八幡side
秋川「っというわけで比企谷トレーナーッ!!本日付けで君をメジロ専属のトレーナーに任命するっ!!特例として、チームトレーナーとしての活動を許可するっ!!」
八幡「………」
………すみません、メジロアサマさん。あの後に連絡はしたと思うのですが、昨日の今日でコレなんですけどどういう事なんでしょうか?ちょっと理解が及ばないんですけど?何で?
八幡「あの、理事長。恐らくなのですがメジロ家現当主のメジロアサマさんからご連絡があってこのご決断なのですよね?」
秋川「肯定っ!!比企谷トレーナーも知っての通り、ウマ娘のトレーナーはどの学園も人手不足であるのは事実……メジロ専属のトレーナーを引き受けた比企谷トレーナーには、最早担当を1人だけと押し通すのは無理があるのは誰が見ても明らかになるのは明白。そこでっ!!強引にでも君をチームトレーナーと認める事にしたのだっ!!」
八幡「マジで力技じゃないですか……しかもそれって職権乱用っていうんですよ?知ってました?」
秋川「質問っ!!君にはメジロ専属のトレーナーとして動いていく以上、担当が1人だけだと言い切れるだろうかっ!?」
……無理ですね、はい。どう足掻いてもチームにしか見えません。
八幡「ご配慮、感謝します。」
秋川「不要っ!!当然の事をしたまでっ!!比企谷トレーナーはこれからチーム・メジロを率いて、今後もウマ娘の為に励んでほしいっ!!」
八幡「はい、分かりました。」
………っという事で俺は答えを出した翌日にメジロ専属のトレーナーになったと思ったら、チームトレーナーとして活動する事になった。これは同僚達から何か言われるかもしてないぞ………はぁ~。
ーーートレーナー室ーーー
八幡「とりあえずアルとドーベル以外の適性とか一通り調べるか。そうじゃないと初日のトレーニングで躓くしな、さて……」
まずはメジロライアン。得意なコースは芝で距離は中長距離ってところか。脚質は先行と差しだが、どちらかと言えば差し寄りだな。
次にメジロパーマー。得意コースと適性はライアンと同じといったところか。脚質は先行を意識しているみたいだが、俺は逃げに適性があると思っている。1度やらせてみるのも面白いかもしれない。
最後にメジロブライト。うん、何で似た適性なんだろうな?全員が中長距離を得意としている。んで脚質が差しだな。けどライアンと違って完全に差しタイプだ。
八幡「書類で分かるのはこんなところか……まぁ後は走りを見れば分かるか。後は今日のトレーニングを中距離中心にして、全員に同じくらいの負荷が掛かれば良いくらいだな。」
流石に最初からアルダンのレベルに合わせるのは無理があり過ぎるし、アルダンも今は天皇賞が終わったばかりだからそこまで本調子じゃない。様子を見ながらって事でも大丈夫だろう。それに次の目標は大阪杯って決めてるしな、今はトレーニングをしつつリフレッシュもしてもらわないとな。
ーーーカフェテリアーーー
八幡「………」モグモグ+カキカキ
トレーニングを考えるのに集中し過ぎて、料理を作る時間が無くなっちまった……未だに残っている俺の悪癖ともいえる集中力、何とかしたいんだけどなぁ~。熱が入るとすぐ周りが見えなくなるんだよなぁ……
アルダン「兄様、ご一緒してもよろしいでしょうか?」
八幡「ん?おぉ、全員集合してるな。あぁ、構わない。」
ライアン「良かったぁ、失礼しますね!」
パーマー「トレーナー、それ何書いてるの?」
八幡「メニュー。色々と試したい事とかも出来たしな。暫くは退屈し無さそうなトレーニングをするつもりだし。」
パーマー「おっ、良いねぇ~♪何だか今日のトレーニングも楽しくなってきたかもっ!」
ブライト「トレーナーさま~、私達の為にメニューを作ってくださるのはとてもありがたいのですが、お食事と休憩もしっかり取ってくださいね~。」
八幡「分かってる。とりあえずこれ書き終わったら飯に集中するから。」
ドーベル「あ、あのさ。今日のトレーニングは何するの?この前は併走の予定だったけど。」
八幡「今日は適性を見たいから色々と走るぞ。とは言っても大体の適性は分かってるから、本当に見たいのは走り方とか癖とかだな。その辺は早めの内に把握しておきたいし。」
ドーベル「それって1人ずつ?」
八幡「いいや、併走でやる。因みにその役目はアルダンとドーベルに任せたい。少しでも3人に集中したい。」
アルダン「お任せください兄様。」
ドーベル「ん、分かった。」
よし、2人の了承は取れたからOKだな。
パーマー「ところでさ、トレーナーって今どんな立場なの?」
八幡「一応特例でチームトレーナーって事になってる。だから暫くは好奇の目に晒される事になるのは確定だな。」
アルダン「ですが兄様の実力であれば、当然の結果にも思えるのですが。」
ライアン「ですよね。だってアルダンさんがダービ-を勝てるくらいにまで育てたんですからっ!しかもデビューしてからこれまで怪我も無くっ!やっぱり凄いですよ!」
ドーベル「うん、そこはホントに凄いと思う。まぁ……なるべき人がなったって思ってる。」
ブライト「そうですわね~。ドーベルも言っていましたもの~。『アルダンさんが羨ましい。』って~。」
ドーベル「ちょ、ブライト!変な事は言わなくて良いからっ!!」
アルダン「ふふふ、賑やかになりそうですね。」
八幡「俺には波乱な予感にも思えるぞ。」