん、そりゃ確かに何とかしてやりたいところだとは思うでしょうけど流石に無理ですよ。理由は六平さんが1番分かってる筈ですよ?」

 

六平「……ライバル、か。」

 

八幡「えぇ。路線は違えど最終的に行き着くのは天皇賞・秋。しかも現時点ではシニアクラスのタマモクロスと同列で本命扱いされている程のウマ娘、そんな相手に塩を送るなんて真似は出来ませんよ。」

 

オグリ「?美味しい塩なら構わないぞ。」

 

アルダン「オグリさん、塩を送るというのはそのような意味ではありませんよ。」

 

六平「はぁ……だとよオグリ、どうやら比企谷の飯が食える機会が来る事は無いと思った方が良いぜ。」

 

オグリ「そ、そんな……どうしてもダメなのか?」

 

八幡「どうしても、だ。大体お前、食べるのは構わないが、しっかりと考えて食べてるか?ただ食べる=強くなるに直結はしないからな?」

 

六平「比企谷の言う通りだ、何でもかんでも食べれば良いって問題にはならねぇぞ。まぁお前さんの場合、質より量って感じだけどな。」

 

 

そこは絶対に否定出来ませんね。だって1人で数人用のテーブルを料理で占領するんだから。

 

 

アルダン「まずは食生活から見直してみてはどうでしょうか?意外なところから何かが分かるかもしれませんよ?」

 

六平「そこから試すか……いいなオグリ?」

 

オグリ「むっ、量はなるべく減らさないでもらえると助かる。」

 

六平「先行きが心配になるような事を言うんじゃねぇよ……」

 

 

その後、六平トレーナーは様々な方法を試行したみたいなのだがどれも効果が出る事は無く、最終的にはまた俺の所に来て懇願してきたが、丁重にお断りした。因みに食生活については過去にも何とかしようと試みたそうなのだが、今回の事でもう心が折れたそうだ。

 

ホント、アイツの胃袋ってどうなってんだろう?

 

 

 

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