比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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返事ともう1つの要件

 

 

八幡side

 

 

執事「お疲れ様でした比企谷トレーナー様、到着しました。」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

執事「奥様も心待ちにしておりますので、早速ご案内いたします。」

 

八幡「よろしくお願いします。」

 

 

俺は今、メジロ専属トレーナーの返答をする為に再びメジロ家に訪れた。因みに今日は1人で来ている。アルダンも行くと言っていたのだが、どうやらメジロアサマさんが止めたみたいで、今回は俺だけという事だった。

 

 

八幡「あの、今回は自分1人だけが呼ばれたんですけど、何か聞いていませんか?」

 

執事「申しわけございません。私は一介の執事でございますれば、トレーナー様がお1人で招待された理由は知らされておりません。」

 

八幡「そうですか……」

 

 

じゃあ何で俺だけ呼ばれたんだ?アルダンと一緒では話しにくい事でもあるのか?

 

 

ーーー書斎前ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

執事「奥様、比企谷トレーナー様がお越しになられました。」

 

アサマ『入れて差し上げてください。』

 

執事「かしこまりました、失礼いたします。」

 

アサマ「よく来てくださいました、比企谷トレーナー。どうぞお掛けになってください、お茶の用意を。」

 

執事「かしこまりました。」

 

八幡「失礼します。今回は自分1人が呼ばれたみたいですが、何か理由でも?」

 

アサマ「そちらの件は後程お話いたしましょう。まずは本件のお答えをお聞きします、メジロ家専属トレーナーのお返事がお決まりになったとききましたが、お聞きしても?」

 

八幡「はい。メジロ家専属の件、お受けします。つい先日には未担当の4人からも催促があったくらいですので。」

 

アサマ「そうですか、あの子達も貴方の事を信頼されているご様子……比企谷トレーナーには安心して孫娘達をお任せ出来ますね。」

 

八幡「その信頼はアルダンによって得られたものですから、個々で信頼させてもらえるように精進します。」

 

 

お茶の用意も出来て少しばかりアルダン達の話をした。しかし俺を1人だけ呼んだ理由はまだ話してもらっていない。

 

 

アサマ「……気になりますか?」

 

八幡「……えぇ、俺としてはそちらも本件みたいなものですから。」

 

アサマ「………本当は大した事では無いのです。しかしアルダンが居ては少なからず影響してしまうと思ったので。」

 

八幡「?一体どういう事ですか?」

 

アサマ「我が家のパティシエが比企谷トレーナーから教わったレシピを参考に他のお茶菓子を作ってくださっているのですが、私だけでなくパティシエ本人もマンネリ化しているのです。なのでもしよろしければ、他のレシピを教えていただければと思っております。」

 

 

………まさかのお菓子のレシピの催促?

 

 

八幡「……アルダンを呼ばなかった理由というのは、もしかしてマックイーンが関係していますか?」

 

アサマ「お察しがよろしいようで。勿論それもありますが、他の皆さんも比企谷トレーナーのお菓子が気に入っていますので。」

 

八幡「他の皆さん………あぁ、アルダン達のご両親達、ですね?」

 

アサマ「あの子達も貴方のお菓子が気に入ったのか、本家に戻ってくる頻度が以前よりも増えていましてね。悪い事では無いのですが、それの影響もありましてね……」

 

八幡「……なんか、思っていた以上に大した事無くて安心しました。あっ、すいません。」

 

アサマ「いえ、構いません。」

 

八幡「因みにどんなお菓子がご希望ですか?以前は焼き菓子類でしたけど。」

 

アサマ「でしたら次はチョコの類をお願い出来ませんか?」

 

 

俺は思いつく限りでチョコ菓子のレシピを書き出して、メジロ家のパティシエと一緒に作りながら手順を教えた。けどあの人、表情筋生きてるのかな?笑いもしないしピクリとも表情が動かないからちょっと怖かったんだが?

 

 

ーーー数時間後ーーー

 

 

アサマ「本日はありがとうございました。とても有意義なお話が出来た事を感謝します。」

 

八幡「こちらこそ、ありがとうございました。」

 

アサマ「孫娘達と学園には私から伝えておきましょう。すぐにでも学園理事長の秋川理事長から辞令が言い渡されると思われます。」

 

八幡「分かりました。では辞令が出ましたらお孫さん達は責任をもってお預かりします。」

 

アサマ「えぇ、よろしくお願いします。」

 

執事「それではトレーナー様を学園までお送りして参ります。」

 

 

……これで一気に見るウマ娘が増えたな。

 

 

ーーートレセン学園・校門前ーーー

 

 

アルダン「………」

 

執事「これはこれはアルダンお嬢様、お疲れ様でございます。トレーナー様、ご到着されました。」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

アルダン「兄様、随分と遅いお帰りでしたね?」

 

八幡「悪かった悪かった、話は終わったから。」

 

アルダン「……兄様、今日はまだ時間はありますか?」

 

八幡「(あぁ……これはアレだ、ご機嫌取らないとダメな感じだ。)あぁ、じゃあどっかに行くか……そうだ、腹減ってないか?良い店があるんだが。」

 

アルダン「はい、ご一緒させていただきます。」

 

 

その後は俺が行きつけの小料理屋に行って飯を食べた。アルダンもその店の味が気に入ったのか、また行きたいと言ってご機嫌も良くなって寮へと帰還した。

 

 

 

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